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詳細カテゴリ:[ハリー・ポッター]映画

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ハリポタ最終作、2D通常版を観てきました。
2001年に映画『ハリー・ポッターと賢者の石』が公開されてからちょうど10年。もう終わりかと思うと、感慨深いというよりは寂しい気持ちのほうが強いかもしれません。


↓↓↓以下は映画のネタバレです。日本語版『死の秘宝』既読なので、ご注意ください。

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[ハリー・ポッター]映画 | 16:49:56 | コメント(4) | ▲TOP

久しぶりに更新。映画、観てきました。観賞済みの前作『謎のプリンス』は記事にしてませんでしたが、もう最終作ですし、ちゃんと書きたいと思います。
↓↓↓以下は映画のネタバレです。原作『死の秘宝』既読なので、PART2の内容にも触れています。ご注意ください。

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[ハリー・ポッター]映画 | 21:36:33 | コメント(2) | ▲TOP

とりあえず気になったキャラだけに絞った感想ですが、例のごとく長いです。
↓↓↓以下は映画のネタバレです。原作『不死鳥の騎士団』の内容にも触れているのでご注意ください。


【主人公トリオ】


ハリー(ダニエル・ラドクリフ)は今までで最も髪が短く、原作とかけ離れてしまったのが残念。それでも精悍さが感じられるので、前作の髪よりかは好きですが…。
途中何度かある、悪夢にうなされるシーンは無駄に色っぽくてドキドキしました。キスシーンもまさかあんなに長くなるとは……。チョウと並んでも、ルーナと並んでも、ほんと格好良くなったなぁとしみじみ。


DVDで吹き替え版も観たのですが、ハリー役の小野賢章君の声がまったく違和感がなくなっているのにびっくりしました。前はあんなに棒読みだったのに……今は少年らしいとても良い声だと思います。


ロン(ルパート・グリント)は今回、映画ではほとんど活躍シーンがなかったですが、シャープな顔の輪郭といい、すごく格好良く成長したなあと。昔はあんなに丸々としていたのに……年月ってスゴイ。
でもどんなに格好良くなっても役どころはやっぱりお笑い担当のようで、『炎のゴブレット』に続いてスネイプ先生にはたかれるシーンが最高でした(笑)


ハーマイオニー(エマ・ワトソン)は前作と比べたら活躍どころがなくて、あまり感想が書けないのがちょっと悲しい。今回は何につけても脇に徹していたというか、ルーナ(良い意味で)とチョウが(悪い意味で)目立っていたので……。
でも1、2作目はふわっとした可愛い女の子といった感じだったけど、もう今じゃすっかり美人さんですね。きりりとした目が素敵。グロウプとのやりとりで自転車のベルを鳴らすところは可愛かったです。
ペットのクルックシャンクスも相変わらずブサカワいくて悶絶しました。


【ルーナ・ラブグッド】


ルーナだけ個人枠にしている時点で私がどれだけこの子を気に入っているかバレバレですね。ルーナかわいいよルーナ…
イヴァナ・リンチのルーナは、登場した瞬間「あっルーナだ!」とピンと来たくらいぴったりだと思います。白っぽいブロンドの長い髪、ふわふわした不思議な雰囲気と、どれもいいんですが、何よりあの「声」がルーナなんですよね。喋っているのを聴いているだけで癒されてしまう。ルーナかわいいよルーナ…


森のシーンは着てる服も可愛かった。靴を隠されての裸足は可哀想だったけど(寒そうだし、まず痛そう)、裸足ルーナは魅力的。監督さん、よくわかってます。
このシーン、「あんた一人だけなら強敵じゃないもン」と作品の肝となることをさらりと言ってのけてるんですよね。映画は原作のトンデモ部分が減って聡明さが際立っています。ヒヒの尻で爆笑するとことか想像できない(笑)


最後の大広間前のシーンも原作同様お気に入り。シリウスを亡くしたハリーを気遣って、無言で手をつなぐルーナの仕種が可愛すぎてもう…! これはほんと映画GJと言わざるを得ません。原作でどうなろうと、やっぱりこの二人の関係が大好きです。


【ダンブルドア軍団(DA)】


5作目で重要キャラだと明かされるはずのネビル(マシュー・ルイス)は、映画では少々地味な扱いに。それでもこれまでよりはずっと出張ってるんですけどね。実は芯の強い子というところはもうちょっと出してほしかったかな。両親のことも出てきたけれど、大切な予言のことが省かれてしまったのが痛い。外見もずいぶん大きく成長して原作と離れてしまってますが、猫背気味なのはすごくネビルっぽくていいです。


次の『謎のプリンス』を読んでいる身としては気にならずにいられなかったジニー(ボニー・ライト)。この子も可愛く成長したなあ~。ハリーを切なそうに見ているシーンが何度かありましたが、ハリー視点の小説じゃ味わえない映画ならではの演出で良かったです。(原作は唐突でしたからね…)


ファンの方には悪いと思いつつ、いまいちだったチョウ・チャン(ケイティ・リューング)。キャスティングもさることながら、原作ではマリエッタだった裏切り役が映画ではチョウに変更され、その分、割を食うことに。長いキスシーンを演じてくれたものの、その後のフォローもなく、映画化で一番残念なことになったキャラかもしれません。


たぶんカットされるだろうなあと思っていたフレッド(ジェームズ・フェルプス)とジョージ(オリバー・フェルプス)のエピソード。しっかり入っていて嬉しかったです。双子は下級生の子にも優しかったりして格好良すぎでした。
双子がホグワーツを去るシーンでさりげなくガッツポーズを見せたフリットウィック先生(ワーウィック・デイヴィス)もかわいくて良し。


さすがに映画はDAの人数が少なかったですね。レギュラーキャラ以外では、ナイジェルと呼ばれていた下級生の男の子と、こげ茶色の長髪の美少年君が気になりました。突如登場したあの美形君は誰なんだ……。


【親世代】


期待していたルーピン先生(デヴィッド・シューリス)は出番が少なくてガッカリ。
せめて「ルーピン先生!?」「久しぶりだね、ハリー」くらいのやりとりはやってほしかった……。どうしてダーズリーの家に来てくれなかったの先生……。ハリーとシリウスの抱擁の後ろで優しく微笑んでいるルーピン先生の図は良かったんですが。できればシリウスと昔を懐かしむシーンとか、駅に迎えに来たダーズリーをソフトに脅すシーンが見たかった……。


それはともかく、演じているシューリスさんは幸せ太りしちゃったんでしょうか。原作だとルーピン先生は『アズカバンの囚人』の頃よりさらにボロボロになっている設定なんですが……。と好きな分、つい文句を言ってしまう(笑) でもまた会えて嬉しいです!


ハリーを諭したりと原作よりよっぽど名付け親らしかったシリウス(ゲイリー・オールドマン)。
ハリーの前でスネイプ先生と大人げないケンカをした人とはとても思えません。まあ、今回重要な役なので、映画的にも親代わりとして印象付けたかったということなんでしょう。
暖炉シーンは前作と違ってちゃんとシリウスとわかったのでホッ。さすがにCGはない。
見送りの黒犬バージョンも可愛かったです。ハリー会いたさにって可愛いすぎるよ犬。
そして例のシーン。原作と少し変えてあるんですね。原作はほんっとーにあっけなかったので、まだこのほうが納得できるかも。


閉心術、最悪の記憶と重要シーンが目白押しのスネイプ先生(アラン・リックマン)。
が、どちらもあっさり短くてややしょぼん……。でも「Legilimens!」の声が聴けたのは嬉しい。ああ、なんていい声。
アンブリッジに腹立つことを言われロンに八つ当たりするところとか、ハリーの腕を掴んで急いで階段を降りるところとか、シリウスが捕まったとハリーから言われ何とも言えない表情をするところとか。
もうどれも良かったんですが、ひとつ残念だったのは、その1にも書いた通り、先生が閉心術の個人訓練をやめてしまった理由。
原作ではハリーがプロテゴの呪文で跳ね返した時、先生は遠まわしでも褒めてくれたのだし、映画版は無理があるような……。憂いの篩(ペンシーブ)は重要なアイテムなのだから今回も登場させるべきだったのでは?


