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2004年10月の記事

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原作を読んでいるので展開は知っていましたが
それでも怖かったのはさすがの一言。
緊迫感を煽る音楽や丁寧な作画、声優の迫真の演技が
恐怖を出すのに一役買っていました。

最後ヨハンがリヒァルトを追いつめるシーンが特に出色の出来。
穏やかな顔から一転し冷徹な「MONSTER」の顔でリヒァルトを
脅すヨハンと、自分の罪を言い当てられ動揺するリヒァルト。
二人を交互に映したこの場面はゾクゾクするほどでした。

リヒァルトに決定的な絶望を与えた後、
ヨハンがウイスキーを差し出すくだりもBGMを消した演出が見事。
人間の暗部をえぐり、感情までも掌握してしまうヨハンの怖さが
よく出ていました。

また、原作と比べてアニメでは硬質な描線と安定した作画なので、
絵そのものの怖さが際立つというのもあるんでしょうね。

タイトルの「処刑」も興味深いところ。
物語中ではリヒァルトの少年への殺人が「処刑」だったのか
どうかという会話がなされていますが、
「ヨハンのリヒァルトへの処刑」のほうに主題が置かれているのは
言うまでもなく。


しかし、リヒァルトさんのことを思うとただただ切ない……。
ヨハンを危険な人物だとわかっていても自滅させられて
しまったところにヨハンの凄さが表れているのでしょうけれど。
でも娘に会えることをあんなに喜んでいた彼を思うと、
あまりにも可哀相だ。
あの奥さんだってリヒァルトさんのことを見直していたようだし。

物語を長い目で見ればリヒァルトという人は捨てキャラでしか
ないのでしょう。
それでもそんな小さなキャラクターにも感情移入できるところが
作者の力量なんでしょうね。
これからもたくさんのキャラクターが登場しますが、アニメでは
どんな風に描かれるのか楽しみです。
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[MONSTER]アニメ他 | 23:54:00 | コメント(0) | ▲TOP
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 特別版
アルフォンソ・キュアロン

ようやく「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」のDVD予約受付が始まりました。
12月17日発売予定だそうです。
↓↓↓収録内容は以下の通り。



☆豪華映像特典を満載した2枚組
【収録内容】
《Disc: 1》
本編(約142分)+劇場予告編
《Disc: 2》
映像特典(約84分)
●占い学:トレローニー先生の水晶玉(未公開シーン集)(約5分)
●占い学:映画のできるまで(約12分)
●占い学:シュランケン・ヘッドの頭
(キャスト・監督・J.K.ローリング他インタビュー集)(約44分)
●大広間:スキャバーズを捕まえよう!
●大広間:聖歌隊の練習(約2分)
●大広間:カドガン卿の冒険
●闇の魔術に対する防衛術:見逃したかもしれない魔法
●ルーピン先生の教室ツアー
●ハニーデュークス・ツアー
●ボグワーツの校庭:ハグリッドの小屋:魔法生物飼育学(約5分)
●ボグワーツの校庭:ハグリッドの小屋:場面を作る(約16分)
●ボグワーツの校庭:ゲーム・プレビュー

この中で注目なのは約5分ほどの未公開シーン集。
ただネットでの情報を見る限り、ファンが切望している叫びの屋敷
辺りのシーンはないようですね。
ネットで見られるビデオ・クリップの中身がすべてというわけではないかも
しれないけれど。
うーん、親世代関係のシーンは少しでもいいからぜひ追加して
ほしかったなぁ。

その他、気になるのは、「映画のできるまで」のメイキングと
キャストや監督、ローリングさんへのインタビューですね。
インタビューは約44分と結構長いのでどんなことが聴けるか
今から楽しみです。

ゲームでは「闇の魔術に対する防衛術:見逃したかもしれない魔法」と
「ルーピン先生の教室ツアー」が要チェックかな。


結局アズカバンは5回観に行ったのですが、
今でも映画を無性に観たくなる時があるのでDVD発売が待ち遠しいです。
[ハリー・ポッター]映画 | 00:12:00 | コメント(3) | ▲TOP
ついに最終回を迎えたサヴァイヴ。
内容はというと、キャラたちのその後のエピソードはよかったものの
いかんせん詰め込みすぎ。
最終話をまるまる後日談に回してもよかったのでは?
ここ最近のサヴァイヴは冗長な展開でしたが、
最終話で無理に収まるようにしたような気がしないでもありません。

脚本も相変わらずご都合主義が目に付きました。
ルナのナノパワーですべて解決なのもつまらないし、
どうやって元のコロニーに戻れたのかも説明がないなど、
かなり不満。

それでも最後にそれぞれ成長した姿を見た時は感慨深かったです。
この感動も、キャラクターがいきいきと魅力的なサヴァイヴだからこそ
なんでしょうね。
ED曲出だしのコロニーに帰還した時の一枚絵も、キャラのらしさが
表れていてよかったです。

