HOME > 2005年12月

2005年12月の記事

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | --:--:-- | コメント(-) | ▲TOP

その1で映画全般の感想とキャラクター感想を書いたので、その2では気になったシーンをピックアップしていきます。長文なのでご覚悟を。


以下は映画のネタバレです。原作4巻の内容にも触れているのでご注意ください。


【リドルの館】


映画でも始まりはリドルの館から。
このシーンはもしかしたら省かれるかなーと思っていたので観ることができてホッとしました。一見どこだかわからない怪しい館、見知らぬ老人、おどろおどろしく地を這う蛇……。4作目はハリー・ポッターらしくないダークな雰囲気で始まるところが好きなのです。
ここでの注目はクラウチJrの登場。ここでいきなり出してしまう脚本に感心しました。この変更によって、ストーリーがぐっとわかりやすくなったんじゃないでしょうか。


【ウィーズリー家】


ここら辺はもうほんとにあっという間。ここまでぽんぽん話が進むといっそすがすがしさを覚えてしまいました。ダーズリー家でおいたをしちゃうウィーズリー一家のシーンが省かれたのは悲しいけど、まあ仕方ないのかも。映画でビル兄の幻想が壊されなくてよかったと思うようにしてます。(『アズカバン』で一家の写真に一瞬出ていたビル兄がアレだったので)


【クィディッチ・ワールドカップ】


選手(クラム)の紹介だけで試合シーンをごっそり省き、直後のデスイーター(死喰い人)の暴動と闇の印シーンが主体になっていたワールドカップ。私自身はそれほどクィディッチに思い入れはないので、このカットは正解だったと思っています。
余談ですが、巨大なスタジアムと盛り上がる大勢の魔法使いを見て、来年マグルでも開催されるワールドカップを思い浮かべました。こういう風に現実とリンクしているのがハリポタの面白いところ。原作4巻ではプレステも出てました。


【ボーバトンとダームストラングの登場】


このシーン最高(笑) 華やかなボーバトン校の生徒もいいし、彼女たちにメロメロの男子(とくにロン)、面白くない女子(とくにハーマイオニー)が笑えます。
ダームストラング校の入場は音楽と動きが無駄に格好良くてこれもよし。


【ハリーとロンのケンカ】


ハリーが代表選手に選ばれて、嫉妬丸出しのロン。原作ではハリーがロンとは違ってお金持ちであるのが前振りであった気がするので、ロンの心理描写がない分、映画はやや唐突かな?
原作だと二人の仲違いはつらかったんですが、映画だと描写が短いこともあって、伝言シーンや仲直りシーンなど、なにこのかわいい人たちと思わずにはいられなかったです、ハイ。


そういえば、シリウスの暖炉シーンもここら辺ですよね。ただでさえ少ない登場シーンをどうしてあんなのにしてしまったのか。監督に問いつめたい気分ですよ。ゲイリー・オールドマンもこの扱いにはショックだったんじゃなかろーか……。


【第一の課題】


その1の感想で『炎のゴブレット』はスピード感がよかったと評しましたが、それが一番出ていたのがこのドラゴン戦。やーここはほんとに面白かった。はっきりいって原作以上。少々尺を取りすぎな気もしますが、迫力あるアクションが気持ちいいシーンでした。


【クリスマス・ダンスパーティ】


マクゴナガル先生のダンスレッスン、ハリーとロンを本でぶったたくスネイプ先生、レースだらけのロンのドレスローブ、チョウ・チャンを誘うときにかんじゃうハリー、みんなが楽しく踊る中、隅でつまらなそうにしているロンとハリー……などなどとにかく笑わせていただきました。うーん青春。


印象的だったのは、ミセス・ノリスを抱っこしながらウットリと踊るフィルチのダンス(かわいすぎる…!)と、「だったら最初に私を誘いなさいよ!」と涙ぐみながらロンに言葉をぶつけるハーマイオニー。階段に座り込んでヒール靴を脱ぐ仕草も良い演出でした。


と、確かにダンパ関連は『炎のゴブレット』でも楽しいシーンになるのですが、時間を取りすぎた感はやはり拭えず。ここは良い出来だったし、端折られたら寂しく思うのは間違いないんですが、もうちょっと短くして他のシーンに回してもなーと思ってしまいました。