で、最悪の記憶です。
少年セブルス(アレック・ホプキンス)が~! ちょ、あんなに美形さんでいいんですか!? 部屋の隅で体育座りとかしてるよあの子! 怯えたように振り返ったりして、それは可憐ないじめられっ子君でした……。
反対にジェームズがイヤーなほどいじめっ子君でしたね……。あの笑い方といい、なんという悪人ヅラ……。あれがにっこり穏やかに微笑む映画ジェームズになる過程が知りたい。


あの場にはシリウスやリーマス君、ピーターもいたようなんですが、(日本語字幕ではなぜかムーディになっていたけど、ちゃんとMoonyと言っているようです)、肝心のリリーさんが見えなかったような。ネット上の写真を見る限りいるようなんですが、映像だけじゃ判別できず。あのジェームズにはっきり物申すリリーさんが見たかった。


親世代と言えば、若き日の騎士団集合写真ですよ。やっぱりみんな老けすぎ。20代は無理があるなー。それはともかくロン毛のリーマスさんが素敵でした。公開時はなぜか見つからなかったんですが、DVDで見て納得。端っこで一人だけ頭ひとつ抜け出してるせいでした(笑)


【騎士団とかデスイーターとか教師とか】


まあ、いわゆるその他の大人たちです。


まず騎士団。
トンクス(ナタリア・テナ)もやっぱり出番が少なかったんですが、グリモールド・プレイスでさりげなくつまずいてて、ちゃんとドジっ娘だったのは嬉しかったです(笑)
映画で見るのが楽しみだったキングズリー・シャックルボルト(ジョージ・ハリス)。想像と違ってたのが残念。でも原作通りに深くていい声でした。


デスイーターでインパクトがあったのは間違いなくこの人、ベラトリックス・レストレンジ(ヘレナ・ボナム=カーター)。狂気を孕んだセクシー悪女というキャラはハリポタではめずらしいので存在感も強烈でした。目が離せない演技が凄い。


とことんムカつくキャラ、ドローレス・アンブリッジ(イメルダ・ストーントン)。それでも映画ではユーモラスに感じられたのは、徹底した演技と演出の賜物でしょう。大広間ドン引きの演説、ピンクとフリルだらけの服と部屋、猫の絵皿。原作では気味悪いキャラだったのに、実写化するとここまで面白くなるというのが面白い。


妙に出番が多かったフィルチ(デヴィッド・ブラッドリー)。そろそろとDAの後をつけるフィルチ、「必要の部屋」の見張りをしながらも居眠りをしてしまうフィルチ、しまいには双子の特製チョコに釣られるフィルチ……。今までで最も輝いているフィルチがそこにはいました。いいキャラです。


以上、キャラ感想でした。


■関連記事

[ハリー・ポッター]映画 | 01:57:29 | コメント(5) | ▲TOP

ものすごく今更な気もしますが、映画の感想です。去年公開時に劇場で鑑賞し、さらにDVDも観たうえでの記事になります。


↓↓↓以下は映画のネタバレです。原作『不死鳥の騎士団』の内容にも触れているのでご注意ください。


やはりというか、今回も原作から端折られたエピソードが数多くありました。が、ある程度は仕方ないと吹っ切って観たほうが楽しめるのがハリポタ映画なんだと思います。なんせ原作はシリーズの中でも最も長い作品。あれを数時間の実写映像にしただけでも大したものだと感心します。
それに原作付きとは名ばかりの、まったく違う脚本、演出、キャストを使う日本のドラマを観ると、映画のハリポタは贅沢だよなぁ…と逆にしみじみ思いますし。


むしろ苦しいのは原作未読者のほう。4作目までのキャラクターや伏線が説明もなくバンバン出てくるので、なんとなく映画を観ている人には話の流れを理解するのも難しいはず。キャラ数だけでもかなりの数がいますからね。


もちろん原作ファンとしては、予言の重要性がいまいち描かれていなかったり、親世代辺りのエピソードが短かったり改変されていたりと不満もあります。
スネイプ先生が閉心術の個人授業をやめてしまった理由が、憂いの篩にしまっておいた最悪の記憶をハリーに好奇心で見られたというのではなく、プロテゴの呪文で仕方なしに見られてしまっただけというのではかなり意味合いが違ってくるし、最後のダンブルドアとハリーの会話はあまりにも短すぎます。


とまあ、言い出したら色々とキリがないのですが、それでも全体としては上手くまとまっていたと思います。配役、映像、物語のテンポなど、原作既読者にとっては安心して楽しめる作りだったのではないでしょうか。ブラック家の家系図なんかもかなり凝っていて面白かったです。


細かな点を挙げると、キャスティングは、アンブリッジ役イメルダ・ストーントンの怪演が光っていたことと、今作初登場のルーナ(イヴァナ・リンチ)がとても可愛かったのが良かったです。残念だったのはチョウ・チャン役のケイティ・リューングがイメージと合わなかったこと。上記の二人がハマっていただけに、チョウ役ももう少し慎重に選んでほしかったです。


映像では、ロンドンの飛行シーンやキスシーン、終盤の派手な魔法戦がよく宣伝されていましたが、私はそれよりも、ある意味地味な、ちょっとしたシーンが印象的でした。


まず冒頭がこれまでのものと違う。おなじみの荘厳なテーマから一転、流れる寂しげな曲と、公園で帰る親子を見つめるハリーに驚きと切なさでいっぱいになりました。まあ、その後すぐに登場するダドリーに吹くのでシリアスな雰囲気も台無しなんですが(笑)


一番のお気に入りはハリーとルーナの森のシーン。このシーンだけ何度もリピートして観てしまったほどです。ここはもう、青く深い緑の森と二人のささやかなやりとりが本当に素敵。映画オリジナルのシーンでも秀逸だと思いました。
原作5巻のハリーは怒りっぽかったりと情緒不安定なところばかりが目立つのですが、小説よりもずっと客観的な映画ではその辺はやや抑えて作られているんですね。ハリーは声も表情も穏やかだし、ルーナの微笑みと声はとても柔らかくて見ているだけで和みました。原作を読んでいる時は不気味だったセストラルもなんだか可愛く見えてしまったりして。
原作だと一部のやりとりはハグリッドの台詞だったり最後のほうだったりするのですが、こちらのシーンにまとめて持ってきたことも、結果として良かったと思います。


また嬉しかったのは4作目までの映像が所々で流れる演出。みんなあんなに幼かったんだなあと感慨深くなりました。これもずっと同じキャストで続けているからこそできることなんですよね。
ここまで来たら、もう7作目まで誰も替わらないでほしいです。映画はなんだかんだいっても毎回楽しんでいるので、6作目、7作目も期待しています。


その2ではキャラクター感想を書きたいと思っています。


■関連記事

[ハリー・ポッター]映画 | 15:51:01 | コメント(2) | ▲TOP

その1で映画全般の感想とキャラクター感想を書いたので、その2では気になったシーンをピックアップしていきます。長文なのでご覚悟を。


以下は映画のネタバレです。原作4巻の内容にも触れているのでご注意ください。


【リドルの館】


映画でも始まりはリドルの館から。
このシーンはもしかしたら省かれるかなーと思っていたので観ることができてホッとしました。一見どこだかわからない怪しい館、見知らぬ老人、おどろおどろしく地を這う蛇……。4作目はハリー・ポッターらしくないダークな雰囲気で始まるところが好きなのです。
ここでの注目はクラウチJrの登場。ここでいきなり出してしまう脚本に感心しました。この変更によって、ストーリーがぐっとわかりやすくなったんじゃないでしょうか。


【ウィーズリー家】


ここら辺はもうほんとにあっという間。ここまでぽんぽん話が進むといっそすがすがしさを覚えてしまいました。ダーズリー家でおいたをしちゃうウィーズリー一家のシーンが省かれたのは悲しいけど、まあ仕方ないのかも。映画でビル兄の幻想が壊されなくてよかったと思うようにしてます。(『アズカバン』で一家の写真に一瞬出ていたビル兄がアレだったので)


【クィディッチ・ワールドカップ】


選手(クラム)の紹介だけで試合シーンをごっそり省き、直後のデスイーター(死喰い人)の暴動と闇の印シーンが主体になっていたワールドカップ。私自身はそれほどクィディッチに思い入れはないので、このカットは正解だったと思っています。
余談ですが、巨大なスタジアムと盛り上がる大勢の魔法使いを見て、来年マグルでも開催されるワールドカップを思い浮かべました。こういう風に現実とリンクしているのがハリポタの面白いところ。原作4巻ではプレステも出てました。


【ボーバトンとダームストラングの登場】


このシーン最高(笑) 華やかなボーバトン校の生徒もいいし、彼女たちにメロメロの男子(とくにロン)、面白くない女子(とくにハーマイオニー)が笑えます。
ダームストラング校の入場は音楽と動きが無駄に格好良くてこれもよし。


