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2005年01月の記事

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前回の衝撃のラストから一転、一番気になるタナベの様子は一切映さず、
フォン・ブラウン号の選抜クルーに選ばれても心はうわの空のハチマキを
淡々と描く手法で始まった今回のプラネテス。
「あの時タナベとハチマキに何があったのか」と気にならずにはいられない
巧い演出ですね。

今回のハチマキの異常な様子を見た時、
「やはりハキムを撃ってしまったのか?」と思ってしまったけれど、
結局銃が弾切れだったおかげで、
引き金を引いたものの殺人は犯さずに済んだハチマキ。
私はハチマキが引き金を引いたことよりも、
ハキムがあんな死に方(これはもう決定ですよね)をしたことのほうが
ショックかもしれません。
低い声が渋く切れ者の格好良いキャラクターだったので
実は好きだったんですよ。テロリストとわかるまでは。
今回の話でハチマキが人と人とのつながりを実感できたように、
ハキムにもそんな展開があればよかったのですが……
でもそんなシビアなところこそがプラネテスなんでしょうね。

上記の「そんな展開」が当てはまるのが
今回助かったクレアなのかもしれません。
愛では何も救えないという冷めた価値観を持っていた彼女も、
結局タナベの無謀ともいえる行動で助かりました。
実際は偶然通りがかったシャトルバスに助けられたわけで
タナベがクレアを担いで行かなくても助かったのかもしれない。
けれども結果としてタナベが命の危険を冒しながらも
クレアを救ったということが重要なのでしょう。

テロリストに加担し、生きる価値のない人間だと思っていた自分自身が
不思議な因果でこうして生きている。
それも所詮は恵まれている人間だと蔑み妬んでいた相手によって。
集中治療を受けるタナベをクレアはどんな気持ちで
見つめていたのでしょうね。
彼女はタナベの前回ラストの葛藤を知っているのだろうか。

いずれにしろ、誰もが自分を置き去りにしたと絶望していたクレアも
タナベをきっかけにして、ハチマキと同じように人と人とのつながりを
感じることができたのだと思いたいです。


後半は待ってましたのタナベとハチマキのエピソード。

ハチマキはこれまでずっと、とくにロックスミスと出会ってからは
「自分」を中心に考え、彼の中のもう一人の自分が言うように
「所詮人間は一人なんだ」と思っていました。
いや、思い込もうとしていた、と言ったほうが正しいかもしれません。
だから夢に向かって周りを見ずにフォン・ブラウン号だけに
のめり込むことができたし、ハキムにも躊躇せずに引き金を引いた。

だけど海に溺れたこの時になって初めて、
真っ暗で何もない、たった一人ということがどれほどの孤独かを
身を持って体験するわけです。
ここでやっとちっぽけな自分は宇宙の一部であること、
人はみんな螺旋のようにつながっていることに気づきます。

タナベや仲間に助けられるようにして海から這い上がったハチマキは
偶然、車椅子のタナベ本人に再会。
酸素欠乏症に陥り、神経が麻痺して半身不随になってしまったタナベは、
手術のために髪も切り、今はベリーショートに。
結局タナベはクレアの酸素ボンベに手を出さずに済んだということですが、
それでも自分が生き残るために彼女の信条の「愛」とは正反対の行動を
考えたことには違いなく。
彼女の葛藤の結果が何も書けなかった遺言状なんでしょうね。
(遺言状のエピソードは観ていないので詳しくはわかりませんが)

苦しんだ末に初めて「愛」を理解したハチマキと、
理想の「愛」とはかけ離れた自分に苦しんだタナベ。
惑い人の二人がようやく本当の意味でわかりあえた最後の場面は
胸に来ました。
タナベちゃん、よかったね。

                  ***

とはいうものの、総合的に見ると今回ご都合主義を感じることが
多かったのが残念。
最後のタナベとハチマキのやりとりに行き着くまで
うまくまとまっていたとはいえ、「偶然」のエピソードが多かったのは
ちょっと辟易しました。

