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2005年02月の記事

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最近のMONSTERはグリマーさんを中心に置いた話でしたが、
今回は初登場のスーク刑事の視点で話が展開。
アニメのスークもいかにも新米刑事で、頼りない甘っちょろさがよく出ていますね。
主人公のテンマは今回一瞬出てきただけ。
やっぱりテンマが登場しないと(喋らないと)寂しい。

今回は作画がよくありませんでした。
スークの顔が妙に崩れていた所もありましたし。
MONSTERは他のアニメと比べてもかなり丁寧に作られていると思いますが、
それでも長いクールで作品の質を保ち続けるのは大変なのかもしれません。

しかしネタバレせずに感想を書くのは難しいですね。
ということで以下は反転して見てください。44話の放送のネタバレです。↓↓↓
ついにアンナ(偽)がしゃべった!
声はニナのままなんですね。当たり前か。
能登さんの演技は「彼」のイメージで話しているようでおとなしめ。
しかしかわいすぎる。あれじゃあみんなが騙されても仕方ない。
ああ~スークが騙されてる~と笑いながら見ていましたが……スーク不憫だ……。
声も不思議なんですが、アンナになってから肩幅が狭くなっているのもまた不思議。
ホルモンを打てば女性らしい丸みは出るでしょうが、
骨格まではどうにもできないと思うのですが……これぞヨ○ンマジック。モンスターたる所以なのでしょう。

↑↑↑ここまで。

次回はまたグリマーさんが登場ですね。
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[MONSTER]アニメ他 | 21:57:59 | コメント(-) | ▲TOP
監督 ピーター・ジャクソン
原作 J・R・R・トールキン
制作 ピーター・ジャクソン、バリー・M・オズボーン、フラン・ウォルシュ
脚本 ピーター・ジャクソン、フラン・ウォルシュ、フィリッパ・ボウエン
出演 イライジャ・ウッド(フロド・バギンズ)、イアン・マッケラン(ガンダルフ)、ヴィゴ・モーテンセン(アラゴルン)、ショーン・アスティン(サム)、ビリー・ボイド(ピピン)、ドミニク・モナハン(メリー)、オーランド・ブルーム(レゴラス)、ジョン・リス=デイヴィス(ギムリ)、リヴ・タイラー (アルウェン)、ケイト・ブランシェット(ガラドリエル)、ヒューゴ・ウィービング (エルロンド)、バーナード・ヒル(セオデン)、ミランダ・オットー(エオウィン)、デヴィッド・ウェナム/ウェンハム(ファラミア)、カール・アーバン(エオメル)、ジョン・ノーブル(デネソール)、アンディ・サーキス(ゴラム/スメアゴル)、イアン・ホルム(ビルボ)、ショーン・ビーン(ボロミア)

DVD「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(LotR/RotK) 
スペシャル・エクステンデッド・エディション(SEE)」が発売されてから
もう数週間が経ちますが、まだ本編の記事すら書いてないので
劇場版の感想を先に。SEEの感想はまた今度にします。

まずは私がこの作品にハマった経緯などを。
もともとRPGが好きな私は、ドラクエやFFといったゲームが
トールキンの「指輪物語」をオマージュして作られたのだと知っていました。
ゲームだけでなく、今あるファンタジーものの多くが「指輪物語」を
原点としているのでしょう。
ただ、たとえばドラクエ4で登場する「ホビット」が、
その指輪物語からの由来で、どんな特徴を持った種族かといったことは
知りませんでしたが。
そんなわけで指輪物語にも興味はあったのですが、
何せ3部作とかなりの長編なので読むのを躊躇していたわけですね。
そんなところにこの映画化。
当然観ようと思ったのですが、「原作から読んでおいたほうがいいんじゃないか」
というガンコな思いに囚われてしまい、それでも原作には手をつけられずにいたまま、
結局1作目も2作目も観逃すことに。