【ハリーとロンのケンカ】


ハリーが代表選手に選ばれて、嫉妬丸出しのロン。原作ではハリーがロンとは違ってお金持ちであるのが前振りであった気がするので、ロンの心理描写がない分、映画はやや唐突かな?
原作だと二人の仲違いはつらかったんですが、映画だと描写が短いこともあって、伝言シーンや仲直りシーンなど、なにこのかわいい人たちと思わずにはいられなかったです、ハイ。


そういえば、シリウスの暖炉シーンもここら辺ですよね。ただでさえ少ない登場シーンをどうしてあんなのにしてしまったのか。監督に問いつめたい気分ですよ。ゲイリー・オールドマンもこの扱いにはショックだったんじゃなかろーか……。


【第一の課題】


その1の感想で『炎のゴブレット』はスピード感がよかったと評しましたが、それが一番出ていたのがこのドラゴン戦。やーここはほんとに面白かった。はっきりいって原作以上。少々尺を取りすぎな気もしますが、迫力あるアクションが気持ちいいシーンでした。


【クリスマス・ダンスパーティ】


マクゴナガル先生のダンスレッスン、ハリーとロンを本でぶったたくスネイプ先生、レースだらけのロンのドレスローブ、チョウ・チャンを誘うときにかんじゃうハリー、みんなが楽しく踊る中、隅でつまらなそうにしているロンとハリー……などなどとにかく笑わせていただきました。うーん青春。


印象的だったのは、ミセス・ノリスを抱っこしながらウットリと踊るフィルチのダンス(かわいすぎる…!)と、「だったら最初に私を誘いなさいよ!」と涙ぐみながらロンに言葉をぶつけるハーマイオニー。階段に座り込んでヒール靴を脱ぐ仕草も良い演出でした。


と、確かにダンパ関連は『炎のゴブレット』でも楽しいシーンになるのですが、時間を取りすぎた感はやはり拭えず。ここは良い出来だったし、端折られたら寂しく思うのは間違いないんですが、もうちょっと短くして他のシーンに回してもなーと思ってしまいました。


【金の卵と風呂場とマートル】


ここはねえ……ハリーの裸体サービスとマートルのセクハラ具合は面白かったんですが、いかんせん長すぎなのがもう。こんなしょーもないシーンを長くするならもっと他に使うところがあるでしょうに。アニメチックなステンドグラスはよかったですが。


【第二の課題】


水中の人質がいかにも人形とバレバレなのはどうかと……(笑)
それともあれは人形に変える魔法をかけていたということなんでしょうか。
ここはフラーと彼女の妹がかわいかったです。デラクール姉妹ラブ。


【クラウチとクラウチJr】


映画オリジナルでもとくに巧いと思ったのがこのシーン。思いがけず実の父親であるクラウチ氏と出会ってしまった、ムーディに扮するクラウチJr。
ムーディの異変に感づいたのか、息子のクラウチJrと気づいたのか、ムーディを凝視するクラウチ氏と、そんな父の様子に動揺を隠せないクラウチJrのやりとりが何とも言えずよかったです。ハリー視点の原作では見られない、映画だからできるシーンですね。
原作では息子を愛していたとはあまり思えなかったクラウチ氏だけれど、映画ではそうとは言い切れないのかも。姿が違っていても息子の気配を感じていたと思いたいです。


【ペンシーブ(憂いの篩)】


水色に光るペンシーブはCG映えしてとてもきれい。ここら辺はすっかり忘れていたので、サスペンス的な雰囲気の裁判シーンはドキドキしながら観ることができました。
カルカロフの「セブルス・スネイプ!」は先生のフルネーム登場でなんとなくうれしかったりして。でもここを入れるなら、セットでスネイプ先生の闇の印披露シーンも必要だと思うんだけどなぁ。
このシーンは今の校長の姿とはかけ離れた姿のカルカロフ、いかにもぼっちゃまな格好のクラウチJrが印象的でした。


【第三の課題】


迷路での障害物競走だった原作と違って、シンプルになった映画版。そのせいなのか迷路が巨大すぎです。何キロくらいあるんだあれ。あの広さじゃ一日でも辿り着けないような気が……。


【リドルの墓】


ヴォルデモート卿が復活するシーンということで、『炎のゴブレット』でもかなり期待していたこの場面。陰惨とした墓場、突然のセドリックの死、リドルの頃とは変わり果てた姿で復活したヴォルデモート……。他のシーンと比べても原作に沿ったつくりで、 窮地に追い込まれたハリーの恐ろしさが直に伝わってくるようでした。
それでもこのシーンにケチをつけるなら、ジェームズとリリーの登場シーンでしょうか。
直前呪文のCG効果はなかなかきれいでよかったのですが、殺された人たちがパッパッと出て、ハリーの両親がついに姿を見せるといった感動的な余韻がなかったのが残念です。


【ムーディの正体】


リドルの墓→ポートキーの優勝カップをアクシオの呪文で呼び寄せてホグワーツに瞬時に戻るハリー→ハリーとセドリックの帰還に一瞬喜ぶも二人の異変にどよめく観客たち→ダンブルドアがセドリックの様子を見ようとしても頑として彼を離そうとしないハリー。
この流れがすごくよかったです。とくにセドリックにしがみついて離れないハリーには心が痛くなりました。


そんな心身ボロボロのハリーを連れていくムーディ。ヴォル卿の様子がどうだったかをハリーに訊いていくうちにボロを出し、ムーディからクラウチJrとしての本性を次第に現す緊迫した展開が素晴らしかったです。足りなくなったポリジュース薬をなりふりかまわず探し始めるところも、Jrの狂気と焦燥が感じられる絶妙な演出でした。


ここだけじゃなく、ムーディ(ブレンダン・グリーソン)のシーンは、その迫真の演技に圧倒されることが多かったような気がします。大広間に初めて登場するシーン、「闇の魔術に対する防衛術」の授業、ドラコをフェレットにするシーン、そして父のクラウチ氏とのシーン。
イカレた闇祓い、マッドアイ・ムーディとしての顔と、父親を憎み闇の帝王に心酔するクラウチJrとしての顔、どちらも強烈な印象がありました。


そして真の姿を現したクラウチJr(デヴィッド・テナント)もその鬼気迫る演技に引き込まれた一人。
グリーソンとテナント、二人の優れた役者がいたからこそ、ムーディ=クラウチJrは、今までで一番魅力的な悪役になったのでしょう。


【ラスト】


結局、原作にあったファッジ(魔法省)と決別するエピソードは描かれず、黒犬シリウスも、シリウスとスネイプ先生の大人げないやりとりも、スネイプ先生の活躍もカット。
魔法省との関係は次回作で充分描けるだろうから、端折られたのも仕方がないとはいえ映画でも観たかったですね~。


お約束のハリーとダンブルドアの会話も、直前呪文について詳しく説明されなかったのが気がかり。あれじゃ映画のみの人にはわかりづらいんじゃないでしょうか。


とはいえ映画『アズカバン』のラストと比べると、比較的原作に忠実な終わり方だった今作。いくら原作・映画両方の『アズカバン』が好きといっても、あのラストだけは不可解だったので(ハリーの微妙なアップが…)今回はきれいにまとまっていたと思います。


【まとめ】


総評してみると、今回の監督はドラゴン戦のようなアクションシーンや双子のやりとりのような楽しいシーンが巧みで、原作の長いストーリーをまとめる力に長けていたように感じました。


残念だったのは『アズカバン』以上に親世代の描写が極端に少なかったこと。
『ハリー・ポッター』の魅力は、父親世代の大人たちの確執にもあると思うので、5作目ではぜひ彼らもメインキャラとして描いてほしいです。CMや予告なんかも、もっと大人キャラを強調してもいいと思うのですが。


■関連記事
映画『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』 その1(キャラクター感想)

[ハリー・ポッター]映画 | 22:14:50 | コメント(3) | ▲TOP

■ネタバレなしの感想


ハリポタ映画4作目、観てきました。今回も原作の多くのエピソードが端折られていましたが、そこは3作目のアズカバンで耐性ができていたので、素直に楽しめました。とにかく2時間40分があっという間だったので、個人的には満足ですね。