何はともあれ、プラネテスもあと1回。
次回予告ではどんな風に終わるのかも想像できませんが、期待しています!
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[エンタメ]アニメ・漫画 | 22:47:33 | コメント(0) | ▲TOP
第16話「イグニッション」以来、大晦日に書いた総集編を抜けば
久しぶりのプラネテスの記事。
記事はあまり書いていませんが、最近は欠かさず観ています。
……今年最初の第23話「デブリの群れ」を除いては。
観ていないこの回で大変な事件が起きてしまったようで、
がっくり……_| ̄|○
そういうわけで第24話の冒頭がどうしてあんなことになっているのか
よくわかっていませんのであしからず。

で、感想です。
今回のタイトルは「愛」。
これはタナベの名前でもあり、彼女の口癖でもあります。
この回でどんな風に彼女を掘り下げてくるのだろうと思っていましたが、
まさかあんなことになろうとは。

まずはテロに巻き込まれた人々について。

ハキムと相対するハチマキ。
テロリストの論理を語り、自らの正当性を言い張るハキムは
現実にいるテロリストにも当てはまるのでしょう。
銃を手にしたハチマキは引き金を引くのだろうか。

テロリストに怯え、いつもの調子の良さがすっかり影を潜めたコリンとは
対照的に、銃を奪い、生き抜くために応戦するリュシーは
女の強さがはっきりと出ていて好感度アップ。

チェンシンは、ハチマキに蔑まれ、タナベに拒絶されてから
一気に男前になりましたね。
あんな状況でも逃げ腰にならずにハチマキの心配をするなんて、
正義感と情に厚い、いい男です。

ロックスミスは相変わらずイイ性格していますが、
あそこまで徹底してエゴイスティックだと憎めません。
現実で近くにいたらイヤでしょうけれど、
ブラウン管を通して見る限りは好きなキャラです。
あの黒さがいい。

フィー姉さんもまた相変わらず格好良いです。
素敵すぎます。惚れます。

そして今回の主題、タナベ。
負傷したクレアを背負い、月面を一人駆けて行く彼女は、
テロに加わり、死ぬ覚悟だったとクレアから告白され、
自分を置いて行けと言われても、その信念のまま
走り続ける。
「愛では何も救えない」と言うクレアと対峙する内、
タナベはいつしか自分自身を見つめていくことに。

彼女の脳裏をよぎるのは過去の場面。
それは彼女の信念を否定するようなものばかり。
身勝手で自己中心的な愛、永遠ではない愛。
さらには愛だけではどうにもならないこともあるのだと気付いていく。

心が揺らいでいく中、ハチマキとの関係にも思いは及ぶ。
愛によって人は救われるのだと思っていた。
愛がすべてだと思っていた。
けれどハチマキが空間喪失症にかかった時、
彼を救ったのはタナベではなかった。
彼が愛していたのは宇宙。
自分ではなかった……。

認めたくない答えに行き着いてしまったタナベは絶望し、
崩れ落ちるように倒れる。
が、ここで終わらないのがプラネテスの凄いところ。

彼女に与えられるさらなる試練。
ずっと走り続けていたせいなのか酸素が急激に減り、
生き延びるにはクレアの酸素ボンベを奪うしかない極限の状況。
ずっと愛を寄る辺にして生きてきた彼女が初めて見せる、
恐ろしく狂気をも帯びた表情にはただ苦しく。

生か死か、そんな状況で来週、彼女はどんな選択をするのか。
そしてハキムに銃を向けたハチマキは。
タナベとハチマキの選択、見逃せません。
[エンタメ]アニメ・漫画 | 10:43:33 | コメント(0) | ▲TOP
去年最後に放送した36話と今年最初の37話、続けての感想です。
年をまたいだこの数週間は長かった……。


MONSTER 第36話「混沌の怪物」

翌日に控える蔵書寄贈セレモニーを狙撃のチャンスと決め込んだテンマは
一夜を大学図書館の本棚の上で過ごす。
闇の中、彼の脳裏に去来するのは、
ヨハンをモンスターと知らずに必死に助けようとしている自分、
弱虫テンマとばかにされ、「僕を見つけてよ」と泣いている子供の頃の自分……。