が、原作読んでからなんて言ってたらいつまで経っても観られないと気づき、
去年(2004年)の2月にテレビで放送された1作目(FotR)を鑑賞。
そこから吹っ切れたように、2作目「二つの塔」(TTT)をレンタルし、
ブックオフで原作の文庫本を購入して見事にLotRの魅力にハマってしまったのでした。
(ちなみに原作は映画RotKの後に読みました)
2作目まで映画館で観なかったことを悔やむかのように
RotKは映画館まで何度も足を運んだのもいい思い出です。


それでは本題です。まずはネタバレなしの感想。

●「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」の魅力

3部作最後の作品、RotK。
私にとっては他の1、2作目よりもずっと思い入れが強い映画です。
それは映画館で観たのが「ロード・オブ・ザ・リング(LotR)」では
この3作目だけというのもあるのでしょう。
大きなスクリーンで重低音の効いた大音響の映画館で観るのと、
小さな画面でしょぼしょぼな音の家のテレビとではまったく印象が変わりますからね。
けれどRotKの良さは決してそれだけではないと思います。

まずこのシリーズが素晴らしいのは、映画では難しいファンタジーの世界を
リアルに実写化してみせたところです。
CGやビガチュア(巨大なミニチュア)、遠近法のトリックなど
最先端の技術と知恵を総動員し、原作の世界を手を抜かずに再現した
ピーター・ジャクソン監督の手腕には舌を巻きます。
そうして生み出された観る者を圧倒する映像の数々。
俳優陣の真に迫った演技によって実在するかのような生きたキャラクターたち。
映画史に残る超大作との評価に恥じない徹底した作りに、
CG技術だけ、役者の力量だけなど、どれか一方に偏ることなくいい映画を作ろうとする
監督、スタッフ、キャストなど制作に携わった方たちの情熱と誇りが伝わってきます。

RotKはこうしたすべての技術と環境を生かしたうえで、
3部作の完結編として1、2作目の物語の流れを一気に解放し、
より壮大で劇的なストーリーを前面に押し出したところに比類ない魅力が
あるのだと思います。


以下は劇場版のネタバレなので未見の方はご注意ください。


*******************************************************


●ホビットについて

この映画ではたくさんのキャラクターが登場しますが、
中でも面白いのはホビットの存在。
食べることとおしゃべりが大好きで、いたって平和でのんきな種族の
フロド、サム、メリー、ピピン。
そんな彼らも指輪をめぐる争いに巻き込まれ、物語の中で必死に生きていく
姿を見せてくれます。

心身ともに指輪の魔力に侵され傷つきながらも暗く険しい旅を続けるフロド。
そんなフロドに忠実に仕え、どんなに苦しい時でも彼をそばで支えるサム。
いつも一緒にいた仲良しのメリーとピピンは3作目では離れ離れになり、
メリーはローハン軍に従軍、ピピンはゴンドールの執政デネソールに奉公することに。
1作目は頼りなかった二人も、黒門前では勇敢な戦士として戦います。

苦しんでも諦めず、小さくても大きな勇気を見せてくれたホビットたちを
話の軸に置いたからこそ、この物語は素晴らしいのでしょう。
この映画の主題は、サブタイトルが「王の帰還」であっても
アラゴルンが王になる過程などではなく、ホビットたちの旅そのもの。
ホビットたちが戴冠式で跪かれるシーンはその象徴なのだと思います。
ただ主人公のフロドに関しては3部作すべてに渡って脚本が拙く感じられ、
彼の苦悩や原作での凛々しさをきちんと描けていなかったことが残念。
と言いつつ、それでも私はイライジャ演じるフロドは間違いなく主人公だと
言い張りますが。


●「血湧き肉躍る」戦闘シーン

私にとってこの映画の最大の魅力は兎にも角にもその戦闘シーン。
執拗で大胆なカメラワークによる勇壮かつ残酷な映像が
この物語をさらに盛り上げているのは疑いようもありません。
RotKの戦闘シーンもTTTのヘルム峡谷での戦いと同じだから
つまらないという意見もあるようですが、私はそうは思わない。
ミナス・ティリスでの激しい攻防、巨大投石器の迫力の応酬。
そして縦横無尽に人間を蹴散らしていく“じゅう”(オリファント)の恐ろしさ。
画面いっぱいに広がるダイナミックな映像はTTT以上だと確信しています。