【金の卵と風呂場とマートル】


ここはねえ……ハリーの裸体サービスとマートルのセクハラ具合は面白かったんですが、いかんせん長すぎなのがもう。こんなしょーもないシーンを長くするならもっと他に使うところがあるでしょうに。アニメチックなステンドグラスはよかったですが。


【第二の課題】


水中の人質がいかにも人形とバレバレなのはどうかと……(笑)
それともあれは人形に変える魔法をかけていたということなんでしょうか。
ここはフラーと彼女の妹がかわいかったです。デラクール姉妹ラブ。


【クラウチとクラウチJr】


映画オリジナルでもとくに巧いと思ったのがこのシーン。思いがけず実の父親であるクラウチ氏と出会ってしまった、ムーディに扮するクラウチJr。
ムーディの異変に感づいたのか、息子のクラウチJrと気づいたのか、ムーディを凝視するクラウチ氏と、そんな父の様子に動揺を隠せないクラウチJrのやりとりが何とも言えずよかったです。ハリー視点の原作では見られない、映画だからできるシーンですね。
原作では息子を愛していたとはあまり思えなかったクラウチ氏だけれど、映画ではそうとは言い切れないのかも。姿が違っていても息子の気配を感じていたと思いたいです。


【ペンシーブ(憂いの篩)】


水色に光るペンシーブはCG映えしてとてもきれい。ここら辺はすっかり忘れていたので、サスペンス的な雰囲気の裁判シーンはドキドキしながら観ることができました。
カルカロフの「セブルス・スネイプ!」は先生のフルネーム登場でなんとなくうれしかったりして。でもここを入れるなら、セットでスネイプ先生の闇の印披露シーンも必要だと思うんだけどなぁ。
このシーンは今の校長の姿とはかけ離れた姿のカルカロフ、いかにもぼっちゃまな格好のクラウチJrが印象的でした。


【第三の課題】


迷路での障害物競走だった原作と違って、シンプルになった映画版。そのせいなのか迷路が巨大すぎです。何キロくらいあるんだあれ。あの広さじゃ一日でも辿り着けないような気が……。


【リドルの墓】


ヴォルデモート卿が復活するシーンということで、『炎のゴブレット』でもかなり期待していたこの場面。陰惨とした墓場、突然のセドリックの死、リドルの頃とは変わり果てた姿で復活したヴォルデモート……。他のシーンと比べても原作に沿ったつくりで、 窮地に追い込まれたハリーの恐ろしさが直に伝わってくるようでした。
それでもこのシーンにケチをつけるなら、ジェームズとリリーの登場シーンでしょうか。
直前呪文のCG効果はなかなかきれいでよかったのですが、殺された人たちがパッパッと出て、ハリーの両親がついに姿を見せるといった感動的な余韻がなかったのが残念です。


【ムーディの正体】


リドルの墓→ポートキーの優勝カップをアクシオの呪文で呼び寄せてホグワーツに瞬時に戻るハリー→ハリーとセドリックの帰還に一瞬喜ぶも二人の異変にどよめく観客たち→ダンブルドアがセドリックの様子を見ようとしても頑として彼を離そうとしないハリー。
この流れがすごくよかったです。とくにセドリックにしがみついて離れないハリーには心が痛くなりました。


そんな心身ボロボロのハリーを連れていくムーディ。ヴォル卿の様子がどうだったかをハリーに訊いていくうちにボロを出し、ムーディからクラウチJrとしての本性を次第に現す緊迫した展開が素晴らしかったです。足りなくなったポリジュース薬をなりふりかまわず探し始めるところも、Jrの狂気と焦燥が感じられる絶妙な演出でした。


ここだけじゃなく、ムーディ(ブレンダン・グリーソン)のシーンは、その迫真の演技に圧倒されることが多かったような気がします。大広間に初めて登場するシーン、「闇の魔術に対する防衛術」の授業、ドラコをフェレットにするシーン、そして父のクラウチ氏とのシーン。
イカレた闇祓い、マッドアイ・ムーディとしての顔と、父親を憎み闇の帝王に心酔するクラウチJrとしての顔、どちらも強烈な印象がありました。


そして真の姿を現したクラウチJr(デヴィッド・テナント)もその鬼気迫る演技に引き込まれた一人。
グリーソンとテナント、二人の優れた役者がいたからこそ、ムーディ=クラウチJrは、今までで一番魅力的な悪役になったのでしょう。