テンマの幼少の頃の回想シーンは、彼が日本では居場所を
見つけられなかったことを表すもの。
「僕はここだよ、僕を見つけてよ」という言葉に
この物語の暗喩とヨハンとの対比が見えて来ます。

その外では狙撃の舞台、セレモニーへ向けて行動を始める、
ライヒワイン先生、ディーター、Dr.ギーレン、ルンゲ警部、ニナたち
主要登場人物たち。
シューバルトもライヒワイン先生の言葉を受けて、
ヨハンの中の怪物を確かめるかのようにセレモニーへ向かう。

ロッテを仲介してヨハンとようやく結び付いたニナ。
次回はついに絵本ですね。
この回は嵐の前の静けさといったところでした。



MONSTER 第37話「なまえのないかいぶつ」

OPからのCM明けにいきなり「なまえのないかいぶつ」の絵本が始まり、
いつもと違う特別な回という位置付けが感じられた今回の話。
この絵本の描写が非常に秀逸でした。

四隅を黒く塗りつぶした暗い画面と紙芝居のような絵柄。
古いフィルムのようなざらついた映像をブレさせて不安をかき立てながら
淡々と進む残酷な童話に思わず惹きつけられてしまいました。
ニナ役の能登麻美子さんのしっとりとした静かな朗読も、
絵本の不気味さを巧く引き立てていてとてもよかったです。

絵が動いていたことにも少し驚き。
人間を中から「バリバリグシャグシャバキバキゴクン。」と
食べていくところや、逃げる人間達を次々に捕まえて食べる描写は
原作では詳しく描かれていないので、
映像にするとその怖さが一層大きく感じられました。
「寄生獣」のパラサイトを思い出したほどです。

絵本は文句なしの出来なのですが、今回作画がよくなかったところも。
ライフルのスコープ越しに何もかも見通しているといった表情で
冷血な笑みを浮かべるヨハンの顔が原作ほど綺麗ではなく、正直がっかり。
原作のように顔のクローズアップもなく、
ヨハンの鋭さが感じられなくて残念です。
このシーンの作画の美しさと間の良さは原作のほうが上ですね。

ヨハンの罠で炎に包まれる大学図書館。
しかし、火をつけたヨハンの手下のおばさんもあの場所にいたら
すぐに火に巻かれるだろうと思うのだけど、ちゃんと逃げられたのだろうか…。

炎を見て子供のように喜ぶロベルト……と思いきや、
意外と原作よりはマトモな言い回しでしたね。
冷徹な殺し屋が幼稚な面を見せるところなのでもっと大げさに
演じてもよかったのに。
ただ笑い声は相当キレていたので、これには満足。

最後のテンマとロベルトの対決は構えの動きと回り込むカメラワークが
格好良く、次回への引きとして期待させてくれます。
今回はとにもかくにも絵本が素晴らしかったです。
アニメならではの凝った作りでスタッフの意気込みが伝わって来ました。
来週も楽しみですね。


MONSTERのCM

OP曲「GRAIN」の神秘的なコーラスと
ニナの「優しくしてくれる人はみんな死んでゆくの…」という言葉で
始まる「MONSTER」のDVD-BOXのCM。
これらのBGMと、
あの事件の夜の双子とニナの台詞の文字が交互に映る映像が
とても格好良いので気に入っています。
能登さんの絵本の朗読での良さがこのCMにも表れていますね。
思いつめた声がすごくいい。



関連blog:
三匹のかいぶつ「CHAPTER 37 『なまえのないかいぶつ』」
[MONSTER]アニメ他 | 22:43:40 | コメント(2) | ▲TOP
その4まで続くとは思わなかったのですが(笑)、ここまで来たら深~く
突っ込みたいと思います。
その4では映画に登場する動物たちや魔法生物、気になったシーンなど、
映画アズカバンのちょっとしたことや、字幕とは印象が異なる吹き替えについて
書くつもりです。
映画のネタバレなので観ていない方はお気をつけください。