一番好きなシーンはペレンノール野に集結したローハン軍が攻めこむシーン。
ミナス・ティリスの城塞はすでに陥落寸前、
そんな中でペレンノール野に響き渡る頼もしい角笛の音。
これぞ王!と言いたくなるようなセオデン王の鼓舞と「Death!」の鬨の声には
何度観てもゾクゾクしてしまう。
そしてオークの大軍へ突撃する時に再度吹かれる重厚で美しい角笛の音と
絶妙のタイミングでかかるローハンのテーマ。
あまりのロヒアリムの格好良さにしびれてしまいました。
2作目では少々頼りなかったローハンも名誉挽回です。ローハン万歳。


●音楽について

いい映画は音楽もいい。
サントラを買い、コンサートに行ってしまったほど、
この映画の音楽が好きです。
荘厳なミナス・ティリス、次から次へとつながる見事な烽火、
フロドとサムがついに辿り着いた滅びの山、相変わらず温かいホビット庄……。
どのシーンも音楽が映像を生かし、見事な臨場感でした。

その中でもとくに映像と音楽がうまく合い、より心に残ったシーンを。
ひとつは先ほど挙げたローハンのテーマ。
あそこでこの曲を流すなんてほとんど反則です。

ふたつめはデネソールの前で独唱するピピンの歌。
ビリー・ボイドの声があんなに綺麗なことに驚きました。
ファラミア率いる部隊が死を覚悟した特攻シーンと狂気のデネソールを
交互に映し、哀しく情感ある歌と馬の駆ける音が相まって、
非常に印象深いシーンになっていました。

みっつめは本編ではないのですが、エンディングのスタッフロールで流れる
アニー・レノックスの「Into the West」。
最初はささやくようにやわらかく、サビでは思いを込めて力強く。
西へ旅立つフロドをやさしく抱きしめるような歌詞も切ない。
感動のラストを飾るにふさわしいこの曲と一緒に、
登場人物たちのスケッチがスタッフロールに現われます。
フロドから始まって次々と登場する愛すべきキャラクターたちを見て
泣きそうになりました。
ファラミアの表情がやさしく微笑んでいたことと(本来はこういう人なんですよね)
最後にちゃんとボロミアもいたことが嬉しかったです。
このエンディングによって、「ロード・オブ・ザ・リング」という作品すべてが
終わったんだと実感。
映画の余韻に気持ちよく浸れるいいエンディングでした。

*******************************************************

不満も色々とあります。フロドとかフロドとかフロドとか。
けれどそれすら吹き飛ばすくらい勢いのあるこの映画を作ったピーター・ジャクソン監督、
すべてのスタッフ、キャスト陣に心からの賛辞を送りたいと思います。
本当に素晴らしい映画でした。
これからも何度も何度もDVDで観るつもりですが、
この映画は映画館で観るべき映画なのが嬉しくもあり、哀しくあり。
2月26日からのSEEの上映が最後の上映となってしまうのでしょうか。

ずっと映画館で観続けたい。
RotKはそんな映画です。


関連記事:
「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」 SEE上映
「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」 SEE感想 その1(ファラミア語り)
[エンタメ]ロード・オブ・ザ・リング | 23:19:21 | コメント(0) | ▲TOP
うひー。今回は拷問シーンがとにかく辛かったです……。
原作を読んでいた時もこのシーンは生理的に嫌だったんですが、
端正な作画とリアルな演出のアニメではさらに嫌悪感がUP。

パチン、パチンと薄暗い部屋に鳴り響く爪切りの嫌な音。
グリマーさんの痛々しいほどの苦しむ声。
床に散らばる爪の残骸としたたる血……。
こうして書いているだけでもゾワゾワ~と来ます。

ただその一方で、このシーンではグリマーさんの声を充てている田中秀幸さんの
演技も堪能できました。

ゼーマン警部から511キンダーハイム出身者達はエリート精鋭部隊だと言われた
グリマーさんは「エリート集団か」と一人ごちて笑う。
そして「超人シュタイナー」について、これから起きることがわかっているかの
ように静かに話し出す。