カオルは両親がちゃんといたんですね。ちょっと驚き。
てっきり家族はいないだろうと思っていたのに。
ハワードも父親だけかと思ったらちゃんと母親も健在でしたね。
いっつも「パパァ~」しか言わないし、回想シーンにも
母親は出てこなかったから、死別したか離婚したかのどちらかだと
思ったんだけど。
だったらハワードみたいなキャラは「ママァ~」って言いそうなんだけどなぁ。


一番注目のみんなのその後。

女性陣。
メノリさん超綺麗…! 一番前と変わった人かな。
女らしいのに口調は前と変わらないのがよいです。
後ろにはしっかりとアダムの写真が。どうやって撮ったんだろう?
シャアラは作家さんになったんだろうか。
なんか妙にテンション高かったけど(笑)
ルナは肩まで髪が伸びただけで、印象はあまり変わらないですね。
チャコは言わずもがな(笑)

男性陣。
ベルは全然変わらないな。さらにがっしりしたくらい。
シンゴの印象もとくに変わらず。
本来一番子供だったシンゴがこういう場合変わり映えするはずなんだけど、
声優が変わらないから仕方ないか。
カオルは髪を切ってすっかり爽やか好青年に。
当然宇宙パイロットになったらしく、モテモテでしょうな。
ハワードは最後まで笑わせてくれました(笑)
サングラスにシャツのボタン開けてHのネックレスはヤメレー!(笑)

アダムはメノリさんの写真だけで大人になった姿は出ませんでしたね。
メノリさんがアダムに大事なバイオリンを渡すシーンはちょっと感動。
「ア・ダ・ム」の回はこのシーンにつながっていたんですね。


カップリング話。
結局明確にカップルになったキャラはいませんでしたねー。
まぁ、これもサヴァイヴらしいといえばらしいか。
初期の頃はほんと恋愛のれの字もなかったんだし。
視聴者に想像を委ねるということなんでしょう。

でも今でもカオルとベルはルナのことが好きなのか、
色々気になりますよねぇ。
彼らがくっついたかどうかはっきり描かれてはいないので
カップリングの可能性がないわけではないのだけれども。

ちなみに「カオルナ」で検索しに来る人の多いこと(笑)
私はもちろんカオルナになっていると信じていますよー。
いや、ルナさんカオルからのビデオメールを何の感慨もなく
すぐベルに飛ばしたので、正確に言うと未だにカオル→ルナなのかも
しれませんが(笑)
がんばれカオル!


最後は真面目に。
全体的に脚本のテキトーさが目に付くアニメでしたが、
「心はいつも青空」の回のようなひどく心に残るエピソードが
たまらなく好きでした。
ドタバタした回も多かったのですが、じんとくるお話が
時々あってそれを求めるように観続けた気がします。

ただアニメ自体は初期の頃、無人島で四苦八苦していた頃が
一番おもしろかったですね。
私自身はその辺りは、今年始めの総集編でしか知らないのですが。

最近、地上デジタルで再放送しているそうです。
私は観られませんが、最初のほうは知らないので観たいですね。
レンタルはしていないのかな。
[エンタメ]アニメ・漫画 | 23:57:00 | コメント(0) | ▲TOP
「観たり聴いたり」さんのところで、ロードオブザリング王の帰還(RotK)
スペシャル・エクステンデッド・エディション(SEE)の予告編(未公開映像)が
公開されたと知り、早速観てみました。
以下は予告編の感想。原作の話もちょっと出てきます。



最初のシーンはアラゴルンがデネソールのパランティアを
見つけるところ。
他にも、彼が海賊船を眺めるシーンが。
アラゴルンがなぜ海賊船に乗ってペレンノール野に現れたのかも
SEEでは描かれるようです。
劇場公開版は「王の帰還」なんてタイトルのくせに王様アラゴルン率が
足りなかったので、SEEでは彼のシーンがたくさん見られそうですね。

さらにアイゼンガルドでガンダルフと対峙するサルマン。
この人のシーンは劇場版ではまるまるカットされていましたが、
SEEでは彼のその後がしっかり拝めます。

SEEで一番期待しているのがファラミアとエオウィンのシーン。
予告編でもばっちり出ていました。

た、確かに目が泳いでるよファラミア大将
そして終始エオウィンにやさしく微笑みかけてる…!
二つの塔(TTT)劇場版からは想像できない表情だよなぁ。
いろいろな顔を見せてくれる深い人だ。
そのファラミアを演じるデヴィッド・ウェンハムもすごいんですけどね。
エオウィンは愁いを帯びた横顔がとくに綺麗でした。

原作のこのシーンはちょっとクラシカルな雰囲気なんですが、
文章だからあのこっぱずかしい口説き文句も素敵にハマっていたんですよね。
でも実写にしたらまた違うイメージになるわけで。
二人がどう演じるのか楽しみです。

他には、劇場版予告編にもあったエオメルの号泣シーンや
ガンダルフとアングマールの魔王の対決など。
サウロンの口も出ていました。
エオメル兄貴の男泣きは劇場版の予告編に入っていたにも
かかわらず実際はカットされてしまっていたので楽しみ。
カール・アーバンの雄叫びが聞きたくてしょうがない。