*************************************************



●動物たち

かわいい動物がたくさん登場するので動物好きにとっては目の保養にも
なる映画のハリポタ。
1~2作目で登場した、おなじみの白ふくろうヘドウィグや、
ホグワーツ管理人のフィルチの猫ミセス・ノリス(映画はかわいい)も
3作目でもその愛らしい姿を見せてくれます。
漏れ鍋でハリーにこしょこしょ撫でられるヘドウィグには和みました。

が、今回動物キャラの主役といったらヘドウィグではありません。
登場するなりドタドタと追いかけっこしてるかわいい猫とねずみ。
そう、ハーマイオニーの猫、クルックシャンクスと
ロンのねずみ、スキャバーズです。

「え? クルックシャンクスはわかるけど、なぜにスキャバーズ?」
そうおっしゃる方もいると思います。
なにせ害獣でもあるねずみですし、その正体が悪役ですからね。
私もリアルではねずみはあまり好きではありません。
ハムスターは好きですが。
だけどパンフレットに載っている、ロンに握られているスキャバーズ
ロンの肩にちょこんと乗っているスキャバーズは、妙に可愛くありませんか?
ロン役のルパート君もスキャバーズ役のねずみがお気に入りだったとか。

そしてクルックシャンクス。
原作のように本当に壁にぶつかったようなぶさいくな顔と、
瓶洗いブラシのようなしっぽ(むしろ体全体が瓶洗いブラシ)で
クルックシャンクスそのもの。
難を言えばガニマタじゃないことくらい。
ハーマイオニーにおとなしくだっこされてる姿は猫好きとしては
たまりません。
原作のようにこの子にはもっともっと活躍してほしかったですね。
豆ふくろうも見たかったなぁ。


●魔法生物

誰もがLotRのナズグルのようだと思ったらしい吸魂鬼ディメンター。
ディメンターが列車のコンパートメントのドアを触れずに開けるシーンは
いつ観ても不気味で格好良くて好きです。

半分馬で半分鷲のヒッポグリフ(バックビーク)。
CGっぽさもなく、自然な映像と動きで、本当に実在しているかのよう。
そんな錯覚まで起こしてしまいそうなほど綺麗な生き物でした。
ハリーを乗せてバックビークが飛行するいわゆるタイタニックのシーンは
原作にはなく、必要ないといえば必要ないのですが、
後半のハリーとハーマイオニー、シリウスの3人の飛行シーンと
対になっていると思うので個人的には好きな場面です。

魔法生物といえば外せない狼人間。
あの姿を評価している人って見たことないですね~。
原作通りの、ふさふさとした普通の狼にしてほしかった。
あれじゃ、あまりにも強すぎて犬も牡鹿も止められませんて。


●気になったシーン

公開時の感想などで触れなかったシーンについて。
今までのシリーズとは違うなと感じたのが、グリフィンドール寮で
ハリー・ロン・ネビル・シェーマス・ディーンの5人がはしゃぐシーン。
口に入れると動物の鳴き声が出るお菓子を食べながら
他愛もないやりとりをする彼らはまさしく等身大の男の子で、
青春映画が得意といわれるアルフォンソ・キュアロン監督らしい演出ですね。
しかしシェーマスが酔っ払いのようにネクタイを頭に巻いていたけれど、
イギリス人もやるんですね、あーゆーの(笑)

青春といえば、ハグリッドの魔法生物飼育学の授業中、
ヒッポグリフに触ろうとするハリーを心配したハーマイオニーが
無意識にロンの手に触れて、二人が気まずくなるシーンもそうですね。
照れを隠すようにちょっととぼけた表情をするロンがとてもかわいいのです。

その3の感想でロンの扱いが地味と書きましたが、本筋の物語以外では
くすりとさせられる演技でいい味出していたと思います。
大嫌いなクモの夢を見て寝言を言いつつ、ハリーに冷静に声をかけられると
安心したようにもういびきをかいているシーンなんて面白すぎ。

映画アズカバンはこんなちょっとしたシーンがすごくいいんですよね。
暴れ柳で四季を表現する演出も好きです。

3作目はこれまでより笑いの部分が多いのですが、
監督が笑わせようとたぶん意図していないところで
笑ってしまうシーンがあります。
それは、人狼化したルーピン先生をシリウスが必死に止めようとする
一連のシーン。
人の心を忘れないよう声をかけるも、
思いも通じず人狼に見事に吹っ飛ばされるシリウスや、
キャンキャン鳴きながら人狼に追い回される犬のシリウスが
おかしくておかしくてしょうがありません。