映画アズカバンはその映像や雰囲気が好きだったのですが、今回もホグワーツの城の形状や曇りがちの暗い空、生徒のローブなどが引き続き使われて、3作目と似た空気が感じられてよかったです。
今回はアクションあり、笑いあり、ラブあり、サスペンスありと様々な要素がぎっしりと詰め込まれていましたが、1作目から大きく成長したハリーたちの青春映画としてよくできていたのではないでしょうか。


音楽は3作目まで担当していたジョン・ウィリアムズが降りてしまい、一番よかったアズカバンほど印象がなかったのが残念。ヘドウィグのテーマの荘厳なアレンジはよかったですけどね。
驚いたのはダンスパーティのシーンやエンドロールでいきなりロックがかかったこと。今回、マグル(魔法使いじゃない人間)のシーンがないので、音楽で現代的なリアリティを出したかったのでしょうか。ダンパシーンはともかく、エンドロールでロックはおもいっきりハリポタらしくなくて違和感が残りました。まあ、この違和感こそがある意味ハリポタらしいとも言えますが。


4作目で感心したのはそのスピード感。ダーズリー家カット、クィディッチ・ワールドカップの試合シーンカットと序盤のシーンを大胆に省略。
物語に必要なシーンだけを切り取る取捨選択が今回の映画では際立っていたと思います。 見たかったエピソードなどもちろん不満もありますが、冗長な原作をあれだけまとめたのは見事。話を短くするために登場人物を絞り、原作とは設定を変えた箇所があるのも英断といっていいでしょう。


ただその疾走感ゆえに、原作未読の人には話を理解するのがつらかっただろうなと思ったのも事実。実際、未読の知人に感想を聞いたら伏線なんかがよくわからなかったという答えが返ってきましたから。


原作を読んだうえで本とは違った『ハリー・ポッター』を楽しむ。映画『炎のゴブレット』はこれが正しい見方なのかもしれません。


  • 原題: HarryPotter and the Goblet of Fire
  • 監督: マイク・ニューウェル
  • 製作: デヴィッド・ヘイマン
  • 製作総指揮: クリス・コロンバス、デヴィッド・バロン、マーク・ラドクリフ、ターニャ・セガッチアン
  • 原作: JKローリング
  • 脚本: スティーヴ・クローヴス
  • 音楽: パトリック・ドイル

以下は映画のネタバレです。原作の内容にも触れているのでご注意ください。

■キャラクター感想


【主人公三人組】


ハリー(ダニエル・ラドクリフ)とロン(ルパート・グリント)は髪を伸ばして登場。ハリーなんてちょっと4様を思い浮かべてしまいましたよ。ダニエル君のハリーはアズカバンくらいの長さがちょうどいい感じ。ロンは長髪でも違和感がなく格好良かったです。
ダンスパーティでの美しさを際立たせるために普段の格好をわざと地味にしたというハーマイオニー(エマ・ワトソン)。いやいや、どちらも充分かわいかったです。


ハリーとロンの仲違い、二人より精神的にずっと大人のハーマイオニーと、思春期に差しかかった微妙な変化を三人とも巧く演じていたと思います。4作目となるとみんな演技も上達して安心して観られますね。


【三大魔法学校対抗試合の代表選手たち】


好青年のセドリック(ロバート・パティンソン)、男らしいクラム(スターニスラフ・イワネフスキー)、美人のフラー(クレマンス・ポエジー)。それぞれ役に合っていてなかなかよかったです。
ただセドリックはともかく他の二人は印象的なシーンが少なく、映画では割を食ったといえるかも。試合で活躍している姿もあまり見られなかったですしね。とくにフラーは。
クラムはちらちらとハーマイオニーを気にしているシーン、フラーは第二の課題で妹を助けられてロンにまで頬にキスするシーンが好きです。セドリックは……もう登場から最期のシーンまで全部ですね。先を知ってるからもう……。


【ホグワーツの生徒たち】


まずはネビル(マシュー・ルイス)。
5作目への布石か、出番が多かったのが印象的。ドビーが出なかった分、鰓昆布をハリーに渡す役目も彼でした。でもこの流れはすごく自然でよかったかと。
ハリーが代表選手に選ばれ、他の生徒から白い目で見られている中でも、ネビルだけは普通にハリーに接していたような気が。一人で踊るシーンもかわいい。


映画では今作が初登場のチョウ・チャン(ケイティ・ラング)。
正直言うとチョウ・チャンはもっと綺麗な子がよかったな~。チャイナドレス姿はかわいかったですけどね。
パチル姉妹も前作の子のほうがかわいかったのにどうして変えたんでしょうか。前作に出ていたスリザリン美少女のパンジー・パーキンソンも見たかった。彼女ならダンパシーンも綺麗に映えたでしょうにね。


ウィーズリー家でロン以外に目立っていたのがフレッドとジョージの双子(ジェームズ&オリバー・フェルプス)。
むしろロンより目立っていたかも(笑) この二人、作を増すごとにどんどんキャラが立っていってます。あの意気の合いっぷりは実際に双子だからこそ。フレッドがアンジェリーナをダンパに誘うシーンなんて映画館から笑いが漏れていました。


ハリポタへたれ代表のドラコ(トム・フェルトン)。今作でもやっぱり彼はへたれでした。フェレット(イタチ)に変身したシーンが最高です。やっぱりドラコはこーでなくっちゃ。(…)


【実は一番目当ての大人たち】


4作目で一番気になっていたスネイプ先生(アラン・リックマン)。
シリウスとのギラギラ握手も闇の印披露シーンも寝巻き姿もなくて残念でしたが、代わりに映画オリジナルの面白いシーンがあったことが収穫でしょうか。
それはダンパについて話すハリーとロンの頭を無言のまま本ではたくところ。原作じゃありえないシーンだと思いますが、(原作の先生は厭味を言いつつ即減点のはず)ものすごーく面白かったからこれはこれでOKです(笑) 映画のスネイプ先生は真面目なところがコミカルに描かれていて楽しいですね。
握手などスネイプ先生の主立ったシーンは端折られたものの、今回は何となく出番が多かった気がします。一瞬でも先生の表情を映すシーンがたびたびあったからかも。


誰よりもかわいそうなのはシリウス(ゲイリー・オールドマン)でしょう……。
なんですかあれは。ゲイリーが演じる必要性ゼロ。むしろ声優。あまりに哀れすぎて気の毒になるよ……。せめてハリーへの手紙にわんこの足跡くらいつけてもいいじゃないか……。シリウスの扱いにはガッカリ。


期待していたルーピン先生の名前は一度も登場せず。まあ、あそこまで展開が早いとハリーが先生を思い出す暇もないでしょうから、仕方ないのですけどね。


ジェームズ、リリーも1作目から変わらない役者さんでした。
(5巻ややネタバレ→)リリーさんはともかく、映画の穏やかなジェームズさんは5巻との乖離が激しいのですが、5作目はどうなるんでしょうね……。そもそもあのスネイプ先生のペンシーブシーンが出てくるかはわかりませんが。(←ここまでネタバレ)


意外と長身で格好良かったカルカロフ(プレドラグ・ビエラク)。(この人は特別目当てのキャラってわけじゃないけど、とりあえずこのカテゴリに入れます)
この人の闇の印シーンを入れるなら、スネイプ先生のシーンも入れればよかったのに。
彼が炎のゴブレットの部屋に怪しげに入るシーンは単なるミスリードのためなんでしょうか。このシーン、CMではシリウスに見えてぬか喜びしてたんですよね…それがあんな登場だけなんて。紛らわしすぎる…(涙)


前作のトレローニー先生同様、ユーモアあふれたキャラになったリータ・スキーター(ミランダ・リチャードソン)。(この人もとりあえずこのカテゴリに)
字幕もざんす口調でしたが、実際は流暢な英語を喋っているだろうから、ものすごい違和感が。結局彼女の正体は明かされなかったけれど、次回はどうするんでしょうね?