実はうちのパソコン、最近音が出ないのでこの予告編も映像しか
観ていません。
ミュートにはしていなし、ボリュームもちゃんと上げてるんですけどねぇ。
サウンドドライバは平常なので液晶モニタ内蔵のスピーカーがおかしいと
思うんですが、また修理にも出すのもなぁ。←めんどくさがり

そういうわけで台詞やBGMはわからなかったので、
(イヤ、仮に聴こえていても英語だから理解できないんですが(笑) )
早くDVDですべてのシーンを観たいですね~。
日本版は来年にずれ込むらしいですが……早く出してくれー!ヽ(`Д´)ノ

※追記
パソコン本体と液晶モニタのコードの接触不良のせいで音が聴こえなく
なっていたようです。
今ではちゃんと音が出るようになりました。



関連記事:
劇場版「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」
「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」 SEE上映

関連blog:
観たり聴いたり「ふぁーらーみーあーヽ(゚∀゚)ノ」
Awayuki*Log「「王の帰還(ROTK)」SEE予告ムービー!」
[エンタメ]ロード・オブ・ザ・リング | 00:10:00 | コメント(4) | ▲TOP
その1でネタバレなし、その2で親世代と来て、その3では脇役キャラに
ついて書きたいと思います。
以下は5巻のネタバレなのでご注意ください。



*******************************



【1】騎士団員

新しい登場人物で気になった人を。
まずは騎士団メンバーのニンファドーラ・トンクス。
七変化が得意だけど、実はうっかりさんという素敵な人。
ガムのような真っピンクの髪にもできたりとかわいすぎです。

同じく騎士団メンバーのキングズリー・シャックルボルト。
背の高い黒人で、深い声をしているという設定。
ピンチの時には機転を利かせたりと格好良い人ですね。
この人はぜひ映画で見てみたい。

上の二人は初登場した騎士団員の中でもなかなか印象的で、
今後どんな活躍をしてくれるか楽しみです。
どちらかが次の「闇の魔術に対する防衛術」の先生になったりするのかも?
…でもDADA教師は1年で去るのがお約束だから、そうなる状況を
考えるとならないほうがいいか。

その他にもたーくさんの騎士団員が登場しましたが、
再登場が嬉しかったのはディーダラス・ディグル。
1巻の時から韻を踏んだ名前がかっこよくて妙に気になって
いたんですよね。また会えて嬉しかったマイナーキャラです。
(私だけだろうな…)
フィッグばあさんはやはり魔法界の人間でしたね。
スクイブというのは意外だったけれど。


【2】ホグワーツ教師陣

今までで一番ムカついたキャラが、あちこちのサイトでも
言われている今回の「闇の魔術に対する防衛術」の新任教師、
アンブリッジ。
ファッジやリータなんてまったく目じゃありません。
もうヤバいです。あの罰則は腹が立つどころか気持ち悪すぎです。
正真正銘のサディストですよ。

ただこの人の存在でホグワーツの教師陣がいつにも増して
際立っていましたね。
アンブリッジとマクゴナガル先生の激しい舌戦や、
フリットウィック先生の気の利いたところが見られて楽しかったです(笑)


【3】ホグワーツ生徒

それ以外でも、アンブリッジがDADA教師になったおかげで(?)
Dumbledore's Army(DA)が結成されたわけで。
グリフィンドールの仲間たちだけでなく、ハッフルパフやレイブンクローの
「名前はあったものの埋没していた脇役キャラ」たちが大集結。
ハリーの教えのもと力をつけていく様子に嬉しくなりました。

ハリーがDAの一番最初に選んだのが、あの「エクスペリアームス」の呪文。
2巻、スネイプ先生が決闘クラブで使った時に初めて登場し、
それ以降どの巻でも大事なところで必ず使われるほど
物語のキーポイントとなる重要呪文です。

先生自ら教えた閉心術はハリーには習得できなかったのに、
武装解除術は先生が目の前で使ったのを見ただけで覚えたというのが
皮肉を感じますね~。
また、もう一つの重要呪文パトローナス・チャームを教えたルーピン先生と
スネイプ先生の立場が重なるのがおもしろいところです。


話をDAに戻して。
今までハリー・ロン・ハーマイオニーの3人組以外の生徒たちが
ヴォルデモートの戦いに関わるなんて想像もできなかったけれど、
魔法省に乗り込むのにジニー、ネビル、さらにはルーナまで付いて来たのには
驚きました。そしてデスイーターたちと魔法の乱戦!
シリウスの死(←反転してください)さえなかったらワクワクするシーンだったのに。
このDA、来年もやるんでしょうか。
次の先生が有能だったりしたらやらないのかな。
私はずっと続けてほしいけれど。

5巻はDAの中でもジニー、ネビル、ルーナの株が大幅アップ。
ジニーはずいぶん変わってしっかりした子になりましたね。
いや、これが本来の彼女なのかも。
ドラコを呪文でやっつけたりとかっこいい女の子になりました。
ハリーにもまっすぐに意見を言ったり、双子と踊ったり(笑)
彼女にもウィーズリーの血が流れていますね。
ルーピン先生ファンのディーンと付き合うことになったのも
ちょっと嬉しかったり。