いつも笑顔のグリマーさんも過去に何かがあり、
そして何かを背負って生きていることが声によってより伝わってくるようでした。
最後の「…またやっちゃった…」も彼のやり切れなさが感じられてよかったです。

次回、タイトルは「スーク刑事」ですね!
ついに登場の彼がどんな声なのか楽しみです。
[MONSTER]アニメ他 | 23:57:00 | コメント(2) | ▲TOP
前回から引き続き、511キンダーハイム元院長のペドロフを執拗に追うグリマーさん。
が、そのことで彼自身も命を狙われてしまうことに。
ホテルから颯爽と逃げるグリマーさんはさすが元スパイ。格好良いです。

今回の話は原作既読で内容もわかっていたはずなのに、
ペドロフの最期で不覚にも目頭が熱くなってしまいました。
子供たちにかけた「愛情」を最期まで「実験」だと言い通したペドロフ。
確かに彼の言う通り「教育」が「実験」である面は否定できないのかもしれません。
「実験」という言葉も彼が研究者であることから発したものなのでしょう。
でも彼が子供たちに与えた愛情は普通の親なら子供に当たり前にやれるもの。
511キンダーハイムで実験という名の数々の非道を行い、
洗脳教育を追究した末に彼が辿り着いたものが「愛情」だったとは
何とも皮肉ですね。
そんなペドロフ自身も親から愛情を受けたことはなかったのかもしれません。
とても悲しい人です。

ここからはネタバレ。
第46話「接点」を観た方だけ反転して見てください。↓↓↓
ついに来ました、謎の美女(笑)
正体を知っているとおかしくてしょうがない。
足が綺麗でしたが、頑張って剃ったんでしょうか。
「彼」がせっせと女の格好をしているところを想像すると
楽しすぎるのですが(笑)
しかしアレだけは妙にMONSTERの世界観を壊している気がして
不満があるのも事実。
顔や体の輪郭、肩幅、背丈などいくら綺麗な彼でも成人した男と女じゃ
まったく違うのにはっきり言ってムチャです。
たぶん声はニナの声になるんでしょうけど、少年期だったらともかく
実際はありえないと思ってしまう。
まぁ、私はホルモン注射でもしているんだろうなと考えるようにしていますが、
それでもあそこまで騙せるのかどうか。

と腑に落ちないところもありますが、
今回のグリマーさんに意表を突かれてぐっと来たところも。
サッカーで遊ぶ中、転んだグリマーさんを見て楽しそうに笑う子供たち。
511キンダーハイム出身か、もしくは同等の洗脳を施された人間は
心の底から笑うということが絶対にできない。
だから笑顔を見せる子供たちがちゃんと愛情を持って育てられたことに
グリマーさんは気づけたわけですが、それは他ならぬ彼自身が本当の意味で
笑うことができないということの表れでもあります。
笑う子供たちに心底驚くグリマーさんがとにかく切ないのです。
↑↑↑ここまで反転してください。
本文よりネタバレ文のほうが長くなってしまいました。
[MONSTER]アニメ他 | 09:06:06 | コメント(0) | ▲TOP
最近サボっていましたが、その分一気に38話、39話、40話と3話続けての
MONSTERの感想です。3話分なので長くなってしまいました。
私の地域では40話まで放送されていますが、MONSTERは地域によって
放送する回が違うのでまだ観ていない方はお気をつけください。


MONSTER 第38話「我が目の悪魔」

いよいよミュンヘン編の佳境ですね。
ついに銃で人を撃ったテンマ。
相手が殺し屋のロベルトとはいえ、人を救うことが本分であるテンマにとっては
ずっと忘れることはできないでしょうね。

図書館がパニックに陥る中、一人冷静なヨハン。
シューバルトの「おまえは誰なんだ」という台詞は
第29話「処刑」でもリヒァルトがしていました。
それに答えるかのようにヨハンはシューバルトに顔を近づけ、
自らの過去を語る。
自分の中に潜む「恐怖」の記憶。
自分ももう一人の分身も名前がなかったという過去。