【ラスト】


結局、原作にあったファッジ(魔法省)と決別するエピソードは描かれず、黒犬シリウスも、シリウスとスネイプ先生の大人げないやりとりも、スネイプ先生の活躍もカット。
魔法省との関係は次回作で充分描けるだろうから、端折られたのも仕方がないとはいえ映画でも観たかったですね~。


お約束のハリーとダンブルドアの会話も、直前呪文について詳しく説明されなかったのが気がかり。あれじゃ映画のみの人にはわかりづらいんじゃないでしょうか。


とはいえ映画『アズカバン』のラストと比べると、比較的原作に忠実な終わり方だった今作。いくら原作・映画両方の『アズカバン』が好きといっても、あのラストだけは不可解だったので(ハリーの微妙なアップが…)今回はきれいにまとまっていたと思います。


【まとめ】


総評してみると、今回の監督はドラゴン戦のようなアクションシーンや双子のやりとりのような楽しいシーンが巧みで、原作の長いストーリーをまとめる力に長けていたように感じました。


残念だったのは『アズカバン』以上に親世代の描写が極端に少なかったこと。
『ハリー・ポッター』の魅力は、父親世代の大人たちの確執にもあると思うので、5作目ではぜひ彼らもメインキャラとして描いてほしいです。CMや予告なんかも、もっと大人キャラを強調してもいいと思うのですが。


■関連記事
映画『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』 その1(キャラクター感想)

スポンサーサイト
[ハリー・ポッター]映画 | 22:14:50 | コメント(3) | ▲TOP

■ネタバレなしの感想


ハリポタ映画4作目、観てきました。今回も原作の多くのエピソードが端折られていましたが、そこは3作目のアズカバンで耐性ができていたので、素直に楽しめました。とにかく2時間40分があっという間だったので、個人的には満足ですね。


映画アズカバンはその映像や雰囲気が好きだったのですが、今回もホグワーツの城の形状や曇りがちの暗い空、生徒のローブなどが引き続き使われて、3作目と似た空気が感じられてよかったです。
今回はアクションあり、笑いあり、ラブあり、サスペンスありと様々な要素がぎっしりと詰め込まれていましたが、1作目から大きく成長したハリーたちの青春映画としてよくできていたのではないでしょうか。


音楽は3作目まで担当していたジョン・ウィリアムズが降りてしまい、一番よかったアズカバンほど印象がなかったのが残念。ヘドウィグのテーマの荘厳なアレンジはよかったですけどね。
驚いたのはダンスパーティのシーンやエンドロールでいきなりロックがかかったこと。今回、マグル(魔法使いじゃない人間)のシーンがないので、音楽で現代的なリアリティを出したかったのでしょうか。ダンパシーンはともかく、エンドロールでロックはおもいっきりハリポタらしくなくて違和感が残りました。まあ、この違和感こそがある意味ハリポタらしいとも言えますが。


4作目で感心したのはそのスピード感。ダーズリー家カット、クィディッチ・ワールドカップの試合シーンカットと序盤のシーンを大胆に省略。
物語に必要なシーンだけを切り取る取捨選択が今回の映画では際立っていたと思います。 見たかったエピソードなどもちろん不満もありますが、冗長な原作をあれだけまとめたのは見事。話を短くするために登場人物を絞り、原作とは設定を変えた箇所があるのも英断といっていいでしょう。


ただその疾走感ゆえに、原作未読の人には話を理解するのがつらかっただろうなと思ったのも事実。実際、未読の知人に感想を聞いたら伏線なんかがよくわからなかったという答えが返ってきましたから。


原作を読んだうえで本とは違った『ハリー・ポッター』を楽しむ。映画『炎のゴブレット』はこれが正しい見方なのかもしれません。


  • 原題: HarryPotter and the Goblet of Fire
  • 監督: マイク・ニューウェル
  • 製作: デヴィッド・ヘイマン
  • 製作総指揮: クリス・コロンバス、デヴィッド・バロン、マーク・ラドクリフ、ターニャ・セガッチアン
  • 原作: JKローリング
  • 脚本: スティーヴ・クローヴス
  • 音楽: パトリック・ドイル