ネビルの成長と活躍も嬉しい限り。
ネビルがDAの練習によってぐんとうまくなったのは
両親を廃人同様にしたヴォルデモートとデスイーターに敵討ちを
誓っているからなんでしょうか?
他のDAメンバーとは明らかに練習への入れ込みようが違いますし。
ドラコたちが聖マンゴの話をしているのを殴りかかろうとした
ネビルの気持ちを考えるとつらいけど、彼もやっぱりグリフィンドールの
寮生なんだと実感しました。
それに意外にも重要人物だったようで。
あの予言、最終的にはネビルも関わってくると思います。


そして今回初登場のルーナ・ラブグッド。
実はラブグッド家として4巻の上巻P112に苗字だけ出ています。
飛び出した目に個性的すぎるファッション、さらには言動まで変という
かなり不思議ちゃんなキャラクターですが私この子が大好きです。
いったいどんな風に話に関わってくるんだろうと思っていたら、
なんと神秘部にハリーたちと乗り込んで大活躍。
章題にもなっているし、なにより名前が意味深。
彼女は今後も話に絡んできそうです。

気になったのが彼女の蔑称。
そういえば3巻で「ルーニ、ルーピ、ルーピン~」とピーブズが歌ってましたね。“loony”は、「気が狂った(人)、ばかな」という意味です。
ルーナ…(ノД`)

5巻で一番好きなシーンが、最後のハリーとルーナの会話です。
絶望し、なにもかもどうでもよくなっていた時に
ルーナとの会話で彼女がいじめられていることを知るハリー。
怒りや虚無感といった感情が収まり、ルーナに静かな同情を寄せる場面で、
ハリーの優しさとルーナの飄々とした強さが心に残りました。

(…ただ、アクシオの呪文で隠された物も出てくるような気が(^^;
隠した相手は賢いレイブンクロー生だろうから、無効呪文のようなものを
かけていたんだろうか?)

まぁそんなわけで私はハリルナ万歳です。
ハリーにはこういう悠然と構えてる女の子のほうがきっと合うと思う。
チョウ・チャンはハリーに初恋をさせるためだけに出て来たキャラの
ようですしね。彼女は良くも悪くも女の子らしい女の子でしたね。
恋愛体質らしく、セドリック→ハリー→マイケル・コーナーとコロコロと
変わったのにはすごいと言うしか。

 
ジニー、ネビル、ルーナに比べてドラコはやっぱりへたれのままでしたねぇ。
アンブリッジ親衛隊といい最後の大ナメクジといい。
ハリーやDAメンバーが着々と力を付けていってるのに
ドラコをはじめとしたスリザリンキャラは相変わらずのカッコ悪さ…。
クラッブとゴイルなんて純血以外スリザリンに当てはまらないような(汗)
スリザリン寮って、狡猾で手段を問わないクールなイメージなんだけど、
それに当てはまるのってとっくに卒業したリドルとルシウスとスネイプ先生
くらいだ…。
まぁ、ハリーに今までにない怒りを感じていたようだから
次巻で大化けするのかもしれないけれど。


【4】ウィーズリー一家

まずはパ~シ~。 ファッジどころかアンブリッジをいい人だなんて
あんた見る目がなさすぎるよ……_| ̄|○
それもアーサーさんとケンカして家を出るとは…
彼は今後どういう立場になるんでしょうね?

モリーさんのボガートのエピソードは
家族(+ハリーも)への愛情と失うことへの恐怖が伝わってきて
心が痛くなりました。
それからアーサーさんが無事でほんっとーによかったです。
実はルーピン先生、スネイプ先生に次いで好きなキャラなので。
マグル製のものを見ただけで目を輝かせるおじさんは可愛すぎだ。

ロンは監督生になったりクィディッチのキーパーになったり大活躍!
……のはずなんですが微妙に影が薄く……
神秘部での戦闘でも情けなかったし(苦笑)
ハーマイオニーとの関係も進展しませんでしたね。6巻に期待。
そのハーさんは思い切り大人でしたね。
ハリーに恋のアドバイスをするとは思わなかったなぁ。
ここまで来るとほとんど敵なしです。

5巻でウィーズリーといえば双子。
フレッド&ジョージは格好良すぎだ―――!
あのピーブズが敬礼までするなんて双子の凄さがわかりますねー。
颯爽とホグワーツを去った場面は、重い5巻の中でも数少ない、気持ちのいい
名シーンでした。


【5】気になった大人キャラ

別の項目と重なるところもありますが一応分けます。
親世代についてのエントリーで書き忘れたことについて。
この5巻でハリーとスネイプ先生の溝はさらに深くなってしまいました。
ハリーのスネイプ先生への感情は今までは嫌悪だけだったけれど、
シリウスの死(←反転してください)をきっかけとして憎しみの感情も
出て来てしまったような。
スネイプ先生のほうはというと、ペンシーブの件で憎悪をさらに深くしたのかも
しれません。

