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ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 スペシャル・エクステンデッド・エディション

2月の発売からずいぶん経ちましたが、やっと感想をUPできました。思い入れがありすぎて文章にするのが難しい作品です。


SEE(スペシャル・エクステンデッド・エディション)とは、劇場版の「ロード・オブ・ザ・リング」に数十分もの未公開映像、キャストとスタッフのコメンタリー、そして特典ディスクを加えたDVDのことです。


劇場版では時間の関係で仕方なく省いたエピソードも、台詞を増やしたりまるまる新しいシーンを付け加えたりしたSEEでは思う存分に堪能できます。これによってストーリーやキャラクターが細やかに補完され、作品をより理解しやすくなっているのでオススメです。


本題の「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」Rotk SEEですが、正直な感想としては、前の2作品のSEEと比べると追加映像の重要度はいささか低い気がしました。前の2作品ではこれをカットしちゃいかんだろうと思ったシーンが少なからずあったのですが、今作ではそれが少ない。それは概して劇場版での完成度が高いということの表れでもあるのですが。


もちろん追加シーンの中には感動したシーンや物語を盛り上げたシーンもありましたが、正直蛇足だったシーンも見受けられたのが残念。このシーンを入れるのならもっと他に入れるべきエピソードがあるだろうにという思いを消すことはできませんでした。


じゃあRotK SEEはダメだったのか?というとまったくそんなことはなく、充分楽しめたのは事実なので「ロード・オブ・ザ・リング」のファンなら間違いなく買いです。


一番最初の感想はやっぱりこの人、ファラミアのシーンから。
RotK SEEでは思いのほかファラミア(デヴィッド・ウェナム/ウェンハム)のシーンが多くてファンとしては嬉しい限りでした。
TTT SEE(二つの塔)でも彼の人となりを知るうえで重要なシーンが追加されていたことを考えると、SEEを観るのと観ないとではファラミアという人物に対する評価はかなり分かれてくるのは間違いありません。ファラミアのことが少しでも気になる人はTTTとRotK両方のSEEを絶対観るべきです。


以下はRotK SEEに追加されたシーンの感想です。
具体的な内容に触れて書いているのでネタバレが嫌な方はお気をつけください。


 


 

●侵攻されるオスギリアス


オークに裏をかかれて奇襲されるオスギリアスのシーン。
ここではファラミアと腹心の部下のマドリルさん(豚オークの隊長に槍で殺されてしまうお方)の会話が見られてよかったです。マドリルさんのことはTTTから密かに好きだったので、劇場公開時、槍を突き刺されて死んだのが彼だと知って結構ショックでした。
追加シーンではないですが、ファラミアが剣を振るう姿はいつ見ても格好良い。目まぐるしく変わるカメラワークにもめげず、ファラミアの姿を追いかけてしまいます。


 

●魔法使いの弟子


「力の指輪をなぜミナス・ティリスに持ち帰らなかった」とデネソール(ジョン・ノーブル)に厳しく叱責されるもののデネソールの考えは間違っていると率直に言うファラミア。親子二人が激しく対立する姿が描かれます。


たとえ指輪を持ち帰ったとしても逆に身を滅ぼしてしまうとのファラミアの言葉は、指輪の魔力におびやかされ自分を失いそうになったフロドを真近で見てきたからこそ言えるもの。ボロミアを溺愛する父親にも怯まず毅然と意見するファラミアは本当に強い人です。


凛とした強さを見せてくれたファラミアとは反対に、弱さや衰えといったものを露呈したのがデネソール。激昂するあまり体勢を崩し、ファラミアの後ろに死んだボロミア(ショーン・ビーン)の幻想を見る彼の姿からは威厳は感じられず、ただ痛々しいだけ。ファラミアが咄嗟に手を差し伸べようとするも結局は手を取り合えないところに、この親子の深い溝を思い知らされます。ファラミアを失うということの恐ろしさを身をもって知ってはじめて愛情を確認したこの後のデネソールを思うと哀しい場面です。


チャートタイトルの「魔法使いの弟子」とはガンダルフを慕っているファラミアを指している言葉。デネソールにとって忠実だった(少なくともデネソールはそう思っていた)ボロミアと対比させて、デネソールがファラミアを厭うようになった原因のひとつを描いているシーンでもあるわけです。