以下は映画のネタバレです。原作の内容にも触れているのでご注意ください。

■キャラクター感想


【主人公三人組】


ハリー(ダニエル・ラドクリフ)とロン(ルパート・グリント)は髪を伸ばして登場。ハリーなんてちょっと4様を思い浮かべてしまいましたよ。ダニエル君のハリーはアズカバンくらいの長さがちょうどいい感じ。ロンは長髪でも違和感がなく格好良かったです。
ダンスパーティでの美しさを際立たせるために普段の格好をわざと地味にしたというハーマイオニー(エマ・ワトソン)。いやいや、どちらも充分かわいかったです。


ハリーとロンの仲違い、二人より精神的にずっと大人のハーマイオニーと、思春期に差しかかった微妙な変化を三人とも巧く演じていたと思います。4作目となるとみんな演技も上達して安心して観られますね。


【三大魔法学校対抗試合の代表選手たち】


好青年のセドリック(ロバート・パティンソン)、男らしいクラム(スターニスラフ・イワネフスキー)、美人のフラー(クレマンス・ポエジー)。それぞれ役に合っていてなかなかよかったです。
ただセドリックはともかく他の二人は印象的なシーンが少なく、映画では割を食ったといえるかも。試合で活躍している姿もあまり見られなかったですしね。とくにフラーは。
クラムはちらちらとハーマイオニーを気にしているシーン、フラーは第二の課題で妹を助けられてロンにまで頬にキスするシーンが好きです。セドリックは……もう登場から最期のシーンまで全部ですね。先を知ってるからもう……。


【ホグワーツの生徒たち】


まずはネビル(マシュー・ルイス)。
5作目への布石か、出番が多かったのが印象的。ドビーが出なかった分、鰓昆布をハリーに渡す役目も彼でした。でもこの流れはすごく自然でよかったかと。
ハリーが代表選手に選ばれ、他の生徒から白い目で見られている中でも、ネビルだけは普通にハリーに接していたような気が。一人で踊るシーンもかわいい。


映画では今作が初登場のチョウ・チャン(ケイティ・ラング)。
正直言うとチョウ・チャンはもっと綺麗な子がよかったな~。チャイナドレス姿はかわいかったですけどね。
パチル姉妹も前作の子のほうがかわいかったのにどうして変えたんでしょうか。前作に出ていたスリザリン美少女のパンジー・パーキンソンも見たかった。彼女ならダンパシーンも綺麗に映えたでしょうにね。


ウィーズリー家でロン以外に目立っていたのがフレッドとジョージの双子(ジェームズ&オリバー・フェルプス)。
むしろロンより目立っていたかも(笑) この二人、作を増すごとにどんどんキャラが立っていってます。あの意気の合いっぷりは実際に双子だからこそ。フレッドがアンジェリーナをダンパに誘うシーンなんて映画館から笑いが漏れていました。


ハリポタへたれ代表のドラコ(トム・フェルトン)。今作でもやっぱり彼はへたれでした。フェレット(イタチ)に変身したシーンが最高です。やっぱりドラコはこーでなくっちゃ。(…)


【実は一番目当ての大人たち】


4作目で一番気になっていたスネイプ先生(アラン・リックマン)。
シリウスとのギラギラ握手も闇の印披露シーンも寝巻き姿もなくて残念でしたが、代わりに映画オリジナルの面白いシーンがあったことが収穫でしょうか。
それはダンパについて話すハリーとロンの頭を無言のまま本ではたくところ。原作じゃありえないシーンだと思いますが、(原作の先生は厭味を言いつつ即減点のはず)ものすごーく面白かったからこれはこれでOKです(笑) 映画のスネイプ先生は真面目なところがコミカルに描かれていて楽しいですね。
握手などスネイプ先生の主立ったシーンは端折られたものの、今回は何となく出番が多かった気がします。一瞬でも先生の表情を映すシーンがたびたびあったからかも。


誰よりもかわいそうなのはシリウス(ゲイリー・オールドマン)でしょう……。
なんですかあれは。ゲイリーが演じる必要性ゼロ。むしろ声優。あまりに哀れすぎて気の毒になるよ……。せめてハリーへの手紙にわんこの足跡くらいつけてもいいじゃないか……。シリウスの扱いにはガッカリ。


期待していたルーピン先生の名前は一度も登場せず。まあ、あそこまで展開が早いとハリーが先生を思い出す暇もないでしょうから、仕方ないのですけどね。


ジェームズ、リリーも1作目から変わらない役者さんでした。
(5巻ややネタバレ→)リリーさんはともかく、映画の穏やかなジェームズさんは5巻との乖離が激しいのですが、5作目はどうなるんでしょうね……。そもそもあのスネイプ先生のペンシーブシーンが出てくるかはわかりませんが。(←ここまでネタバレ)


