HOME > スポンサー広告 > MONSTER 第57話「あの日の夜」HOME > [MONSTER]アニメ他 > MONSTER 第57話「あの日の夜」

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | --:--:-- | コメント(-) | ▲TOP

ニナの記憶、ヴォルフ将軍の記憶。二人の視点から、ヨハンとアンナ、双子の過去が明かされ、クライマックスにつながる重要なエピソードやキーワードが描かれた57話。

【あらすじ】
惨劇のあったあの日の夜を思い出すニナ。ある人物がリーベルト夫妻のもとに訪れたことを知ったヨハンはリーベルト夫妻を銃殺する。アンナ(ニナ)に問いつめられたヨハンは「『怪物』が僕らを連れ去るためにやって来たんだ」と言い、アンナに「僕を撃てよ」と銃を渡す。そして彼女は引き金を引いた。
 
赤いバラの屋敷に駆けつけたテンマだったが、そこはすでに焼け落ち、屋敷の庭では何十体もの白骨体が発見される。
病床のヴォルフ将軍はテンマを呼び、ずっと昔、国境の荒野で倒れていた幼い双子を介抱しヨハンを名づけたこと、双子はバラの屋敷の実験で生まれたらしいこと、ヴォルフを含む四人で統括していた組織の他の二人のもとにエヴァがいることを告げる。「これがヨハンの見た風景か」と言葉を残してヴォルフは息を引き取る。
 
リプスキーと別れ、新たに旅立つニナとディーター。一人になったリプスキーの前にルンゲが現れる。リプスキーはフランツ・ボナパルタの息子だった。

過去と現在が入れ乱れてわかりづらいと思うので、一応時系列についての注釈を。(※具体的な時系列考察はこちらの記事へ


チェコの「三匹のカエル」からある出来事によって逃げてきた双子がチェコの国境付近で倒れ、助けられるシーンがヴォルフ将軍の回想です。
その後、ヴォルフ将軍の意向でヨハンは東ベルリンにある511キンダーハイムへ、アンナは別のキンダーハイムへ入れられますが、ヨハンによって511キンダーハイムは壊滅、再び双子は一緒になります。
それからは、幼少アンナが言っていたようにヨハンは養父母となる人たちを殺し続けながらアンナと共に各地を転々とし(※)、リーベルト夫妻のもとに行き着きます。こうしてニナの記憶のシーンにつながっていきます。
双子はアイスラー記念病院に運ばれ、テンマの執刀によってヨハンは奇跡的に助かり……と物語はここから始まるのです。


※訂正。511キンダーハイムの事件後、ヨハンとアンナはすぐにリーベルト夫妻に引き取られたようです。ヨハンが養父母となる人たちを殺害していったのは、チェコの国境付近でさまよう前のことですね。


今回はキャラクター中心の感想で。(っていつもですが)
まずは子供ヨハンとアンナについて。
子供ヨハンの声は以前テープの声で登場していましたが、今回もたどたどしくも落ち着いた静かな声にヨハンらしさがうかがえました。比べてアンナの声は子供特有の甲高い声が目立ち、浮いてしまっていたのが残念です。前の「ころして……」は雰囲気が出ていてよかったのですけどね。


「大丈夫…僕が死んでも君は僕で…僕は君…」
「君は僕で、僕は君」というフレーズは前回でも母親の肖像画の前でヨハンが口にしたものです。ヨハンがアンナを自分と同一の存在だと思っていることを示す言葉であり、同時に彼が「自分」というものを確立していない証でもあります。アンナに自分を撃たせたのも、そんな「生」への感覚が麻痺した状態だったからなのかもしれません。
けれども、運ばれたアイスラー記念病院でショック状態のアンナと再会したヨハンは涙を流しています。助けてくれたテンマに感謝の意も示している。「僕を撃てよ」と言いつつも本当は撃ってほしくない、鏡の中の悪魔のような自分でも認めてほしいという気持ちもあったのではないかと思っています。