二人の張りつめた空気が直に伝わってくるこのシーンは、ジョン・ノーブルとデヴィッド・ウェナムの真に迫る演技が見事だったと思います。デネソールの幻想で登場したボロミアにも不意を突かれて泣きそうになりました。まさか追加映像にも彼が出てくるとは。満面の笑顔で登場する幻想ボロミアに微妙な感想を抱いた人もいたようですが(笑)私は素直に嬉しかったです。


 

●城塞の衛兵ペレグリン


RotK SEEに追加された中で一番好きなシーンです。
デネソールに勢いで奉公することになったものの不安になるピピン(ビリー・ボイド)。そこへタイミングよく颯爽と登場した(笑)ファラミアがピピンに気さくに声をかけます。ピピンの着ているゴンドールの近衛服がファラミアのおさがりであることや、兄ボロミアと父デネソールへの誇りと憧憬などがファラミアから語られます。直前のシーンではデネソールと対立したファラミアも、本心では父親を尊敬し、愛していることが台詞と表情から伝わります。


このシーンで終始ピピンに向けるファラミアのやさしい笑顔が本当に素敵。TTTの劇場版ではフロドたちに対して冷たい表情しか見せなかったファラミアだけれど、実はこんなふうに微笑むことのできる人なんですよね。むしろこれが本来の彼なのでしょう。TTTでの鋭利な眼差しを向けるファラミアも格好良くて好きですが、やわらかな顔を浮かべる彼も腰砕けモノです。ぶっちゃけて言えばこれだけでもSEE買ってよかった!ってことです、はい。


ファラミアと初対面した時はじっと見られて顔を逸らしたピピンも、穏やかな表情を見せる彼にすっかり打ち解けます。デネソールやボロミアと自分を比較し、劣等感を見せるファラミアに対して、「あなたはまた違う強さをお持ちです」なんて以前のやんちゃなピピンからは想像できない言葉をかけてくれたり。人間とホビットの友情を感じさせる温かいシーンです。
またこのシーンを入れることによって、ピピンがまだ息のあるファラミアを死なせないように懸命に行動したことがつながってくるわけですね。


 

●大将と白の姫君


発売前に一番楽しみにしていたファラミアとエオウィン(ミランダ・オットー)のシーンはあっさりと描かれていてちょっと拍子抜け。 原作ではエオウィンを口説くファラミアと二人のキスシーンを拝めるのですが、映画ではばっさりカット。SEEで描かれるのは二人の出会いの瞬間と寄り添うシーンが少しだけです。


もちろんこの二人のシーンを丁寧に描いても、他のシーンと比べたらどうしたって浮いてしまうのは確実なので仕方ないというのもあります。他の仲間たちが黒門前の戦いに向かっているシーンに続いて二人の場面が挿入されているのですが、どうしても唐突に感じてしまうのは否めません。この二人のなれそめと惹かれあう過程をゆったりと描けるのも小説であればこそなんでしょう。


そうわかっていても残念だったのは出会いのシーン。
エオウィン姫にひとめぼれしたであろう瞬間のファラミアがどこまでも あ や し い 人 に し か 見 え ま せ ん
ファラミアが微妙な笑みを浮かべて窓際のエオウィンを遠くから見つめる姿はどう見てもストーカーチック。このシーンで流れるリヴ・タイラーの歌がきれいな分、どこかシュールな感覚さえ覚えてしまいます………。
………まあ、ピーター・ジャクソン監督にここまで求めるのは酷なのかも。アラゴルンとアルウェンのシーンを観る限り、PJは恋愛のシーンを不得意としているようですし、二人のシーンをSEEで観られただけでもよしとします。




ファラミアの追加シーンだけでこんなに長くなってしまった……。
エオウィン関連のシーンでは不満を述べましたが、全体的には満足の出来です。こんなにファラミアのシーンが追加されていたとは思わなかったので嬉しさも倍増でした。


 
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[エンタメ]ロード・オブ・ザ・リング | 12:46:10 | コメント(4) | ▲TOP
■ コメント

* こんばんはー。

>ぶっちゃけて言えばこれだけでもSEE買ってよかった!ってことです、はい

めっちゃめちゃ同意です!あのピピンとのやり取りは本当に良いシーンでした。
劇場版で入れてほしかったです・・・(´・ω・`)
あれが入ってたら、それこそその後のファラミア特攻で益々涙が止まらず・・・だっただろうなー。
「あなたは違う強さをお持ちです」と言うピピンも良いですよね。
ファラミアが好きなんだろうなぁと思えるから、命をかけてファラミアを
救ったり、子供にファラミアと名前をつけたり・・・っていう素敵エピソードが
生きるってもんですよ。素敵んぐ。