この記憶はあの絵本を読んだ時に思い出したのでしょうか。
「誰なんだ」という問いに「名前がなかった」と答えるヨハンは
「なまえのないかいぶつ」の絵本のラストを思わせます。
自分の名前を言えない、わからないということの悲しさ。
このシーンは青い目を見開くヨハンの冷厳な美しさに引き込まれそうでした。

シューバルトの計らいで、母親マルゴット・ランガーの調査報告書を
目にするカール。
母の手紙を読んで涙を流すカールを見ると、
カールがロッテにひどいことをしたとはどうしても思えないんですよね。
第32話「聖域」参照)
まぁ今回のエピソードはカールの人物像を出すためというよりは
報告書と手紙の内容を伏線にするためなんでしょうけれど。
しかし、カール……本当にシューバルトとマルゴットさんの子供
なんでしょうか……全然似てないのですが(笑)

話は戻って図書館。
銃で扉を壊し、閉じ込められた人々を助けるも、
テンマは銃を手にヨハンのもとへ。
火が回り、黒い煙が立ち込める中で相まみえる二人。
歩きながら指を自分の額にゆっくりと指していくヨハンの動作は
なめらかで見とれてしまうほど。
銃を構えても撃てないままのテンマを挑発するようなヨハンの動きは、
むしろそうすることによってテンマが撃てなくなることがわかっているかの
ようでもあります。

今回はとにかくテンマの格好良さとヨハンの美しさが際立った回でした。
テンマはロベルトとの対決シーンの他、ヨハンを殺すためボロボロに
なりながらも引き締まった表情を見せてくれるなど、
さすがは主人公といったところ。
ヨハンはシューバルトとのシーンや、「指差し」シーンの他、
最後の笑みを浮かべて振り返るところもよかったです。

どうでもいいですが、火事のシーンはアニメだから当然色が付き、
そのせいですごーく熱そうでした。
しかもあそこまで火が回るとすぐに一酸化炭素中毒になってしまいそうです。
汗をかいているテンマやニナはともかく、平然と涼しげな顔をしているヨハンは
確かにMONSTERというしかありません。



MONSTER 第39話「目の中の地獄」

ミュンヘン編とプラハ編のつなぎのような回。
ルンゲ警部はやっと図書館に到着。警部着くの遅すぎです。

「痕跡を残さない人間なんていない」
「いるとすればそれは悪魔だ」
「だが悪魔なんてものはこの世にいない」
「だから逮捕できない犯人などいない」

こんな持論を語ってみせたルンゲ警部。
だけど実際にヨハンが住んでいたというアパートに行ってみれば
入力するほどのデータもなく、痕跡ひとつ見つからない部屋だった。
「悪魔の部屋」に一人笑うしかなかったルンゲ警部ですが、
彼の自信が初めて揺らぎ、疑問を抱く瞬間だったのでしょうか。

一方、前回緞帳の下敷きになったニナはテンマのおかげで助かりました。
「ニナ」と何度も名前を呼ぶテンマの必死な表情。
ちょっとニナが羨ましかったです。

この回で、ニナ、ライヒワイン先生、ディーター、Dr.ギーレン、ロッテが合流。
ニナの持つ情報がここでライヒワイン先生たちに渡り、
事件の真実が共有されることになるのですが、それでもニナは浮かない顔。
ニナとディーターが「テンマに会いたいね……」と言う場面は
テンマが彼らに本当に慕われていることがわかって好きなシーンです。
テンマはいろんな人に大きく影響を与えているんだなぁ……。

カウンセリングでニナの口から出てきた「おとぎの国」と「三匹のカエル」
というフレーズ。
ニナは「おとぎの国のような街」がどこであるかを思い出し、朝方に誰も言わずに
家を抜け出す。
が、ディーターもテンマに会うため一緒に付いていくことに。

最後はドレスデン駅。
シューバルトによって、カールがテンマに伝言を言う。
「チェドック橋」、「三匹のカエル」。
そして「双子の母親はプラハにいる」と。

こうしてミュンヘンからプラハへ動き出したMONSTER。
プラハ編ではたくさんの新キャラクターが出てきますが、
アニメではどうなるのか楽しみです。


MONSTER 第40話「グリマー」

今回はタイトル通り、グリマーという人物に尽きるでしょう。
511キンダーハイムを調べているという元スパイのジャーナリスト。
大好きなキャラなのでずっと楽しみにしていましたが、
思った通りのグリマーさんでよかったです。
声は田中秀幸さん。
声優さんの演技によって、穏やかで優しそうな、
でも只者ではない雰囲気も漂わせる素敵なグリマーさんになったと思います。

