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2008年02月の記事

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ものすごく今更な気もしますが、映画の感想です。去年公開時に劇場で鑑賞し、さらにDVDも観たうえでの記事になります。


↓↓↓以下は映画のネタバレです。原作『不死鳥の騎士団』の内容にも触れているのでご注意ください。


やはりというか、今回も原作から端折られたエピソードが数多くありました。が、ある程度は仕方ないと吹っ切って観たほうが楽しめるのがハリポタ映画なんだと思います。なんせ原作はシリーズの中でも最も長い作品。あれを数時間の実写映像にしただけでも大したものだと感心します。
それに原作付きとは名ばかりの、まったく違う脚本、演出、キャストを使う日本のドラマを観ると、映画のハリポタは贅沢だよなぁ…と逆にしみじみ思いますし。


むしろ苦しいのは原作未読者のほう。4作目までのキャラクターや伏線が説明もなくバンバン出てくるので、なんとなく映画を観ている人には話の流れを理解するのも難しいはず。キャラ数だけでもかなりの数がいますからね。


もちろん原作ファンとしては、予言の重要性がいまいち描かれていなかったり、親世代辺りのエピソードが短かったり改変されていたりと不満もあります。
スネイプ先生が閉心術の個人授業をやめてしまった理由が、憂いの篩にしまっておいた最悪の記憶をハリーに好奇心で見られたというのではなく、プロテゴの呪文で仕方なしに見られてしまっただけというのではかなり意味合いが違ってくるし、最後のダンブルドアとハリーの会話はあまりにも短すぎます。


とまあ、言い出したら色々とキリがないのですが、それでも全体としては上手くまとまっていたと思います。配役、映像、物語のテンポなど、原作既読者にとっては安心して楽しめる作りだったのではないでしょうか。ブラック家の家系図なんかもかなり凝っていて面白かったです。


細かな点を挙げると、キャスティングは、アンブリッジ役イメルダ・ストーントンの怪演が光っていたことと、今作初登場のルーナ(イヴァナ・リンチ)がとても可愛かったのが良かったです。残念だったのはチョウ・チャン役のケイティ・リューングがイメージと合わなかったこと。上記の二人がハマっていただけに、チョウ役ももう少し慎重に選んでほしかったです。


映像では、ロンドンの飛行シーンやキスシーン、終盤の派手な魔法戦がよく宣伝されていましたが、私はそれよりも、ある意味地味な、ちょっとしたシーンが印象的でした。


まず冒頭がこれまでのものと違う。おなじみの荘厳なテーマから一転、流れる寂しげな曲と、公園で帰る親子を見つめるハリーに驚きと切なさでいっぱいになりました。まあ、その後すぐに登場するダドリーに吹くのでシリアスな雰囲気も台無しなんですが(笑)


一番のお気に入りはハリーとルーナの森のシーン。このシーンだけ何度もリピートして観てしまったほどです。ここはもう、青く深い緑の森と二人のささやかなやりとりが本当に素敵。映画オリジナルのシーンでも秀逸だと思いました。
原作5巻のハリーは怒りっぽかったりと情緒不安定なところばかりが目立つのですが、小説よりもずっと客観的な映画ではその辺はやや抑えて作られているんですね。ハリーは声も表情も穏やかだし、ルーナの微笑みと声はとても柔らかくて見ているだけで和みました。原作を読んでいる時は不気味だったセストラルもなんだか可愛く見えてしまったりして。
原作だと一部のやりとりはハグリッドの台詞だったり最後のほうだったりするのですが、こちらのシーンにまとめて持ってきたことも、結果として良かったと思います。


また嬉しかったのは4作目までの映像が所々で流れる演出。みんなあんなに幼かったんだなあと感慨深くなりました。これもずっと同じキャストで続けているからこそできることなんですよね。
ここまで来たら、もう7作目まで誰も替わらないでほしいです。映画はなんだかんだいっても毎回楽しんでいるので、6作目、7作目も期待しています。


その2ではキャラクター感想を書きたいと思っています。


■関連記事

[ハリー・ポッター]映画 | 15:51:01 | コメント(2) | ▲TOP

MONSTER 1 完全版 (1) (ビッグコミックススペシャル)

えーと久しぶりの更新です。
完全版に描き下ろしがあると知って1巻だけ購入してみました。1500円と高いのがネックです。


まず表紙。
テンマ先生かっけー! さすが主役。単行本18巻といいサントラといい、浦沢さんにとってテンマは赤いイメージなのかも。
そして幼少双子がどちらも美人! 本編では幼少双子の描き下ろしはなかったんで、この顔で本編もちょっと見てみたかった……。冒頭テレビに映る二人とか。
気になるのは顔の下半分隠れたキャラ。これはニナ? ヨハン? 1巻の内容を考えるとニナなんだろうけど、私は勝手にヨハンだと思っておきます。


一番気になる本編の描き下ろし。
主人公のテンマを除くと、脇ではルンゲ警部が一番多かった気がします。初登場のページ辺りは描き下ろしルンゲだらけで作者からの愛を特に感じました(笑)
対してニナの描き下ろしはまったくなかったような? 愛がないというわけじゃなく、ただ描き直す必要がなかったからなんでしょうが(これはこれでかわいいし)、今の浦沢さんのニナも見てみたかった。


一番期待していた大人ヨハンの初登場顔見せシーン。やっぱり新しく描かれていました!
びびび美形だ! これぞヨハン!というほどの美しさ。気合い入れて描いたぞ~という作者の思いが伝わってくるようでした…。ホレボレ。そういえば前髪も元のより長くなってましたね。
あと、カラーページ収録でわかったことといえば、エヴァの髪はやっぱりブラウンだったということ。アニメはどうして金髪だったんでしょうね?


他、単行本からの変更が少しだけありました。
ユンケルスさんがユンカースに、ベアーデがベアーテと名前を変えられていたり、単行本では漢字だった台詞の一部が完全版ではひらがなだったり、その逆もあったり。これは何ででしょうね。名前はこちらのほうがドイツ語の発音に近いとかなんでしょうか。
あと章のChapterがKapitelに変更されていましたが、それなら表紙裏の英文とヨハンからニナへのメールもドイツ語にしてほしかったかなと。


でも一番の要望は記念の応募者全員プレゼント。もっと違うのが良かったです……。ANOTHER持ってるからめざめるかいぶつのポストカードなんて別に……となっちゃう(笑)
でも1~4巻まで購入した方と書かれているので、5巻以降はまた別のプレゼントが用意されているのかもと期待しておきます。ってもしかしてなまえのないかいぶつポストカードとか? むしろ絵本そのものが欲しいんですが…!

[MONSTER]原作・キャラ語り | 22:36:46 | コメント(4) | ▲TOP

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