だけど、シリウスがヴォルデモートに捕まったと思い込んで無謀な行動を
するハリーの意図をしっかり読み取って、騎士団のためとはいえ
ハリーを禁じられた森まで捜そうとしたりと、緊急時には頼りになる
スネイプ先生がいいですね。
普段の大人げない言動と、ぎりぎりのところで見せるどこまでも冷静な
行動のギャップが不思議な人です。

シリウスは4巻から思ってたけど、なんというかかわいい人ですなぁ。
ローリングさん公式サイトによると22歳くらいでアズカバンに収容されたせいで、
脱獄した今も精神的には幼い(というか若い)ままだそう。
だからなのか、ハリーとジェームズを混同してしまうところもあって
それがひどく悲しかったですね。
(↓反転してください)
シリウスが死んで悲しかったのはハリーだけじゃなく
ルーピン先生もそうですよね。
親友二人がいなくなってあとは裏切ったピーターだけ。
先生があまりにも不幸すぎる……。・゚・(ノД`)・゚・。

(↑ここまで反転)
先生には幸せになってほしいです。本当に。
でも優しいだけ、可哀相だけじゃないのがルーピン先生。
最後、ダーズリーににっこり愛想よく脅すシーンで先生の腹黒さが
表れていてよかったです。

……そういえばもう「先生」じゃないんですよね。
でもハリーみたいにルーピンと呼び捨てにはとてもできないし、
ルーピンさんじゃしっくり来ないし。
というわけでこのままルーピン先生で呼びます。


最後はダンブルドア。
初期の頃はなんでもお見通しの偉大な魔法使いといった
イメージでした。しかし4巻辺りから彼も万能ではないことが表れ始め、
5巻に至ってそれが決定的となりました。

しかもその人間らしさや弱さというのが、ハリーの存在によって初めて
露顕されたのかもしれないというのがダンブルドアの複雑なところ。
何もせずにいることで不幸になるかもしれない多くの人たちより、
ハリーの幸せを優先したかったダンブルドア。
ハリーを孫のように思っていることがよくわかりますが、
そんな気持ちを抱ける人間を背負い込むことになろうとは
夢にも思わなかったとの言葉に引っ掛かりました。

ダンブルドアに家族はいないのでしょうか?
公式ではダンブルドアは150歳くらいなのだそうですが、
奥さんとか子供とか、今でも今までにも
いなかったのでしょうか。
この人もけっこう謎なところがありますよね。
もしいなかったのならずいぶん孤独な人なんだな、ダンブルドア…
ハリーの作った組織が“Dumbledore's Army”だと知って嬉しかっただろうなぁ。



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キャラクター語りだけでこんなに長くなってしまった…
これでもヴォルデモートやデスイーター、ハウスエルフまでは
書いていないんですけどね。ハグリッドも。(←ヒドイ扱い)
まぁ、ハリー・ポッターはキャラクターの多さも
話を彩る上での重要な要素なので語らないわけにはいかず
ということで。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。


関連記事:
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」 その1(ネタバレなし)
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」 その2(親世代について)
スネイプ先生ってどんなひと? その1
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』 その1(スネイプ先生語り)
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』 その2

映画『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』 その2(キャラクター感想)
[ハリー・ポッター]原作 | 22:54:00 | コメント(4) | ▲TOP
原作の話(風の万里 黎明の空&微妙に乗月も)も出てくるので、
アニメのみの方はお気をつけください。
月渓という人について熱ーく語っています。


もう何度も観ているのについつい観てしまうアニメ。
原作、アニメを問わず、十二国記の中で一番好きな話が
この「風の万里 黎明の空」です。

前半はとことん暗い描写が続くこの話。
けれども主人公の3人がそれぞれの苦境にもがき苦しみながらも
ついに自分の生き方を見つけていく過程は感動的で、
ラストは鳥肌が立つほど爽快です。


十二国記シリーズはたくさんの人物が登場し様々な物語を
形成していくのですが、その中で最も好きな人物が芳国の月渓です。
アニメでは上記の「風の万里 黎明の空」一章と四章、
それと「乗月」に登場しています。

この人物、原作では「若く」「精悍な」男として描かれているのですが、
アニメではなんとゴツくて声も野太い渋ーい50代くらいのおっさんに。
この彼の扱いにあちこちのサイトでファンの嘆きが見られますが(笑)
もちろん私も例外ではないです。
これについてはもう今更なことなんでしょうけど、月渓好きとして
書かずにはいられないので。

と言ってもおじさんキャラは嫌いじゃないんですよ。
むしろ親父キャラは好きです。アニメオリジナルの黄鉄さんとか好きでしたし。
もし小説を読む前にアニメの月渓を見ていたら、たぶんあの彼を好きに
なっていたでしょうね。なんたって渋い。渋すぎですよアニメの月渓さん。
あのぴんっとはねたカワイイ睫毛はさすがにイヤですが。

だーけーど。
私は原作の月渓が一番好きなんだよーう。
別に美形とまでは言いません。そんな描写はないし。
そこまであつかましくないです。はい。
でも「若く」「精悍な」男なんですよ、月渓は。

