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ついに明かされたフランツ・ボナパルタの正体。511キンダーハイムを創り、怪物を生み出した恐ろしいはずの男はしかし、もうその面影を見ることはできない。

【あらすじ】
ヨハンから「ルーエンハイムで待っている」とのメールを受け取ったニナ。ヨハンに「完全な自殺」をさせないため、ルーエンハイムへ向かう決意をする。
一方、山の林道から町に進入したテンマは、生き残っている人々を助けるために奔走していた。刺客が放たれ、恐怖に包まれたルーエンハイムは、至る所に死体が転がる惨状の町と化していたのだった。
ルンゲとグリマーは町に銃をばら撒いた老夫婦を追及するが、不意にホテルのオーナーが口を開く。彼こそがフランツ・ボナパルタその人だったのだ。ここでただ審判が下りるのを待っていたと話すボナパルタに、グリマーは行き場のない怒りをぶつける。
ルンゲは殺戮を指揮している男を老夫婦から訊き出し、狙撃銃を手にホテル・ベルクバッハへと向かう。ビールをおごる約束をグリマーと交わして。

ああ。やっと大っぴらにボナパルタのことが語れます。ボナ博士ボナ博士!
ただし前から期待していた正体がわかるシーンは、思ったより肩透かしだったのが正直なところです。どうも原作時よりあっさりしているというか余韻がないというか。一応、効果音も付いていたけれど、即ディーターとエヴァのシーンに移ってしまい、いまいち盛り上がりに欠けていたような気がします。
ディーターとエヴァ、ニナのシーンと順序を入れ替えて、ボナ博士の正体発覚→MONSTERのタイトルが右下に浮かぶ→CM、という流れにしたほうがインパクトは強くなったのではないでしょうか。


ディーターとエヴァのミスマッチな組み合わせをアニメでも見ることができたのはよかったですけどね。好きですこのコンビ。


「目的は私なんだろう……その彼の目的は」
フランツ・ボナパルタの時は冷徹な声、クラウス・ポッペの時は穏やかな老紳士の声。
ボナパルタ役の野沢那智さんはこの変化をうまく演じ分けていましたが、正体を明かす時の台詞はボナパルタに戻ったように静かな暗い口調でした。
……温和なポッペさんも良いですが、冷淡なボナ博士の声が好きなので久々に聴けてうれしかったです。ハイ。


ヨハンがルーエンハイムでやろうとしていること。ニナの言う「完全な自殺」とは何か。
ルンゲ警部とグリマーさんが代弁してくれました。
その人間を知る者、その人間の過去を知る者、すべてを消し去れば、実在の人間は架空の人間になることができる。
下は、ヨハンが何を考え何をやろうとしているのかわかると言ったグリマーさんの言葉。
「私も架空の人間だ……」
「私は誰でもないんだ」
「ならば共に消え去ろう……。記憶を奪い、名前を奪い取った者と共に」


こうしてヨハンは、自分を生み出しすべてを奪い取ったボナパルタと、ボナパルタを知るルーエンハイムの人々の存在を消し去ろうとしているのです。赤いバラの屋敷の惨劇を、そして絵本の「なまえのないかいぶつ」のラストをそのまま再現するかのように。


審判が下りるのをここで待っていた、死ぬのは怖くないがどう償えばいいのかわからないと告白したボナパルタ。それを聞き、ボナパルタの胸倉をつかんで怒りのまま罪を問いただすグリマーさん。
グリマーさんの怒りは、彼が抱いて当然のもの。本当は殺してやりたいほど憎いだろうに(その“感情”だって自然に湧き出たものではなく人工的に作った見せかけのもの)、ボナパルタの罪を世の中に明らかにすることを選んだ彼は強い人です。


「人間は子供が死んだ時、心の底から悲しいと思わなければならない」と切々と語ったグリマーさんと、自らの罪を自覚し、悲しみに満ちた表情のボナパルタ。どちらの心情も理解できるから、より一層切ないシーンになっていました。
ボナパルタがヴィムにやさしいのも、実験対象だった子供達に対するせめてもの罪滅ぼしだったのでしょう。


けれども、このシーンでは重要な台詞がカットされてしまったのが残念。
グリマーさんの「あんたがやったことがどれほどの罪だったのか……!」に続く、「当時、西側の世界を破壊するために何を生み出したのか!! そんなちっぽけな陰謀のために……!!」という台詞。
旧秘密警察時代、ボナパルタはどんな目的で実験を行っていたのか。
物語の中であまり多くは語られていませんが、それを推測できるのが上記の台詞です。


おそらく実験は西側陣営を駆逐する計画の一環であり、実験で作り出した感情のない子供をグリマーさんのようにスパイにしたり、傑出した能力の子供を東側世界の指導者に仕立て上げようとする政治的・軍事的意図があったのでしょう。その中でもずば抜けた能力を持って生まれたのが、ヨハンとアンナの双子の兄妹だったのかもしれません。
ただボナパルタ個人にとっては西側・東側などには興味がなく、科学者としての好奇心や野心から始めたのではないかと思っています。


ライフルを抱え、意を決して部屋を出て行くラストのルンゲ警部は格好良かったです。重厚な音楽と磯部勉さんの低く響く声は否が応でも盛り上がるなぁ。グリマーさんと交わした約束も、ルンゲ警部らしくないところが逆にいい。


しかしソーセージ屋の女の子、何でグリマーさんがダメでロベルトがOKなんだろう…。
(前々回で、「最近いい人来ないの?」と聞いたグリマーさんを前にして「来ない来ない!」とグリマーさんを全否定している)

[MONSTER]アニメ他 | 21:23:26 | コメント(0) | ▲TOP
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