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これまで悪役然としていた赤ん坊やペトル・チャペックが人間らしい脆さをさらけ出す展開。バスタブから流れる大量の血で暗に描いた赤ん坊の死、レコードのノイズでチャペックが恐怖に陥ったことを示した演出は原作どおりですが、サスペンスとしての効果はそれ以上でした。

【あらすじ】
極右組織の幹部、「赤ん坊」は憂鬱な気分だった。組織の4人の統率者の内、亡くなった男の後継者には自分こそが相応しいと思っていたのに、実際にはその男の息子が選ばれたからだ。さらに意図の読めないヨハンの行動がそれに拍車をかけていた。彼は初めて「怖い」という感情を覚え、気持ちを紛らわせるためにストリッパーの女とひとときを過ごす。だが心を許したその女の手によって無惨にも殺されてしまう。
部下の赤ん坊が殺害されたことを知り、恐怖に怯えるチャペック。逃げるように車で山荘へ向かうが、疑心暗鬼に囚われ護衛の男を銃で撃ち殺す。平静を失ったチャペックを山荘で迎えたのは彼が最も恐れていたヨハンだった。ヨハンは言う。「僕の中の怪物……僕の中じゃなかった……」「外側にいたんだ………」「フランツ・ボナパルタは………生きているんでしょ?」と。

トルコ人街焼き討ち事件の時はなかなか憎らしいキャラクターだった赤ん坊も、この回を観るとただかわいそうで。
ヒトラーになりたかったなんて夢はさすがに同情しかねるけれど、ずっと孤独だったことをぽつりと話し、ストリッパーの女に本音を語る彼は単純な悪役ではありません。


それなのに、あの結末。
原作を読んだ時は見事に騙されました。あのストリッパーの女は本当は殺し屋だそうで、赤ん坊を殺した後のエレベーターでの冷たい表情が彼女の本当の素顔なんでしょう。


ということは赤ん坊との無邪気なやりとりもすべては演技だったということなんでしょうか。街角で売っていたアイスクリームをおいしそうに食べていたのも、赤ん坊がいつもの癖でお金を出そうとした時「いらないよ」って一度は去ったのも、ぜーんぶ演技? すごすぎる……。
殺しの標的の心を手に入れ、名前を得た後に殺害という手口は、相手の心に入り込んであやつるヨハンと似ているような気もします。


このアニメが贅沢だなあと思う要素のひとつがその豪華な声優陣。
ペトル・チャペックの声はTVチャンピオンのナレーションの人というイメージが強いので、あの冷静沈着な声が狼狽しているというのはけっこう新鮮でした(笑) さすがヨハンですね。(そっちへ行くか)


今回のメインと言えば赤ん坊のエピソードでしょうが、個人的にはもうひとつ、フランツ・ボナパルタの登場シーンです。
チャペックと握手をする手が綺麗だったり(思い込み?)、絵本を渡す仕草がやけに優雅だったり、声にも品格が漂っていたりともう満足ですよ。ヨハンの最後の台詞によって、物語の照準がいよいよボナパルタに向かっていきますが、次の次の回のボナ博士も楽しみです。


……と言いつつ、最後の決め顔のヨハンはちょっとだけ不満。表情は漫画のほうが好きです。台詞の間なんかはよかったんですけどね。
どうもアニメではヨハンを正面から描いた顔が不発(…といっていいのかわからないけど)のような気がします。アニメのほうが綺麗な顔だったりするシーンもたくさんありますが、ヨハンのここぞという表情の時は物足りない場合も多かったり。
ってなんか細かいこと言っていますが(笑)、これからクライマックスに向けてそういうシーンもばんばん出てくるのでスタッフさんには頑張っていただきたいです。

[MONSTER]アニメ他 | 23:34:50 | コメント(0) | ▲TOP
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