この文を打ち込んでいる今でさえ笑いがこみ上げてきます。
映画館で観た時は笑い死にそうでこらえるのに大変でした……。
妹に「そこ笑うとこじゃないから」と言われてしまったけど、
ここっておかしいですよね?
私にとってこのシーンの破壊力は凄まじいものがありますです。


●呪文の発音

原作を読んでいてもわからないのがハリポタ特有の言葉の発音。
とくに呪文はラテン語などを組み合わせたものなので、
邦訳のカタカナや原書のスペルを眺めても実際の発音は
想像できません。
正しい発音が聴けるのも映画の見所のひとつだと思っています。

映画アズカバンに出てくる呪文、"Riddikulus!"「リディクラス」や
"Expecto patronum!"「エクスペクト・パトローナム」は
やはり想像と少し違う発音でした。
ルーピン先生の授業のシーンでは観るたびに
復唱する生徒たちと一緒になって"Riddikulus!"と口にしてしまいます。
また、日本語版では「いたずら完了」となっている"Mischief Managed"は
別れ際のルーピン先生が言ったり、スタッフロールの最後にも出てきたりと
何かと印象的でした。

その中でたくさん聴けて嬉しかった呪文が
"Expelliarmus!"「エクスペリアームス」。
この呪文が初登場した2作目は映画館で1度見たきりなので
発音ははっきりと覚えていないのです。
3作目ではハリーやルーピン先生、それにスネイプ先生が
使用していましたが、役者によって微妙に発音が違うのが面白いですね。
叫びの屋敷でのルーピン先生の"Expelliarmus!"はシューリス、吹き替え、
どちらの声も力強くて格好良い。


●吹き替えの印象

ハリーたち3人組は1作目から変わっていないようですが、
正直言って上達しているとは言いがたいですね。
ハリーの声を充てている子役はダニエル君のように声変わりしていて
うまくはなくとも普通の台詞の時は少年らしさがあっていいのですが、
ちょっと声を荒げたり叫んだりする台詞だと下手さがとたんに際立って
しまうのが残念。
とくに後半の「えくすぺくと・ぱとろーなーむ!」は本当にひらがなのように
聞こえてガックリ来ました……。

ロン役の声優はまだまだ声変わり途中で声が高く、ルパート君と比べると
浮ついた感じになってしまっているのでハリー役の声優以上にひどいかもしれません。
ハーマイオニーは1作目とあまり変わってないかな。
優等生的な感じはうまく出ていると思うのですけどね。

4作目ではダニエル君たちも今よりもっと成長した姿を見せてくれるでしょうし、
もう大人の声優が演じても何の問題もないと思うのですがいかがでしょう。
シリアスなシーンで棒読みはツライです……。

それに引き換え、プロの声優が声を充てている大人組は
なかなかよかったです。

とりわけよかったのが一番気になっていたルーピン先生。
郷田ほづみさんという方が演じているそうで、
原作の設定のようなしわがれた声ではないけれど、
優しく頼りになる先生という感じはシューリス以上に出ていたと思います。
普段の穏やかな部分と、厳しさ、冷たさを覗かせる部分と。
複雑な魅力を持つ先生を巧く演じていました。
「おまえがジェームズとリリーをヴォルデモートに売ったんだろう!」の
台詞は格好良くて惚れ惚れ。

シリウスの声は、原作の本来は美男子というイメージとは遠かったですが、
ゲイリー・シリウスには合っていたと思います。
シリウスは叫ぶシーンが多いのですが、ゲイリーに負けないくらい
シリウスの怒りと憎しみが伝わってきました。

ピーターはもうそのまんまですね。
ちびまる子ちゃんの永沢君の人(笑)

スネイプ先生は1作目から思っていたのですが、声が太すぎて
違和感があります。声が立派過ぎるというか。
スネイプ先生に関してはアラン・リックマンの声のほうが好きだなあ。