若いというのがどの辺までを指すのかは人によって異なるだろうけれど、
原作でそう書かれていたのが
祥瓊(見た目だけでなく心もほとんど成長していないと思われる13歳)の
視点なのでせいぜい2~30代半ばくらいの外見じゃないのかな。
40まではいかないと思う。

アニメの彼は、精悍といえばまあ、精悍ではありますけど、
やっぱりイメージではないですね。
原作の月渓は、言動からガタイのよさそうな人っていうよりも、
何となくスマートなイメージのほうが強いのです。
真面目で、誠実な人となり。
弑逆する形でしか敬愛する王の暴走を食い止められなかった自分を
責め続ける複雑な心境。
とにかく葛藤の人、ですよね。

州侯ということで文官出身のようにも思いますが、王の首を一刀両断できる
くらいの腕力と剣の腕を持っているので武官出身なのかもしれませんね。
ある意味体育会系みたいなところもあるのかも。
って、うん。仲韃と月渓の関係ってちょっと体育会系入ってますよね。
そういえば。

………………。

……だからアニメの月渓はスポ根マンガみたいな顔なんでしょうか?
……そうか。
そうだったのか……。
………だからアニメスタッフはあの顔にしたんだ………_| ̄|○
でも、そんな……原作の記述を捻じ曲げてまで、
あんな熱く濃ゆい顔にする必要があったのでしょうか?
せめてせめて若くしてほしかった…………。


まあそういうわけで、あのくどい顔にばかり注目が行ってしまうアニメの
月渓ですが、性格や言動も少し原作と違う気がします。

真面目なところはアニメでも同じようですが、例えば下のやりとり
を比べると違いがはっきりとわかります。
村人たちから私刑に遭いそうになった祥瓊が、州師に助けられ
月渓と再会した場面。
祥瓊は吐き捨てた。
「己は城の奥で絹をまとい、国権を弄んで道に外れた愉しみに耽っている。
――王のふりは楽しいか?」
月渓はさらに苦笑した。
「それを言われれば、返す言葉はないな」
「王を弑して玉座を奪った簒奪者」
「――それも甘んじて聞いておこう。一面正しい」
(中略)
「昇山して天意を問うてみるがいい。殺戮者のお前が王になれるかどうか。
少なくともお前は天意合って玉座に就いた王を弑逆した。
雷に打たれぬよう、せいぜい気をつけるがいい」
「それにも返す言葉はないな」
月渓は苦笑する。
「――恭へお送り申しあげる。供王が公主の身柄をお引き受けくださるそうだ」
言って背を向けた月渓に、祥瓊は叫ぶ。
「なぜ殺さない! 王を殺したその太刀で、私の首を斬りなさい!」
それはしない、と言いおいて、月渓は房室(へや)を出ていく。

(講談社文庫 風の万里 黎明の空 上巻 P136~138から引用)
ここで印象的なのは、祥瓊の挑発に月渓が苦笑していること。
アニメでは彼が苦笑しているところなんて出ませんでしたよね。
祥瓊の嘲りにぐっと我慢するだけ。
そもそもアニメのこのシーンは思い切り短いので、ここまで細かく
描けないというのもあるんですが。

アニメの月渓はとにかく良くも悪くも真面目で不器用なところが
前面に押し出されているような気がします。
原作では自嘲的なところも描かれ、一筋縄では行かない人物のように
感じられます。

月渓の人物像や上記引用のシーンは断然原作派なんですが、
上記のシーンに続くアニメオリジナルの場面はかなりよかったです。
仲韃の時代をやるせなく思い返しながら、聴こえてきた祥瓊の
歌声に乗せて「私はかつて公主のこの歌が好きだった……」と呟いたくだりは
切なく心に残るシーンでした。



えーと最後はカップリング話を。
ここまで読んでくれた方ならわかると思いますが、
月渓×祥瓊、好きです。
アニメではマイナーですけど……
他のカップリングに水をあけられていますけど……
というか十二国記でカップリングと言っても読者(視聴者)の妄想でしか
ないんですけど……
略して月祥。だいすきです。以上。
(コレが一番言いたかったことなのかもしれん……)
[エンタメ]十二国記・魔性の子 | 01:31:00 | コメント(4) | ▲TOP
その2では一番興味のあった親世代について語っています。
以下は日本語版5巻のネタバレが満載なのでお気をつけください。





******************************






↓反転してください。隠している箇所はとくにネタバレ大の危険が
あります。

今回一番思ったこと。
ローリングさん、容赦なさすぎ………。
シリウスの死も、親世代4人組の過去の描写も。

シリウスが死んだという事実もつらいのですが、死に方が
あまりにも格好悪すぎだ………_| ̄|○
彼が死ぬというのはネットで偶然ネタバレを見て知っていたので
覚悟はしていましたが、ハリーをかばって死ぬとか彼らしい
最期だろうと思っていたのに、なんてあっけない逝き方なんですか…。

正直シリウスの死は実感が湧かないのですが、
本当に死んだのでしょうか……。
ベールの向こう(英語だと”あの世”の意味があるそうですね)に
行っただけで亡骸を見たわけではないし。
あとがきを読むとやっぱり死は確実なような気もしますけど…。