↓↓↓第72話「名前のない男」のネタバレです。反転してください。
双子とは切っても切れない存在であるフランツ・ボナパルタ。今までに登場したボナパルタの台詞は「人間はね、何にだってなれるんだよ」だけでしたが、今回は他の台詞もちょろっと喋ってくれました。
ボナ博士は双子の様子をテレビで観て居ても立ってもいられなくて、リーベルトの家に雨の降る中やって来たのだけれど、ヨハンからすれば彼は「怪物」であり恐怖の対象でしかないわけです。三匹のカエルの時のようにまた実験と称してアンナと離れ離れにさせられるとヨハンは思ったのでしょう。リーベルト夫妻がボナパルタの知り合いなら殺さなければ「怪物」から逃げられないと思い、この凶行に出たのかもしれません。

↑↑↑ここまでネタバレです。


小さな二人が荒野の中をさまよい続けるシーンはなんとも壮絶。倒れつつも「名前を呼んで」と言うアンナと「僕たちには名前がないんだよ」と答えるヨハンは、同じくテンマに名前を呼ばせるヴォルフ将軍と重なります。
名前を持たないヨハンに名前を与えたことによって、ヴォルフ将軍は自分を知る人々を次々とヨハンに殺されていき、ついには自らが助けた瀕死のヨハンと同じ「名前のない」状況になったわけですが、それがヨハンにとっての(原作の微妙なネタバレ→)唯一の愛情表現だったということなのでしょうか。
それにしても制服をきっちり着こなしたヴォルフ将軍は格好良く、かなり好みです。端整な人だったんだなぁ。


ディーターの中の人は風邪を引いていた模様。
前回、ニナがベッドで横になっていたけれど、むしろディーターのほうが安静にするべきだったのでは?(笑)
「楽しい思い出ならこれから作ればいいってテンマが言ってた」とテンマの言葉をしっかり覚えているところがかわいいです。暗く閉じた世界から救ってくれたテンマは、ディーターにとって未だに大きな存在なんですね。


前回の感想でも書きましたが、原作を読んでいた時は苦手なキャラクターだったリプスキーさん。不気味だとか言ってすみませんすみません。アニメでその報われなさっぷりを見せつけられて、なんだか憎めなくなってしまいました。
ニナへの想いを人形劇でしか表現できない彼は不器用そのもの。
(原作ネタバレ→)同じように絵を描くことでしか感情を表現できない父親にそっくりです。(ボナ博士はラブレターも書いていましたが、基本的には「絵」だけだと思う。) こういうところはやっぱり親子なんでしょうね。(←ここまでネタバレ)
ニナが家を出て行った後、ニナの人形を静かに見つめていた彼がドアの音を聴いた途端、不意に起こした行動にもぐっと来ました。ニナが戻ってきてくれたと思い、押し殺していた感情を爆発させるかのようにニナの名前を繰り返す彼が切ないです。


……が、しかし。ニナだと思ってドアを開けたらそこにいたのはルンゲ警部…………。
現実は残酷です。そりゃもう、さぞガッカリしたことでしょう……。リプスキーさんが心の中で「おまえこのタイミングを狙って来ただろ」とか思ってても不思議じゃありません。空気の読めないルンゲ警部に乾杯。


次回、ついにあの人が!
声が気になって仕方ありません。格好良い声だといいなぁ。




「MONSTER」とは関係ないですが、一言。
数時間後、ついにW杯アジア最終予選対バーレーン戦が!!
キリンカップ連敗、日本の支柱・小野が疲労骨折で戦線離脱とどう考えてもピンチの日本。背水の陣となってしまったけれど、ヒデ!俊輔!選手のみんな!勝ち点をもぎ取って来てくだサイ!
ムキャ―――――!!! (…あ、のだめが…)

■関連記事

[MONSTER]アニメ他 | 22:25:46 | コメント(0) | ▲TOP
■ コメントの投稿
(チェックすると管理人個人への隠しメッセージになります)

          
■ トラックバック
http://donguri.blog2.fc2.com/tb.php/119-5712c75a

作品別カテゴリ

読みたいジャンルの記事だけ表示されます。

ブログ内検索

複数の語句を半角スペースで区切るとand検索になります。英単語は半角で入力してください。

コメント

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。