ファラミア語りってのでとりあえず飛び出してきてしまいました。
そしてつらつらと語ってしまいました。えへ。
2005-04-24 日 23:58:39 | URL | たら [ 編集]

* 最近、妹が“王の帰還”SEEを手に入れて来まして。

・・・・・見事に指輪の誘惑に負けました。

LOTRの役の中でも難しい役の一つがファラミアだ、というのをどこかで聞いたことがあるんですが、王の帰還のSEEを見て、なるほどなと思いましたね。

ファラミアが命を賭してゴンドールの都を奪還しようと攻めていくところは、全編通しても強く印象に残るシーンです。

あと、デイビット・ウェンハムのニックネームが「デイジー」っていうのが可愛かったです´∀`*
2005-04-25 月 00:16:59 | URL | りく [ 編集]

* こんばんわ☆どんぐりさん熱く語られてますね~!!
私はまだSEE見ていないのですが、そこまでファラミア大活躍ならば買ってしまおうかな・・・と思わされましたよ。
ファラミアの父と兄への複雑な感情を表現するウェンハムの演技は素晴らしかったですよね。
余談ですが、ヴァン・ヘルシングも観たんですがウェンハムのこの変わり様!!びっくりしてしまいました。と同時に演技の上手い人だわーと感心させられちゃいました。
2005-04-25 月 02:03:37 | URL | サイコ [ 編集]

* >たらさん

こんばんは。
ファラミアとピピンとのやりとりをSEEだけのものにしておくには惜しいですよね。
おっしゃる通り、あのシーンがあるからこそ生きるシーンもたくさんあるわけで。
ただでさえファラミア特攻シーンは胸に来るものがありますが、ピピンとの交流が劇場版にあったらもっともっと大きな感動が生まれただろうに……。本当にもったいないことです。

ファラミア(とボロミア)が大好きな原作ピピンのエピソードはファラミア好きとしてはこっちまで嬉しくなってきますよね。
原作と比べると人間的弱さが目につくこともある劇場版ファラミアですが(ってこれはファラミアだけじゃなくアラゴルンやフロドもそうですけどね)、ピピンの「あなたは違う強さをお持ちです」発言があるだけでもかなり印象が変わってきそうです。まさに素敵んぐ!ですね。

ファラミア語りコメントありがとうございました!
人さまのファラミア感想は読んでいて楽しいです(*´∀`)


>りくさん

はじめまして。

指輪の誘惑に打ち勝つには難しいですよね(笑)
SEEまで観たらもう離れられないってもんです。ええ。

>LOTRの役の中でも難しい役の一つがファラミアだ
ファラミアという人物は、TTT、RotKのSEEを含めた登場シーンで「こんな顔もするのか」って驚くくらい、色々な表情を見せてくれるキャラクターですよね。
ゴンドールの大将としての冷徹な顔、兄を尊敬し父の愛を欲する青年の顔。
デヴィッド・ウェナムはこの難役を見事に演じてくれたと思います。
ファラミア特攻シーンは切ないピピンの歌もあって観るたびにぐっと来ます。

そうそう、「デイジー」はカワイイですよね。あんなに格好良い役者さんなのにこのニックネームとのギャップが萌えです(笑)


>サイコさん

ハイ、熱く語っちゃいました。
サイコさんはまだSEEは観られてないんですね。ファラミア好きなら大枚はたいても損はないですよ~。たぶんレンタルでも観ることはできると思うのでぜひ観てみてください。レンタルの場合は、本編+追加映像とコメンタリーのみで特典ディスクは観られないですけどね。
劇場版ではファラミアの出番は少ないですが、それでもところどころで繊細な表情を印象的に演じてみせるデヴィッド・ウェナムは本当にいい俳優ですよね。

実はまだ「ヴァン・ヘルシング」は観ていないんです。うわーファン失格だ。
とぼけてると噂のカールさんを早くこの目で見たいですね。ネットでの感想を読むと必ずと言っていいほど、カールがよかったと書かれているので(笑)
2005-04-27 水 00:05:29 | URL | どんぐり [ 編集]
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