ジェームズさんにしても人気のあるキャラにああいうことをさせるなんて
ローリングさんすごすぎる……。
彼の場合、今までいい面ばかり描かれていたから
スネイプ先生にあんな酷いことをしていたなんてとても信じられなかった訳で。

でもショックだった反面、とてもリアルだとも思いました。
誰だって、いいところだけじゃない。
人気者だからこそ持ってしまう奢りや、残酷な面もあるでしょう。
それにあの15歳の時点ではジェームズは精神的に幼いですよね。
7年生で「高慢ちき」じゃなくなり、リリーと付き合うようになったということは、
6年生辺りで彼の身に何か、それこそ価値観が変わるぐらいの
事件が起こったのではないかと想像しています。

また、暴れ柳事件のことも本当のところはどうだったのかまだわかって
いないことが多いので、これも今後明かされていくでしょうね。
親世代に関してはあのまま放置というのはないと思いますし、
ジェームズさんの名誉挽回もきっとあることだろうと期待しています。


対して、スネイプ先生。
以前、ジェームズさんとスネイプ先生の関係はハリーとドラコのようだと
ダンブルドアが言っていましたが、ペンシーブのスネイプ先生の記憶に
限って言えばとてもそうは思えないですよね。

実際みんなが言うように二人で呪いをかけ合っていたとしても、
あの記憶ではスネイプ先生はほとんど一方的にやられている。
あの後どうなったのかはわからないけれど、やっぱり下着は
下ろされているでしょうね。
だからこそ「スネイプの最悪の記憶」なのだし。

5巻では両親が不仲だったらしいこともわかり、
今まで謎だらけだった先生のことが少しずつ明らかにされてきました。
4巻まではどうしてそこまでジェームズさんを憎むのか疑問だったのですが、
やっぱりあの記憶を見せ付けられれば、プライドの高い彼が
憎しみを覚えるのは当然だったとしか言いようがありません。

だけどハリーはジェームズじゃない。
二人とも他者の暴力に遭うという辛い経験をしていて、
しかもお互いそのことを閉心術を通して知っている。
ハリーなんてスネイプ先生の過去を知った時、初めて彼を「可哀相だ」と
思ったのだし、いつか二人には和解してほしいなんて思って
いるんですが無理なんでしょうか?

もちろん、先生にはハリーがジェームズそっくりの姿でただでさえ忌々しいのに
ペンシーブを勝手に使用して許せないという気持ちがあるだろうし、
今のハリーはシリウスが死んだことを先生に責任転嫁しているので
和解は相当難しいでしょうけど……無理かなぁ……。

そう言えばスネイプ先生が閉心術の授業をやめた後、ルーピン先生が
彼を説得したんですよね。
スネイプ先生はハリーが謝りに来るのを待ってたんじゃないのかなーと
思っているんですがどうなんでしょうね。

どちらにしろ5巻でますます好きになったスネイプ先生でした。
この人は本当に深いキャラクターですね。


親世代と言えば絶対に外せないルーピン先生。

先生、おかえりなさい。また会えて嬉しいです。
5巻を読んだ後もやっぱり彼が一番好きだと再確認しました。
モリーさんを優しく慰めたり、実はみんなのまとめ役だったり、
彼らしいなと思うことがたくさんありましたね。

しかし、前にも増して貧乏になっているとは思いも寄らず。
アンブリッジめ…。反人狼法が撤回されることはないんでしょうか?
やっぱりアーサーさんが魔法省大臣にならなきゃダメだな。
それにしても騎士団って給料出ないんだろうか?
先生忙しいくらいに働いているだろうに。

優しくて人気のあるルーピン先生ですが、あのペンシーブの過去で
彼にがっかりしたという人もいるみたいですね。
ジェームズたちがスネイプ先生にひどいことを仕掛けても、
眉をひそめつつも見て見ぬふりしかできなかったルーピン先生。

彼の弱さが現れたシーンですが、私は先生の少年時代らしいなと
素直に思いました。
シリウスがアニメーガスだと知りながらも校長に言えなかった
3巻での先生と重なったんですね。
多くの人が持っているような弱い面も描かれたことで、
彼が単に優しく良い人という記号のようなキャラクターではなく、
良いところも悪いところも混在する人間らしい人間なんだと
納得できたのです。


リリーについて。
ハーマイオニーのような正義感の強い女性だったみたいですね。
赤い流れるような髪に鮮やかな緑の目って、すごく綺麗な人
だったんだろうなぁ。ジェームズさんに好かれまくってるし。
”LE”と試験用紙に落書きしているジェームズさんは可愛かった(笑)
それにしてもリリーさん、最初はジェームズさんのことずいぶん嫌って
いたんですねー。
この二人が付き合うようになったきっかけ、ものすごく気になります。
きっといろいろあったんでしょうねぇ…。


最後にピーター。彼は想像通りでした。
しかし、シリウス・ジェームズコンビが仲がいいのはわかるとして、
4人が仲良くなったのはどういうきっかけだったんでしょうかねー。
やっぱり寮の部屋が一緒だったのかな?
ペンシーブの最初のほうは本当に今の状況が信じられないくらい
平和で、それが一段と切なかったです。