いつもにこにこしているグリマーさん。
靴を奪われいじめられて泣いている子供に優しく声をかけたり、
駅で金を騙し取る小悪党にまんまとお金を渡してしまったりと
いい人オーラ全開です。
と思えばテンマの正体に気づき、彼が冤罪で追われていることも知っていたりと
格好良いところも見せてくれて、とにかくグリマーさんの魅力に
引き込まれた回でした。

プラハへ行く特急で出会うグリマーさんとテンマ。
グリマーさんが日本へ行ったという話はやっぱり嬉しかったり(笑)
鋭いグリマーさんのおかげもあってテンマは捕まらずに何とか逃げることが
できたけれど、走っている特急から怪我もせずにどうやって飛び下りることが
できたんでしょうか。本当に謎です。

ピクニックをする二人。
グリマーさんが出したサンドイッチがあんなに豪華だったとは。
グリマーさんのバッグの中にはいろんな物が入っていそうです。
それこそドラえもんの四次元ポケットのように。

グリマーさんに先生と言われ、「もう私は医者じゃない」と思いつめた表情で
吐き出すように言ったテンマ。
銃の撃ち方を教わった老兵の言う通り、あの時は容赦なく2発撃ったわけですが、
そのことが彼にとって大きな傷となって残っているんですね。
そんなテンマの誠実で優しいところが私は好きです。

後半は、テンマと別れ、一人プラハで511キンダーハイムについて
調べるグリマーさんの話へ。
しばらくはグリマーさんを中心にして話が進みます。
この回は作画も良好で、原作に非常に忠実な作りでよかったです。
[MONSTER]アニメ他 | 23:08:02 | コメント(0) | ▲TOP

ついに終わったプラネテス。
泣き、笑い、自分自身と戦う懸命な姿を見せてくれたキャラクターたちの
後日談にあたたかい気持ちになった最終回でした。
人間の内面を深くえぐり、夢と愛というテーマを真摯に描いたこの作品に
ふさわしい大団円だったと思います。

最終話ということで以下はネタバレなのでご注意ください。


まずはハチマキとチェンシンの仲直り。
とその時、ちょうど家のブレーカーが落ちたせいで
このシーンだけ観られませんでした
……_| ̄|○
なので二人の間にどんなやりとりがあったのかは不明。
和解できてよかったね、ぐらいしか書けません(笑)

10年の服役となったクレア。
彼女によって語られる、テロに加担するまでの心境と月での出来事。
あの時クレアは何もかもわかっていたんですね。
タナベがクレアの酸素ボンベに手を出そうとしていたことも
それでも思いとどまってタナベらしく「愛」を貫こうとしたことも。
あまりの壮絶な状況にいっそのこと死を選ぼうとしたクレアも、
シャトルバスを偶然目にしてタナベを助けずにはいられなかったことが
明かされました。
タナベがクレアの命に手をかけることができなかったように、
クレアもタナベを見殺しにすることができなかったわけです。
自分自身の本心を冷静に見つめ、先進国の書物をエルタニカ語に翻訳するという
夢を穏やかに語ったクレア。
今までずっと張りつめた顔をしていた彼女も「つながり」を感じることが
できたおかげで変わることができたのでしょう。
前回「偶然」のエピソードが多くて辟易したと書きました。
けれどこのクレアの告白から、作り手側は「偶然」を多用することによって、
「つながり」が人知には計り知れないことだと強調しようとしたのではないかと
思うようになりました。

最終話では、クレアのようにほとんどのキャラが本人なりの決着を
つけているのですが、一人だけ曖昧な立場の人物がいます。
そう、ハキムです。
前回ハキムがあんな死に方で終わったことに残念と書きましたが
最後にノノちゃんとの会話シーンが用意されていたとは思いもよらず。
あの爆発をどうやって生き延び、
今はどうしているのか謎もありますが……。