私はどんな映画でも字幕派なんですが、訳そのものは吹き替えのほうが
ずっと詳しくていいですね。
字幕はとにかく短くすることだけを念頭に置いているようですが、
吹き替えは名前や固有名詞を省かず情報量が多いので
話がわかりやすいです。
なにより下の字幕を読まずに映像だけに集中できるところがいいですね。


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映画アズカバンについて色々な面から語ってきましたが、
その4まで続くくらい、私にとっては魅力ある映画なんだとつくづく感じました。
賛否両論ある映画ではありますが、やっぱり私はこの映画が大好きです。

3作目ともなると演じている役者さんにも愛着が大きいので
ここまで来たら誰も降板してほしくないですね。



関連記事:
DVD「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」感想 その1
DVD「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」感想 その2(特典映像)
DVD「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」感想 その3(キャラ語り)
[ハリー・ポッター]映画 | 22:36:16 | コメント(6) | ▲TOP
その3では映画公開時の感想では触れなかったことを中心に、
キャラクターの感想を書こうと思います。
以下は映画のネタバレなので未見の方はご注意ください。



****************************************************



●主人公3人組

まずはダニエル・ラドクリフ君演じるハリー。
今作では髪をストレートにせず、少しくしゃくしゃにして
かっこいい印象に。
1、2作目と比べてずいぶん大きくなり、綺麗な顔立ちながらも
男の子らしさが出てきました。

マージおばさんを魔法で膨らませてしまった後、部屋に戻り、
怒り収まらずに衝動的に物に当たるハリーは5巻の彼を思わせます。
小さな演出ですが、映画アズカバンではこんなところにも
反抗期の少年らしさを覗かせていて、前作までとは明らかに違いますね。

ハリーと同様に成長した姿を見せてくれたロン(ルパート・グリント)。
本当のところを言うと1、2作目のルパート君では、
ひょろりと背の高い原作のロンのイメージとまったく違うので
あまり好きではなかったんです。
それが今作ではハリーよりも背が伸び、雰囲気も申し分ないくらいに。
制服をだらしなく着崩してロンらしさがぐんとアップしていました。

しかし、じゃあ目立ったかというと、わりと地味な扱いでしたねロン…。
原作のかっこいい台詞もハーマイオニーに取られていたし、
情けなさばかりがクローズアップされていたような。
映画では(最近は原作も?)癒し系キャラですね。
劇中、ロンは”brilliant”と何度も言っていたけれど口癖なんだろうか。

3人組の中では一番目立ったかもしれないハーマイオニー(エマ・ワトソン)。
前作では石にされ、活躍もあまりなかったからか、
今作では目を見張るほどの大活躍。
ドラコをこぶしで殴り、牢扉を吹っ飛ばすなどとにかく行動的で男前。
エマちゃん自身もかなり綺麗になり大人っぽくなりましたが、
声はまだ子供らしいあどけなさがあって可愛かったです。
私服ではピンクのパーカーにジーンズと原作ファンとしては
ちょっと意外に感じるファッションを披露してくれましたが、
今回のかっこいいハーマイオニーには似合っていました。


●ホグワーツの生徒たち

双子らしい息のあったところを見せてくれたフレッドとジョージ。
(ジェームズ&オリバー・フェルプス)
背丈も相当あるようですし、かっこよくなりましたね~。
ハリーに忍びの地図を渡すくだりの二人の掛け合いなんか
まさにウィーズリーの双子!
ただあのシーンはなぜ双子が透明マントを知っているのかと
突っ込みたくなるのですが、まぁいたずらコンビだから
なんでもお見通しということなのかも。

ネビル役の子はかなり背が伸びたうえに顔も丸くないので
原作のようなドジキャラには見えませんねー。
むしろシェーマスのほうが背が低く、ちょっと頼りないイメージです。

ドラコ(トム・フェルトン)は、オールバックの髪形を変え、
背もぐんと伸びて大人っぽくなったけれど、
外見とは裏腹に映画では今まで以上のヘタレぶり。
ハーマイオニーにフェイントで殴られヒィヒィ言いながら逃げていくドラコの
カッコ悪さはいつ観ても爆笑してしまいます……。
彼がハリーのライバルとして活躍する日はいつの日か来るのでしょうか。