親世代のエピソードや過去が衝撃的だった5巻。
それでも私はあの魔法いたずら仕掛け人の4人組が大好きです。
もちろんスネイプ先生やリリーさんも。
ハリーたちの世代の話と平行して、6、7巻ではもっと深く親世代について
語られることを楽しみにしています。



関連記事:
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」 その1(ネタバレなし)
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」 その3(キャラクター語り)
スネイプ先生ってどんなひと? その1

関連blog:
Sunnydays「ハリポタ読み終わりました」
[ハリー・ポッター]原作 | 23:14:00 | コメント(4) | ▲TOP
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 ハリー・ポッターシリーズ第五巻
J. K. ローリング J. K. Rowling 松岡 佑子


感想がかなり遅くなってしまいましたが、やっとUPすることが
できました。
5巻は本の厚さもさることながら、かなり濃い内容でしたね。
その1ではネタバレなしの感想でいきます。

全体的に今までと比べて想像以上に重く、暗い話でした。
ストーリーはもちろんのこと、ハリーが反抗期を迎えてやたら不機嫌で
怒りっぽいので、それも5巻の暗さに反映されていましたね。
ハリーは本当に、1巻の頃のあどけなさが懐かしいくらいに初っ端から
黒くなっていましたねえ。

この5巻は、他のキャラクターもちゃんと成長しているのがよくわかって
感慨深くなりました。
巻を追うごとにハリーたちが少しずつ成長していくのを見るのもハリポタの
おもしろさのひとつですね。

これまでに登場したキャラも総出演し、残り2巻でいよいよヴォルデモート卿
との戦いに入っていくのかと予感させる5巻でした。
これまでのまとめのような位置付けの巻だったからなのか、
5巻のページ数は尋常ではないほどなんですが、ちょっと苦言を。
もっと短くできなかったのでしょうか?

伏線をあるゆるところで張っている話なので、はっきりとあの辺りを
切るべきだとは言えないのですが、それでも省くところは省けたのではないかと。
3巻くらいの厚さがちょうどいいと思うのですが、魅力的な人物が
多数いるので、気に入ったキャラのエピソードをローリングさんが
つい入れすぎてしまったのでしょうか?

日本語版に至っては上下巻に分かれていて値段があまりにも高額すぎ。
原書は1冊なのに、2冊に分けて値段も2冊分にするのはどうかと思うのですが。
売れるのは最初からわかっているのだから、もう少し安くできたのでは?

読売新聞10月1日付夕刊によると、5巻の売れ行きが思ったよりも鈍く
大量に在庫が残りそうだとありました。
これには様々な要因があるんでしょうけれど、理由の一つに値段が高すぎる
ことが挙げられるのは間違いないでしょう。

あと、日本語版についてですが、今回ルビについて「ん?」と思うことが
あったのでそれも。
4巻まではたとえば吸魂鬼にはディメンターとカタカナのルビを振っていたのに、
今回は一度だけその表示で後はほとんど吸魂鬼+きゅうこんきとなって
いました。他の言葉も同様です。
守護霊を「パトローナス」ではなくそのまま「しゅごれい」としたり。
今までの表記が好きなのでなんだかもったいないなあと。
6巻では前の表記に戻してほしいです。

他にも、ヴォルがやっぱり俺様だったり、ハーマイオニーが
「後生だから!」なんてありえない言葉を言ったり。
訳についてはもうキリがないんですが、どうしても気になってしまいますね。
ヴォルデモート卿なんて自ら”Lord”の称号をつけるくらいなんだから、
もっと品のあるイメージなんですけどね。トム・リドルのイメージでもそう。
仕方なく脳内で「私」と変換して読んでいます。「予」でもいいかも。
英語だと”I”で済むんですけどねー。


つい文句を言ってしまいましたが、私はこの5巻、嫌いではありません。
5巻では1~2巻の頃のような明るさがなくなり、恒例だったラストの
どんでん返しや爽快感もなく、終始不穏な空気を漂わせています。
主人公のハリーがずっとイライラしっぱなしなことや、
今回就任したあの先生が不気味なこともそれに拍車をかけていますね。

けれども謎だったことが少しずつ明かされ、ハリーが今まで一辺倒に
思っていた価値観が崩れ始める辺りの描写は興味深く、
「闇の魔術に対する防衛術」を通してハリーの同級生たちが寮の垣根を
越えて結束していくところなどは、6、7巻への期待を膨らませずには
いられないほどです。
7巻のラストへ布石が打たれた巻でもあり、今後が本当に楽しみです。
……怖くもありますが……。


関連記事:
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」 その2(親世代について)
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」 その3(キャラクター語り)

関連blog:
徒然帖。「『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』読了」
サボテン島のハリネズミ「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」
The Little Bookroom「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」
見もの・読みもの日記「戸惑う少年/ハリー・ポッター第5巻」
遊BROG「読み終えるまで約6時間(「ハリポタ不死鳥の騎士団」ネタばれあり)」
[ハリー・ポッター]原作 | 23:10:00 | コメント(7) | ▲TOP

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