前作とは打って変わって落ち着きがなかったダンブルドア(マイケル・ガンボン)。
これには制作側の意図があったそうですが、あそこまでテンパらせなくてもいいのでは? 衣装も1、2作目のようなベーシックなものに戻してほしかったですね。


【黒幕の人たち】


今回の映画で一番インパクト大だったのがマッドアイ・ムーディ(ブレンダン・グリーソン)とクラウチJr(デヴィッド・テナント)でした。
ムーディはあの姿に豪快な授業とヤバイオーラがぷんぷんして目が離せず。もちろん黒幕とわかっているというのもあるんですけども。ターミネーターばりに「魔法の目」視点があったのも映画独自の面白い演出でした。


もうひとつ映画オリジナルでおっと思ったのが、ムーディに扮しつつ本当の父親であるクラウチとばったり会うシーン。クラウチJrの複雑な心情を巧みに演じた役者さんが素晴らしい。いい役者ですね、ブレンダン・グリーソン。


クラウチJrのほうはもう格好良いの一言ですよ(笑) あの姿は反則なんじゃ。リドルの館、闇の印を打ち上げるシーンと、原作の設定を変えて序盤から登場させ、存在を強めたのも巧いと思いました。


ついに復活したヴォルデモート卿(レイフ・ファインズ)。
字幕でもおれ様ですか……。自ら“Lord”の称号を名乗るお方がそんな一人称の訳ないじゃないですか……。
それはともかく、蛇に似た容貌は原作どおり。役者さんを前面に出した美形なヴォルさんも見たかったけれど、これはこれでいいんじゃないでしょうか。
ただ外見に反して、演技はすごく人間らしかったですね。立ち居振る舞いがきびきびしていたというか。復活からハリーとの緊迫した対決シーンまでなかなか見ごたえがありました。


息子に引き換え、父親のルシウス(ジェイソン・アイザックス)は出番は少ないながらも、狡猾な姿を披露してくれました。ワールドカップのシーンで、ハリーたちに話しかけるドラコに「自慢するな」と小突くところが好きです。この親子って(笑)


あっピーター/ワームテール(ティモシー・スポール)も書かんと。(そんな扱い)
ヴォル卿との密談を聞いてしまったフランクさん(最初に登場した庭番のおじさん)を見つけてニヤーと笑うところはまさに悪役。原作より悪人ぶりが染み付いていますね。
それにしても映画アズカバンでは、ピーター=ワームテールとはっきり描かれていないのに、当たり前のごとくワームテールとして登場していたのが引っかかりました。英語圏の方はWormtail=ミミズのようなしっぽ=ネズミということでちゃんと気づけるようですが、日本じゃ未読の人にはわかりづらいですからね。


以上、キャラ感想でした。
その2ではシーン感想を書きたいと思っています。


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古びた森小屋『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』 (感想1)

[ハリー・ポッター]映画 | 22:16:02 | コメント(2) | ▲TOP
その4まで続くとは思わなかったのですが(笑)、ここまで来たら深~く
突っ込みたいと思います。
その4では映画に登場する動物たちや魔法生物、気になったシーンなど、
映画アズカバンのちょっとしたことや、字幕とは印象が異なる吹き替えについて
書くつもりです。
映画のネタバレなので観ていない方はお気をつけください。



*************************************************



●動物たち

かわいい動物がたくさん登場するので動物好きにとっては目の保養にも
なる映画のハリポタ。
1~2作目で登場した、おなじみの白ふくろうヘドウィグや、
ホグワーツ管理人のフィルチの猫ミセス・ノリス(映画はかわいい)も
3作目でもその愛らしい姿を見せてくれます。
漏れ鍋でハリーにこしょこしょ撫でられるヘドウィグには和みました。

が、今回動物キャラの主役といったらヘドウィグではありません。
登場するなりドタドタと追いかけっこしてるかわいい猫とねずみ。
そう、ハーマイオニーの猫、クルックシャンクスと
ロンのねずみ、スキャバーズです。

「え? クルックシャンクスはわかるけど、なぜにスキャバーズ?」
そうおっしゃる方もいると思います。
なにせ害獣でもあるねずみですし、その正体が悪役ですからね。
私もリアルではねずみはあまり好きではありません。
ハムスターは好きですが。
だけどパンフレットに載っている、ロンに握られているスキャバーズ
ロンの肩にちょこんと乗っているスキャバーズは、妙に可愛くありませんか?
ロン役のルパート君もスキャバーズ役のねずみがお気に入りだったとか。

そしてクルックシャンクス。
原作のように本当に壁にぶつかったようなぶさいくな顔と、
瓶洗いブラシのようなしっぽ(むしろ体全体が瓶洗いブラシ)で
クルックシャンクスそのもの。
難を言えばガニマタじゃないことくらい。
ハーマイオニーにおとなしくだっこされてる姿は猫好きとしては
たまりません。
原作のようにこの子にはもっともっと活躍してほしかったですね。
豆ふくろうも見たかったなぁ。


●魔法生物

誰もがLotRのナズグルのようだと思ったらしい吸魂鬼ディメンター。
ディメンターが列車のコンパートメントのドアを触れずに開けるシーンは
いつ観ても不気味で格好良くて好きです。

半分馬で半分鷲のヒッポグリフ(バックビーク)。
CGっぽさもなく、自然な映像と動きで、本当に実在しているかのよう。
そんな錯覚まで起こしてしまいそうなほど綺麗な生き物でした。
ハリーを乗せてバックビークが飛行するいわゆるタイタニックのシーンは
原作にはなく、必要ないといえば必要ないのですが、
後半のハリーとハーマイオニー、シリウスの3人の飛行シーンと
対になっていると思うので個人的には好きな場面です。

魔法生物といえば外せない狼人間。
あの姿を評価している人って見たことないですね~。
原作通りの、ふさふさとした普通の狼にしてほしかった。
あれじゃ、あまりにも強すぎて犬も牡鹿も止められませんて。


●気になったシーン

公開時の感想などで触れなかったシーンについて。
今までのシリーズとは違うなと感じたのが、グリフィンドール寮で
ハリー・ロン・ネビル・シェーマス・ディーンの5人がはしゃぐシーン。
口に入れると動物の鳴き声が出るお菓子を食べながら
他愛もないやりとりをする彼らはまさしく等身大の男の子で、
青春映画が得意といわれるアルフォンソ・キュアロン監督らしい演出ですね。
しかしシェーマスが酔っ払いのようにネクタイを頭に巻いていたけれど、
イギリス人もやるんですね、あーゆーの(笑)

青春といえば、ハグリッドの魔法生物飼育学の授業中、
ヒッポグリフに触ろうとするハリーを心配したハーマイオニーが
無意識にロンの手に触れて、二人が気まずくなるシーンもそうですね。
照れを隠すようにちょっととぼけた表情をするロンがとてもかわいいのです。

その3の感想でロンの扱いが地味と書きましたが、本筋の物語以外では
くすりとさせられる演技でいい味出していたと思います。
大嫌いなクモの夢を見て寝言を言いつつ、ハリーに冷静に声をかけられると
安心したようにもういびきをかいているシーンなんて面白すぎ。

映画アズカバンはこんなちょっとしたシーンがすごくいいんですよね。
暴れ柳で四季を表現する演出も好きです。

3作目はこれまでより笑いの部分が多いのですが、
監督が笑わせようとたぶん意図していないところで
笑ってしまうシーンがあります。
それは、人狼化したルーピン先生をシリウスが必死に止めようとする
一連のシーン。
人の心を忘れないよう声をかけるも、
思いも通じず人狼に見事に吹っ飛ばされるシリウスや、
キャンキャン鳴きながら人狼に追い回される犬のシリウスが
おかしくておかしくてしょうがありません。

この文を打ち込んでいる今でさえ笑いがこみ上げてきます。
映画館で観た時は笑い死にそうでこらえるのに大変でした……。
妹に「そこ笑うとこじゃないから」と言われてしまったけど、
ここっておかしいですよね?
私にとってこのシーンの破壊力は凄まじいものがありますです。


●呪文の発音

原作を読んでいてもわからないのがハリポタ特有の言葉の発音。
とくに呪文はラテン語などを組み合わせたものなので、
邦訳のカタカナや原書のスペルを眺めても実際の発音は
想像できません。
正しい発音が聴けるのも映画の見所のひとつだと思っています。

映画アズカバンに出てくる呪文、"Riddikulus!"「リディクラス」や
"Expecto patronum!"「エクスペクト・パトローナム」は
やはり想像と少し違う発音でした。
ルーピン先生の授業のシーンでは観るたびに
復唱する生徒たちと一緒になって"Riddikulus!"と口にしてしまいます。
また、日本語版では「いたずら完了」となっている"Mischief Managed"は
別れ際のルーピン先生が言ったり、スタッフロールの最後にも出てきたりと
何かと印象的でした。

その中でたくさん聴けて嬉しかった呪文が
"Expelliarmus!"「エクスペリアームス」。
この呪文が初登場した2作目は映画館で1度見たきりなので
発音ははっきりと覚えていないのです。
3作目ではハリーやルーピン先生、それにスネイプ先生が
使用していましたが、役者によって微妙に発音が違うのが面白いですね。
叫びの屋敷でのルーピン先生の"Expelliarmus!"はシューリス、吹き替え、
どちらの声も力強くて格好良い。