このノノちゃんとハキムのシーンが最終話で一番心に残ったシーンでした。
ルナリアンという特殊な生まれでも明るくいつも前向きなノノ。
先進国という強者に対して憎しみの感情を持つテロリストのハキム。
考え方も生き方も、どこまでも対照的な二人が偶然出会い、
ほんの少しだけ言葉を交わすこの奇妙さ、不思議なつながり。

月からは地球の国境を見ることはできない。
異なる見方をすれば受け取り方もまた変わる。
当たり前のことだけれど、国というものに執着して生きてきたハキムにとっては
初めて気づいたことなのかもしれない。
無垢なノノちゃんと接し、狂気を帯びた表情を少しだけ静めたハキムは
「それでも私は……」と呟きながら闇の中へ……。
プラネテスにおいてハキムというキャラは闇そのものの象徴なのかもしれません。
彼はこれからもテロリストとして暗闇の中で生きていく覚悟なのでしょうか。
月と地球、光と闇を巧く描写して、全体的に明るい最終話の中でも
暗い影を落としているこの場面は忘れられないものになりそうです。

主要キャラクターだけでなく、脇を固める重要キャラから
ちょっとしたゲストキャラまで小さなエピソードが
たくさん用意されていた最終話。

中でも目立ったのは、とうとうテクノーラ社に反旗を翻したドルフでしょう。
「確かに比べ物になりませんね。――飼い犬と一匹狼のどちらがいいかなんて」
か、格好良すぎますよ、ドルフさん。
ロックスミスとはすでに話もついているし、手際のよさにほれぼれです。
エーデルは念願叶って正社員に。地道な頑張りが報われました。
リュシーはコリンと結婚。めでたく玉の輿です。
リュシーの言葉通り、コリンはあのテロ事件以来ほんとーにメロメロみたいで。
しかしまさか玉の輿に乗れるなんて最初の頃は思ってもみなかったのに。
玉の輿もすごいけれど、一番すごいのはちゃんと「愛」を手に入れたことかも。
リュシーさん、あなどれません。
定年退職しなかった課長は髪が………でもやっぱり……というしか(笑)

そしてハチマキとタナベ。

ハチマキは「人はみんなつながっている」と確信を得てから
かなり穏やかになったようで、ゴローさんに「パパ」と茶化して言ったり
心の余裕が見えます。
何よりもタナベに対する態度や声が本当に優しくて
初期の頃と比べてずいぶん変わったなぁと驚くことしきり。

タナベは前回見た時は心配しましたが、
一生懸命リハビリを頑張った結果、何とか歩けるぐらいまでに回復しました。
髪もその間に伸び、もとの長さに。
さらに月での経験から愛には色々あると思うようになったタナベ。
以前はやや固執した考えを持ち、肩肘張ったような印象もありましたが、
今は何だか大きく感じられます。

そんな二人が宇宙で交わした彼ららしいプロポーズ。
しりとりで「け」ばかり言わせるタナベがかわいい。
数回前まではこんな風にやりとりする彼らが想像できなかったけれど、
この二人なら7年離れていてもきっと大丈夫。

プロポーズの後に流れるHitomiの「PLANETES」が綺麗な声で印象的。
この曲は第24話の「愛」で、タナベが愛に絶望するシーンでもかかって
いました。
この曲によって彼女の苦しみがより切なく伝わってくるようでしたが、
様々な思いを抱きながら生きているキャラたちを優しく包むかのように流れた
今回の使い方も不思議な調和が生まれていてよかったです。

タナベ(じゃないけど)は結婚後、星野家で暮らすことになったようで、
旦那が留守なのに思い切った選択だと思いましたが、
赤ちゃんもできたことだし、タナベの性格ならハルコさんとも九太郎君とも
うまくやっていけるでしょう。

              ***

毎回、ハチマキやタナベたちに一喜一憂しながら観ていたプラネテス。
それももう終わりだと思うと感慨深いやら寂しいやら。
この素晴らしい作品を作ってくれたスタッフに心から拍手を送りたいです。


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