意外と長身で格好良かったカルカロフ(プレドラグ・ビエラク)。(この人は特別目当てのキャラってわけじゃないけど、とりあえずこのカテゴリに入れます)
この人の闇の印シーンを入れるなら、スネイプ先生のシーンも入れればよかったのに。
彼が炎のゴブレットの部屋に怪しげに入るシーンは単なるミスリードのためなんでしょうか。このシーン、CMではシリウスに見えてぬか喜びしてたんですよね…それがあんな登場だけなんて。紛らわしすぎる…(涙)


前作のトレローニー先生同様、ユーモアあふれたキャラになったリータ・スキーター(ミランダ・リチャードソン)。(この人もとりあえずこのカテゴリに)
字幕もざんす口調でしたが、実際は流暢な英語を喋っているだろうから、ものすごい違和感が。結局彼女の正体は明かされなかったけれど、次回はどうするんでしょうね?


前作とは打って変わって落ち着きがなかったダンブルドア(マイケル・ガンボン)。
これには制作側の意図があったそうですが、あそこまでテンパらせなくてもいいのでは? 衣装も1、2作目のようなベーシックなものに戻してほしかったですね。


【黒幕の人たち】


今回の映画で一番インパクト大だったのがマッドアイ・ムーディ(ブレンダン・グリーソン)とクラウチJr(デヴィッド・テナント)でした。
ムーディはあの姿に豪快な授業とヤバイオーラがぷんぷんして目が離せず。もちろん黒幕とわかっているというのもあるんですけども。ターミネーターばりに「魔法の目」視点があったのも映画独自の面白い演出でした。


もうひとつ映画オリジナルでおっと思ったのが、ムーディに扮しつつ本当の父親であるクラウチとばったり会うシーン。クラウチJrの複雑な心情を巧みに演じた役者さんが素晴らしい。いい役者ですね、ブレンダン・グリーソン。


クラウチJrのほうはもう格好良いの一言ですよ(笑) あの姿は反則なんじゃ。リドルの館、闇の印を打ち上げるシーンと、原作の設定を変えて序盤から登場させ、存在を強めたのも巧いと思いました。


ついに復活したヴォルデモート卿(レイフ・ファインズ)。
字幕でもおれ様ですか……。自ら“Lord”の称号を名乗るお方がそんな一人称の訳ないじゃないですか……。
それはともかく、蛇に似た容貌は原作どおり。役者さんを前面に出した美形なヴォルさんも見たかったけれど、これはこれでいいんじゃないでしょうか。
ただ外見に反して、演技はすごく人間らしかったですね。立ち居振る舞いがきびきびしていたというか。復活からハリーとの緊迫した対決シーンまでなかなか見ごたえがありました。


息子に引き換え、父親のルシウス(ジェイソン・アイザックス)は出番は少ないながらも、狡猾な姿を披露してくれました。ワールドカップのシーンで、ハリーたちに話しかけるドラコに「自慢するな」と小突くところが好きです。この親子って(笑)


あっピーター/ワームテール(ティモシー・スポール)も書かんと。(そんな扱い)
ヴォル卿との密談を聞いてしまったフランクさん(最初に登場した庭番のおじさん)を見つけてニヤーと笑うところはまさに悪役。原作より悪人ぶりが染み付いていますね。
それにしても映画アズカバンでは、ピーター=ワームテールとはっきり描かれていないのに、当たり前のごとくワームテールとして登場していたのが引っかかりました。英語圏の方はWormtail=ミミズのようなしっぽ=ネズミということでちゃんと気づけるようですが、日本じゃ未読の人にはわかりづらいですからね。


以上、キャラ感想でした。
その2ではシーン感想を書きたいと思っています。


■関連記事
映画『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』 その2(エピソード感想)


■トラックバック
古びた森小屋『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』 (感想1)

[ハリー・ポッター]映画 | 22:16:02 | コメント(2) | ▲TOP

作品別カテゴリ

読みたいジャンルの記事だけ表示されます。

ブログ内検索

複数の語句を半角スペースで区切るとand検索になります。英単語は半角で入力してください。

コメント

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。