●吹き替えの印象

ハリーたち3人組は1作目から変わっていないようですが、
正直言って上達しているとは言いがたいですね。
ハリーの声を充てている子役はダニエル君のように声変わりしていて
うまくはなくとも普通の台詞の時は少年らしさがあっていいのですが、
ちょっと声を荒げたり叫んだりする台詞だと下手さがとたんに際立って
しまうのが残念。
とくに後半の「えくすぺくと・ぱとろーなーむ!」は本当にひらがなのように
聞こえてガックリ来ました……。

ロン役の声優はまだまだ声変わり途中で声が高く、ルパート君と比べると
浮ついた感じになってしまっているのでハリー役の声優以上にひどいかもしれません。
ハーマイオニーは1作目とあまり変わってないかな。
優等生的な感じはうまく出ていると思うのですけどね。

4作目ではダニエル君たちも今よりもっと成長した姿を見せてくれるでしょうし、
もう大人の声優が演じても何の問題もないと思うのですがいかがでしょう。
シリアスなシーンで棒読みはツライです……。

それに引き換え、プロの声優が声を充てている大人組は
なかなかよかったです。

とりわけよかったのが一番気になっていたルーピン先生。
郷田ほづみさんという方が演じているそうで、
原作の設定のようなしわがれた声ではないけれど、
優しく頼りになる先生という感じはシューリス以上に出ていたと思います。
普段の穏やかな部分と、厳しさ、冷たさを覗かせる部分と。
複雑な魅力を持つ先生を巧く演じていました。
「おまえがジェームズとリリーをヴォルデモートに売ったんだろう!」の
台詞は格好良くて惚れ惚れ。

シリウスの声は、原作の本来は美男子というイメージとは遠かったですが、
ゲイリー・シリウスには合っていたと思います。
シリウスは叫ぶシーンが多いのですが、ゲイリーに負けないくらい
シリウスの怒りと憎しみが伝わってきました。

ピーターはもうそのまんまですね。
ちびまる子ちゃんの永沢君の人(笑)

スネイプ先生は1作目から思っていたのですが、声が太すぎて
違和感があります。声が立派過ぎるというか。
スネイプ先生に関してはアラン・リックマンの声のほうが好きだなあ。

私はどんな映画でも字幕派なんですが、訳そのものは吹き替えのほうが
ずっと詳しくていいですね。
字幕はとにかく短くすることだけを念頭に置いているようですが、
吹き替えは名前や固有名詞を省かず情報量が多いので
話がわかりやすいです。
なにより下の字幕を読まずに映像だけに集中できるところがいいですね。


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映画アズカバンについて色々な面から語ってきましたが、
その4まで続くくらい、私にとっては魅力ある映画なんだとつくづく感じました。
賛否両論ある映画ではありますが、やっぱり私はこの映画が大好きです。

3作目ともなると演じている役者さんにも愛着が大きいので
ここまで来たら誰も降板してほしくないですね。



関連記事:
DVD「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」感想 その1
DVD「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」感想 その2(特典映像)
DVD「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」感想 その3(キャラ語り)
[ハリー・ポッター]映画 | 22:36:16 | コメント(6) | ▲TOP
その3では映画公開時の感想では触れなかったことを中心に、
キャラクターの感想を書こうと思います。
以下は映画のネタバレなので未見の方はご注意ください。



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●主人公3人組

まずはダニエル・ラドクリフ君演じるハリー。
今作では髪をストレートにせず、少しくしゃくしゃにして
かっこいい印象に。
1、2作目と比べてずいぶん大きくなり、綺麗な顔立ちながらも
男の子らしさが出てきました。

マージおばさんを魔法で膨らませてしまった後、部屋に戻り、
怒り収まらずに衝動的に物に当たるハリーは5巻の彼を思わせます。
小さな演出ですが、映画アズカバンではこんなところにも
反抗期の少年らしさを覗かせていて、前作までとは明らかに違いますね。

ハリーと同様に成長した姿を見せてくれたロン(ルパート・グリント)。
本当のところを言うと1、2作目のルパート君では、
ひょろりと背の高い原作のロンのイメージとまったく違うので
あまり好きではなかったんです。
それが今作ではハリーよりも背が伸び、雰囲気も申し分ないくらいに。
制服をだらしなく着崩してロンらしさがぐんとアップしていました。

しかし、じゃあ目立ったかというと、わりと地味な扱いでしたねロン…。
原作のかっこいい台詞もハーマイオニーに取られていたし、
情けなさばかりがクローズアップされていたような。
映画では(最近は原作も?)癒し系キャラですね。
劇中、ロンは”brilliant”と何度も言っていたけれど口癖なんだろうか。

3人組の中では一番目立ったかもしれないハーマイオニー(エマ・ワトソン)。
前作では石にされ、活躍もあまりなかったからか、
今作では目を見張るほどの大活躍。
ドラコをこぶしで殴り、牢扉を吹っ飛ばすなどとにかく行動的で男前。
エマちゃん自身もかなり綺麗になり大人っぽくなりましたが、
声はまだ子供らしいあどけなさがあって可愛かったです。
私服ではピンクのパーカーにジーンズと原作ファンとしては
ちょっと意外に感じるファッションを披露してくれましたが、
今回のかっこいいハーマイオニーには似合っていました。


●ホグワーツの生徒たち

双子らしい息のあったところを見せてくれたフレッドとジョージ。
(ジェームズ&オリバー・フェルプス)
背丈も相当あるようですし、かっこよくなりましたね~。
ハリーに忍びの地図を渡すくだりの二人の掛け合いなんか
まさにウィーズリーの双子!
ただあのシーンはなぜ双子が透明マントを知っているのかと
突っ込みたくなるのですが、まぁいたずらコンビだから
なんでもお見通しということなのかも。

ネビル役の子はかなり背が伸びたうえに顔も丸くないので
原作のようなドジキャラには見えませんねー。
むしろシェーマスのほうが背が低く、ちょっと頼りないイメージです。

ドラコ(トム・フェルトン)は、オールバックの髪形を変え、
背もぐんと伸びて大人っぽくなったけれど、
外見とは裏腹に映画では今まで以上のヘタレぶり。
ハーマイオニーにフェイントで殴られヒィヒィ言いながら逃げていくドラコの
カッコ悪さはいつ観ても爆笑してしまいます……。
彼がハリーのライバルとして活躍する日はいつの日か来るのでしょうか。

そのドラコと同じスリザリン生、パンジー・パーキンソンの可愛さには
本当にびっくり。
ドラコの近くにいつもいる黒髪おかっぱの女の子です。
「レオン」のナタリー・ポートマンに似ていなくもないけれど、
原作ではパグ犬似と散々な描写なのに、映画のあの可愛さは
なんなのでしょう。
どうしてあんな可愛い子をキャストしたのか本当に謎です。


●魔法界の大人たち

パンジーと同じく、原作ではあまりいい容姿ではないのに、
映画では格好良くなっていたキャラが、ナイトバスの車掌、
スタン・シャンパイク(リー・イングルビー)。
やる気がなさそうだったり、バスがどんなに揺れても動じずに
新聞を読んでいたりとなかなかいいキャラです。

トレローニー先生(エマ・トンプソン)は原作では
ちょっとウザイ人だったんですが、映画ではコミカルに演じて
オモシロキャラに。
彼女の占いに反応するロンやネビルの態度も楽しくて
映画にちょっとしたスパイスを与えていました。

太った婦人は前と演じている人が変わったけれど、
前の女優さんはクセがあり、こちらのほうが原作に近いと思うので
好きですね。
実はオンチという設定が面白い。

前作までのリチャード・ハリスからマイケル・ガンボンに替わったダンブルドア。
前のほうがよかったという声もあるようですが、
公開時にも書いた通り、私は今作のダンブルドアのほうが好きです。
テキパキとした軽快さと飄々とした雰囲気は原作のイメージのまま。
ハリーとハーマイオニーがシリウスを逃がしたことを医務室の前で
報告するシーンで、わかっているくせに「何をじゃ?」としらばっくれて
鼻歌を歌いながら去るところはいかにもダンブルドアらしくて良いです。


●親世代

この人の存在がこの映画を味わい深いものにしていると
個人的に信じて疑わない、ルーピン先生(デヴィッド・シューリス)。 
原作のルーピン先生とはやはり違うのですが、
映画の先生も大好きです。

映画公開時のルーピン先生の感想で触れなかったことなどを。
ホグワーツの橋の回廊で先生がハリーに両親について語るシーンは、
どう考えても先生がリリーさんに恋していたとしか思えません(笑)
他人の美点を見抜くことのできる彼女は、みんなが自分を見放した時も
味方でいてくれた……ってかなり意味深な台詞ですね。
もしかしてローリングさんが言う、例の「偶然監督が入れた、
原作を『予言』するシーン」なんだろうか?