そのドラコと同じスリザリン生、パンジー・パーキンソンの可愛さには
本当にびっくり。
ドラコの近くにいつもいる黒髪おかっぱの女の子です。
「レオン」のナタリー・ポートマンに似ていなくもないけれど、
原作ではパグ犬似と散々な描写なのに、映画のあの可愛さは
なんなのでしょう。
どうしてあんな可愛い子をキャストしたのか本当に謎です。


●魔法界の大人たち

パンジーと同じく、原作ではあまりいい容姿ではないのに、
映画では格好良くなっていたキャラが、ナイトバスの車掌、
スタン・シャンパイク(リー・イングルビー)。
やる気がなさそうだったり、バスがどんなに揺れても動じずに
新聞を読んでいたりとなかなかいいキャラです。

トレローニー先生(エマ・トンプソン)は原作では
ちょっとウザイ人だったんですが、映画ではコミカルに演じて
オモシロキャラに。
彼女の占いに反応するロンやネビルの態度も楽しくて
映画にちょっとしたスパイスを与えていました。

太った婦人は前と演じている人が変わったけれど、
前の女優さんはクセがあり、こちらのほうが原作に近いと思うので
好きですね。
実はオンチという設定が面白い。

前作までのリチャード・ハリスからマイケル・ガンボンに替わったダンブルドア。
前のほうがよかったという声もあるようですが、
公開時にも書いた通り、私は今作のダンブルドアのほうが好きです。
テキパキとした軽快さと飄々とした雰囲気は原作のイメージのまま。
ハリーとハーマイオニーがシリウスを逃がしたことを医務室の前で
報告するシーンで、わかっているくせに「何をじゃ?」としらばっくれて
鼻歌を歌いながら去るところはいかにもダンブルドアらしくて良いです。


●親世代

この人の存在がこの映画を味わい深いものにしていると
個人的に信じて疑わない、ルーピン先生(デヴィッド・シューリス)。 
原作のルーピン先生とはやはり違うのですが、
映画の先生も大好きです。

映画公開時のルーピン先生の感想で触れなかったことなどを。
ホグワーツの橋の回廊で先生がハリーに両親について語るシーンは、
どう考えても先生がリリーさんに恋していたとしか思えません(笑)
他人の美点を見抜くことのできる彼女は、みんなが自分を見放した時も
味方でいてくれた……ってかなり意味深な台詞ですね。
もしかしてローリングさんが言う、例の「偶然監督が入れた、
原作を『予言』するシーン」なんだろうか?

先生に関しては好きなシーンがほとんどなんですが、
ちょっと「?」と思うシーンも少し。
その代表例が、あのぬるりつるりぬらぬらな人狼姿ですが、
その他、大広間での挨拶のシーンでも。
ルーピン先生のお辞儀が妙にクニャっとしていたのは
どうしてなんだろう(笑)

その横で無表情に3回、仕方な~く拍手するスネイプ先生
(アラン・リックマン)がなんともステキ。
スネイプ先生は出番が思い切り削られ、
いいシーン(脱狼薬をルーピン先生に持って来てくれるところ)も
悪いシーン(理性をなくし、わめき散らすところ)もカット。
叫びの屋敷には一応登場しましたが、あれでは意味不明ですよね。
人狼からハリーたち3人組を守る先生もいいけれど、
ファンを失望させるくらいに激昂する先生を映画でも観てみたかった。
それにしてもハリーが唱えた「エクスペリアームス」での先生の豪快な
吹っ飛びぶりに笑ってしまう自分。……ファン失格?

ゲイリー・オールドマン演じるシリウスは出番が少ないものの
あのインパクトはさすがの一言。
叫びの屋敷での悲痛な叫びはゲイリー・シリウスならではでしょう。
映画独自の体のタトゥーは「凶悪な囚人」を表現していて巧い演出ですね。
映画のシリウスはルーピン先生ほどではないにしても
原作とはやはり違った雰囲気でしたが、
ピーターに対する激しい怒りと、ハリーに対する名付け親としての
温かい言葉に、シリウスの持つ極端な魅力が表れていました。

……映画の彼にツッコむことがあるすれば、
あの湖での倒れ方が変だということでしょうか。
あの足はいったい。

姿かたちで原作そのものだと思ったのは
ピーター(ティモシー・スポール)ですね。
原作ではストレスでやせ衰えている描写ですが、
矮小で卑劣、哀れな小男の雰囲気は映画でもバッチリでした。
ただ、ニヤリと笑みを浮かべつつ手をヒラヒラさせ、
ネズミに変身して颯爽と逃げる彼にはちょっと違和感が。
なんというか、逃げること、生き延びることに
情けないほどに必死というのがピーターのイメージなんです。
だから逃げるチャンスとなったら、あんな悪役らしい余裕は
見せずにただスタコラと逃げるのが正しいピーターの姿だと思っています。
って何を語っているんでしょう、私は。


以上、キャラクターについて長々と語ってみました。
本当は動物や魔法生物、吹き替えについても書こうと思ったのですが、
長くなってしまうのでその4にします。



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[ハリー・ポッター]映画 | 23:19:45 | コメント(2) | ▲TOP
旧年中は大変お世話になりました。
今年もどうぞよろしくお願いします。

ブログを始めたのが、去年の6月。
始めたとたんにJUGEM騒動に巻き込まれたり、9月にはパソコンが
壊れたりと大変なこともありました。
途中でお引越しもしましたしね。
そんな中で、めんどくさがり屋の私が何とか半年でも続けることが
できたなんてちょっとすごいかも、としみじみ思っています。
他のブロガーさんたちのように毎日更新なんてとてもできませんが、
これからも自分なりのペースでやっていけたらいいですね。

ところで。
大晦日の夜は皆さんどうお過ごしだったでしょうか。
私は、ミスチルのレコード大賞受賞に喜び、その後はとりあえず紅白、
そして本命の(笑)プラネテススペシャルを観ておりました。

プラネテスはやっぱりいいアニメですね。
7話は観逃していた話だったので今回まるまる観ることができてよかったです。
ノノちゃんはかわいいなぁ。ソファに座り頭上の地球を眺める彼女の姿は
7話から出ていたんですね。
今週の話を観た後だとその姿を見るだけでぐっと来ます……。

それにしてもフィー姉さんは格好良い。
フィー姉さん魅力爆発の回(タバコの回)も観たかった。
ユーリさんの話は知っていても泣けました。あの話をスペシャル最後に
持ってくるなんてうまいよスタッフ。
EDをいつものED曲じゃなくて、あえてOP曲にしたのもまたよかった。

そういえば、去年(ていうかおととし)は十二国記スペシャルだったな……。
NHK教育はなにげにいいアニメばかりですよね。


話は変わって今年の抱負、もとい趣味スケジュールなどを挙げてみようかと。

まず元日の天皇杯決勝。
東京ヴェルディ対ジュビロ磐田。どんな試合になるんでしょうね?

サッカーで今年最大の出来事といえば、W杯最終予選。
とくに初戦の北朝鮮戦は代表の中心、小野が出場できないということで
俊輔の活躍がキーになるでしょうね。
厳しい予選になるだろうけれど、とにかく応援あるのみ。

2月2日は「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」(RotK)SEE発売。
50分の未公開映像が楽しみです。
発売までには劇場版の感想も書きたいですね。
ちなみに劇場でもSEEが上映されるそうで、これも楽しみ。

そして7月16日にはハリー・ポッター第6巻
「Harry Potter and the Half-Blood Prince」(原書)が発売。
英語が読めないくせに無謀にも4巻、5巻と挑戦し、
当然のように最初のほうで玉砕してしまった私が
読破するのは到底無理だとわかってるけど…けど……
気になるシーンだけ読んでみるという邪道な読み方をしてしまいそうです……。


こんな感じで今年も相変わらず趣味に明け暮れそうな自分ですが、
今年もどうぞよろしくお願いします。
皆様にとって今年がよい年でありますように。
[雑記]ブログのお知らせ・日記 | 01:31:22 | コメント(8) | ▲TOP

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