先生に関しては好きなシーンがほとんどなんですが、
ちょっと「?」と思うシーンも少し。
その代表例が、あのぬるりつるりぬらぬらな人狼姿ですが、
その他、大広間での挨拶のシーンでも。
ルーピン先生のお辞儀が妙にクニャっとしていたのは
どうしてなんだろう(笑)

その横で無表情に3回、仕方な~く拍手するスネイプ先生
(アラン・リックマン)がなんともステキ。
スネイプ先生は出番が思い切り削られ、
いいシーン(脱狼薬をルーピン先生に持って来てくれるところ)も
悪いシーン(理性をなくし、わめき散らすところ)もカット。
叫びの屋敷には一応登場しましたが、あれでは意味不明ですよね。
人狼からハリーたち3人組を守る先生もいいけれど、
ファンを失望させるくらいに激昂する先生を映画でも観てみたかった。
それにしてもハリーが唱えた「エクスペリアームス」での先生の豪快な
吹っ飛びぶりに笑ってしまう自分。……ファン失格?

ゲイリー・オールドマン演じるシリウスは出番が少ないものの
あのインパクトはさすがの一言。
叫びの屋敷での悲痛な叫びはゲイリー・シリウスならではでしょう。
映画独自の体のタトゥーは「凶悪な囚人」を表現していて巧い演出ですね。
映画のシリウスはルーピン先生ほどではないにしても
原作とはやはり違った雰囲気でしたが、
ピーターに対する激しい怒りと、ハリーに対する名付け親としての
温かい言葉に、シリウスの持つ極端な魅力が表れていました。

……映画の彼にツッコむことがあるすれば、
あの湖での倒れ方が変だということでしょうか。
あの足はいったい。

姿かたちで原作そのものだと思ったのは
ピーター(ティモシー・スポール)ですね。
原作ではストレスでやせ衰えている描写ですが、
矮小で卑劣、哀れな小男の雰囲気は映画でもバッチリでした。
ただ、ニヤリと笑みを浮かべつつ手をヒラヒラさせ、
ネズミに変身して颯爽と逃げる彼にはちょっと違和感が。
なんというか、逃げること、生き延びることに
情けないほどに必死というのがピーターのイメージなんです。
だから逃げるチャンスとなったら、あんな悪役らしい余裕は
見せずにただスタコラと逃げるのが正しいピーターの姿だと思っています。
って何を語っているんでしょう、私は。


以上、キャラクターについて長々と語ってみました。
本当は動物や魔法生物、吹き替えについても書こうと思ったのですが、
長くなってしまうのでその4にします。



関連記事:
DVD「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」感想 その1
DVD「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」感想 その2(特典映像)
DVD「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」感想 その4(雑感)

映画「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」
映画「アズカバンの囚人」 ルーピン先生語り
[ハリー・ポッター]映画 | 23:19:45 | コメント(2) | ▲TOP
その2ではDVDの特典映像の感想を。
映画本編の感想は
DVD「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」感想 その1
DVD「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」感想 その3(キャラ語り)をごらんください。


●未公開シーン

気になっていた未公開シーンはほんの少しで、
直接本筋に関わってこないものがほとんどでした。
ただ最後のカドガン卿のシーンは短いシーンながらも面白かった。
マクゴナガル先生やハーマイオニーのパジャマ姿、
ペットのことで言い合いをするロンとハーマイオニーも
見られるので好きな人は嬉しいシーンかも。
だっこされてるクルックシャンクスがいちいちかわいかった。
それにしても思うのは、こんなに短いシーンならカットしなくても
よかったのにということですかね。


●インタビュー

インタビューで注目したのは、シリウス役のゲイリー・オールドマンと
ルーピン先生役のデヴィッド・シューリスのコンビ。
「アニメーガスだったら何になると思う?」とか、
「子役の前では手本になるように襟を正した」なんて他愛もない話
だったけれど、素の彼らを見ることができて嬉しかったです。
シューリスはルーピン役に苦労したとさらっと言っていましたが、
そこをもっと突っ込んで訊いてほしかったですね。

その他、ダンブルドア役のマイケル・ガンボン氏が役のように
おちゃめだったり、ダーズリー一家はみんなにこやかで役とのギャップが
あったりと楽しいインタビューでした。


●メイキング映像

特典で一番面白かったのはメイキング。
【占い学】の「映画の出来るまで」の他に、
【ホグワーツの校庭】から選べる「ハグリッドの小屋」の中の
「魔法生物飼育学」と「場面を作る」の3つ。

「映画の出来るまで」はキュアロン監督と原作者ローリングさんの
対談形式。
話の流れでローリングさんが書いたというホグワーツ周辺の地図が
出てきましたが、もっと詳しく見たかったなー。
地図そのものを特典映像にしてもいいのに。
バックビークの処刑シーンに監督が墓場を入れようとしたものの
原作に出てくる予定なのでローリングさんが断ったという話も。
ちなみに字幕では「墓場」という単語が「氷河」になっていました。
私自身はネットで知っていた情報なので間違いに気付いたけれど、
知らない人が鵜呑みにしたらどうするんだ。
こんなおかしなミスしないでくださいよー。

また、監督自身のアイディアで入れたシーンが偶然、
今後原作に登場するシーンを「予言」しているらしいとのローリングさんの
言葉も。
これもネットで知っていたことですが、どこのシーンなんでしょうね?

面白かったのはスネイプ先生に扮したアラン・リックマンの笑顔が
映ったこと。これも見たことのある映像だったけれど、
こうしてDVDで見られるのはやっぱり嬉しい。
しかしあの爆笑具合、キュアロン監督が仕込んだというブーブークッション
(インタビューより)にウケていたんだろうか(笑)?

「魔法生物飼育学」は動物たちのメイキング。
カラスやコウモリ、ネズミを手懐けてスタッフも次第に愛着が湧いたり、
ヘドウィグ役のふくろうを調教するのに一日長時間の世話が必要だったとか。
驚いたのはクルックシャンクス役の猫。
毛をぼさぼさにするなどわざと汚く見せていたようです。
おとなしく目の下にアイシャドウを入れられてるクルックシャンクスは
ラブリーでした。

大人俳優がたくさん見られてとりわけ嬉しかった「場面を作る」。
ゲイリー・オールドマンの囚人用メイクや、
デヴィッド・シューリスの人狼メイクシーンなどが見られます。
シューリスやゲイリー、ピーター役のティモシー・スポールの
演技の打ち合わせをしているらしき場面には興奮。
一時停止して見てしまったよ。

ホグワーツの城は「ロード・オブ・ザ・リング」のように
大きな模型だったんですね。納得。
叫びの屋敷はセットの建築過程が面白かったです。
こういうの好きだー。


●セットのツアー

セットの中身をぐるぐる見渡せる「ルーピン先生の教室ツアー」と
「ハニーデュークスツアー」。
「教室ツアー」のほうはルーピン先生ファン必見。
映画本編とは別に収録したようで、「闇の魔術に対する防衛術」の
授業風景がじっくり拝めます。
ボガートの説明をする先生や、教卓に座って資料を眺める先生を
近くで見ることができるのでファンとしてはたまりません。
先生の部屋では先生が集めているというあやしげなものが
たくさん並べられていました。映画の先生はヘンな人だ。

ナレーションで「ムーニー」が先生のニックネームであることや
脱狼薬について少しだけ触れられていましたが、
できることなら特典ではなく本編にこそ入れてほしかったな。

惜しむらくは先生の台詞がシューリスではなく
吹き替えオンリーだったこと。
吹き替えの声もなかなか格好良いのですが、シューリスの声でも
聴きたかった。

「ハニーデュークスツアー」はウィーズリーの双子好きに嬉しい特典。
ホグズミードのお菓子屋さん、ハニーデュークス店を見て回れるのですが、
店内にはフレッド&ジョージの姿が。
しかしナレーションが双子の名前を間違えていたような。
これはもうとにかく出てくるお菓子がおいしそうでおいしそうで、
見ていると甘いものが食べたくなります。じゅるる。
地下ではお菓子作りの様子を見ることができました。


●ゲーム

どのゲームも操作法が曖昧だったので、理解するまでてこずってしまった
ゲームコンテンツ。
「カドガン卿の冒険」はいい結果を出すと「ホグワーツの肖像画ギャラリー」が
見られるので、失敗しても頑張ってなんとかクリア。
「スキャバーズを捕まえよう!」はとりあえず一番簡単なレベルだけ
やってみました。
まぁ、あまり特筆することはないですね。
スキャバーズ役のねずみがかわいいというぐらいかな。


●予告編映像(Disc1)

アズカバンの予告編はDVDに入っているバージョン以外にも
何種類かあるのですが、私が一番気に入っているものではなかったので
ちょっとがっかり。
この予告編です。(再生にはQuickTimeが必要です)
冒頭のミステリアスな音楽と、ゆっくりとカメラが近づき目を開ける
ルーピン先生の格好良さと言ったらもう。

リンクした予告編は映画館で初めて観たのですが、
橋の上の列車が映って「あーホグワーツ特急だったらいいなー」
なんてのほほんと観ていたら、今度は先生らしき人のアップ。
「え?え?え!?」とまじまじと見つめた映像は紛れもなくアズカバンの
予告編で感動したことをよく覚えています。
DVDでも観たかったな。

****************************************************

以上、つらつらとDVD特典映像の感想を書き連ねてみました。
「ロード・オブ・ザ・リング」のSEEほどの特典ではないので
これ目的に買うほどのものではないけれど、
なかなか楽しめたと思います。
「ルーピン先生の教室ツアー」なんて、
先生本人が出てくると思わなかったので得した気分ですね。

●Disc2 特典映像
【占い学】
・トレローニー先生の水晶玉
(未公開シーン集/夜の騎士バス、小鳥、大広間、カドガン卿、
カドガン卿と合い言葉)(約5分)
・映画の出来るまで
(監督、スタッフ、原作者のインタビューを交えたメイキング)(約12分)
・シュランケン・ヘッドの頭(キャスト・スタッフのインタビュー集)
(キャスト:ヒーローたち、グリフィンドール生、スリザリン生、
ルーピン先生とシリウス・ブラック、ダンブルドア先生とルビウス・ハグリッド、
ダーズリー一家、映画製作者たち)(約44分)

【大広間】
・スキャバーズを捕まえよう!(ゲーム)
・聖歌隊の練習(約2分)
・カドガン卿の冒険(ゲーム)

【闇の魔術に対する防衛術】
・見逃したかもしれない魔法(クイズ)
・ルーピン先生の教室ツアー
・ハニーデュークス・ツアー

【ボグワーツの校庭】
・ハグリッドの小屋:魔法生物飼育学(約5分)
・ハグリッドの小屋:場面を作る(約16分)
・ゲーム・プレビュー

【予告編】 これのみDisc1
賢者の石、秘密の部屋、アズカバンの囚人の予告編


関連記事:
DVD「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」感想 その1
DVD「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」感想 その3(キャラ語り)

関連blog:
こなのつぶやき「PoAのDVD(disk2)に悪戦苦闘」
古びた森小屋「【DVD】 ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」
ゆんの映画日記「ハリポタDVD」
[ハリー・ポッター]映画 | 23:54:51 | コメント(2) | ▲TOP
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 特別版
監督 アルフォンソ・キュアロン
製作 デイビッド・ヘイマン クリス・コロンバス マーク・ラドクリフ
原作 J・K・ローリング
脚本 スティーヴ・クローヴス
音楽 ジョン・ウィリアムズ
出演 ダニエル・ラドクリフ ルパート・グリント エマ・ワトソン


端折りすぎだとして原作ファンからは批判的な意見の多い映画アズカバン。
私も何度あのシーンあの台詞を入れてくれればと思ったか。
原作ファンの言うように、映画は脚本をコンパクトにし過ぎて
原作の持つ魅力を削ぎ落としてしまっているところは確かに否定できません。

それでも私はこの映画が好きです。
美しい映像と音楽、個性的な役者で彩られたこの映画は
「媒体の異なるもうひとつのアズカバン」として、
不完全ながらも惹かれてしまう良さがあると思うのです。

1、2作目のクリス・コロンバス監督からアルフォンソ・キュアロン監督に
替わった3作目では、随所に変更点が見られます。

まず映像面。
CG合成をしない自然なままの曇りがちな空。
鬱蒼と生い茂った森、傾斜のある地形。
ロケを多用し、スコットランドの荘厳な風景が映画に奥行きを与えています。
また全編に渡り映像を暗くすることよって、原作の持つ不穏な雰囲気を
見事に表現していました。

音楽に関してもこれまでより心に残る曲が圧倒的に多いような気がします。
バックビークの飛行シーンでかかる壮大で開放感あふれる曲。
シェイクスピアを引用した歌詞や綺麗なコーラスなど、
聴いただけで魔法の世界に入っていけそうな印象的な曲、
「ダブル・トラブル」。
他にも時にはジャズで、時にはシンプルなメロディで。
様々な色を持った曲たちが要所要所で映画を
引き立たせています。

また、エピソードのカットはあっても、あくまで原作に忠実であろうとした
コロンバス監督と違い、キュアロン監督の場合は、自身の解釈を強く
打ち出した映画になっているのが興味深いところ。
原作にはないシーンや台詞、ちょっとしたお遊びなどが
ふんだんに入っていたり、監督と役者のイメージが混ざり合い、
映画ならではの新しい人物像が生まれたり。
監督が替わったことを知らない人でも
その変化に驚くことが想像に難くないくらい、
2作目までとは明らかに異なる独特の世界観を構築しています。

こうした要素が一体となって、ハリーの自己の発見と成長という
映画のテーマが一層際立っているのだと思います。
ハリー役のダニエル・ラドクリフをはじめ子役の俳優たちは
ぐんと成長した姿を見せてくれましたが、
今作ではより強くそれが感じられる作りに。
ハリーたちが私服で登場したり、制服を着崩すなど
リアル感もアップ。
今までのような子供向けのファンタジー映画から、
少年が大人への階段を昇り始めた青春映画へと
鮮やかに昇華させた監督の手腕には素直に感動します。

原作ファンには不満の尽きない映画であることは否めませんが、
「映画」として素直に楽しめる良作です。



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映画「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」
映画「アズカバンの囚人」 ルーピン先生語り
(公開時の感想です。どちらも原作と絡めて書いてあります。)

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利用価値のない日々の雑学「ハリーポッターとアズカバンの囚人 ~新作DVD~」
[ハリー・ポッター]映画 | 22:02:14 | コメント(0) | ▲TOP
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 特別版
アルフォンソ・キュアロン
広告では17日発売となっていましたが、店によっては16日発売のところもあったようですね。こういうのってよくあることなんでしょうか?
ともあれようやく手にしたDVDアズカバン。
おまけで付いてきたおもちゃの「怪物的な怪物の本」をいじりながらさっそくお気に入りのルーピン先生のシーン中心に鑑賞しました。

は~。やっぱり私は好きだな、この映画。


原作ファンとして文句は色々と出てくるけれど、それ以上の魅力も
感じられる映画だと思っています。
映画公開時に感想を書きましたが、DVDも発売したことですし、
また今度、改めて記事を書くつもりです。

Disc2の特典映像はとりあえず、シリウス役のゲイリー・オールドマンと
ルーピン先生役のデヴィッド・シューリスのインタビューだけを
観てみました。
二人とも映画の衣装ではなく、普段の格好でした。
ゲイリーはジャケットにメガネで初老の知的な男性といった印象。
(すみませんすみません、ゲイリーさん40代なんですよね(汗) でもやっぱり…)
シューリスは赤いニットとジーンズ、短髪にヒゲといった姿で作中より
若い印象を持ちました。
どちらも結構楽しそうにインタビューに答えていましたね。
シューリスは話す時のジェスチャーが大きくて面白かった(笑)

そうそう、セブンイレブン限定で発売するTVnaviにアズカバンの
メイキング映像やインタビューなどが入ったDVDが付いているので
興味のある人は買ってみてはいかがでしょうか。
セルDVDと特典映像が被らず、価格も350円と安価なので
オススメです。

書きたいことはいっぱいありますが、それはまた今度に。



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[ハリー・ポッター]映画 | 01:29:20 | コメント(4) | ▲TOP

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