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その1で映画全般の感想とキャラクター感想を書いたので、その2では気になったシーンをピックアップしていきます。長文なのでご覚悟を。


以下は映画のネタバレです。原作4巻の内容にも触れているのでご注意ください。


【リドルの館】


映画でも始まりはリドルの館から。
このシーンはもしかしたら省かれるかなーと思っていたので観ることができてホッとしました。一見どこだかわからない怪しい館、見知らぬ老人、おどろおどろしく地を這う蛇……。4作目はハリー・ポッターらしくないダークな雰囲気で始まるところが好きなのです。
ここでの注目はクラウチJrの登場。ここでいきなり出してしまう脚本に感心しました。この変更によって、ストーリーがぐっとわかりやすくなったんじゃないでしょうか。


【ウィーズリー家】


ここら辺はもうほんとにあっという間。ここまでぽんぽん話が進むといっそすがすがしさを覚えてしまいました。ダーズリー家でおいたをしちゃうウィーズリー一家のシーンが省かれたのは悲しいけど、まあ仕方ないのかも。映画でビル兄の幻想が壊されなくてよかったと思うようにしてます。(『アズカバン』で一家の写真に一瞬出ていたビル兄がアレだったので)


【クィディッチ・ワールドカップ】


選手(クラム)の紹介だけで試合シーンをごっそり省き、直後のデスイーター(死喰い人)の暴動と闇の印シーンが主体になっていたワールドカップ。私自身はそれほどクィディッチに思い入れはないので、このカットは正解だったと思っています。
余談ですが、巨大なスタジアムと盛り上がる大勢の魔法使いを見て、来年マグルでも開催されるワールドカップを思い浮かべました。こういう風に現実とリンクしているのがハリポタの面白いところ。原作4巻ではプレステも出てました。


【ボーバトンとダームストラングの登場】


このシーン最高(笑) 華やかなボーバトン校の生徒もいいし、彼女たちにメロメロの男子(とくにロン)、面白くない女子(とくにハーマイオニー)が笑えます。
ダームストラング校の入場は音楽と動きが無駄に格好良くてこれもよし。


【ハリーとロンのケンカ】


ハリーが代表選手に選ばれて、嫉妬丸出しのロン。原作ではハリーがロンとは違ってお金持ちであるのが前振りであった気がするので、ロンの心理描写がない分、映画はやや唐突かな?
原作だと二人の仲違いはつらかったんですが、映画だと描写が短いこともあって、伝言シーンや仲直りシーンなど、なにこのかわいい人たちと思わずにはいられなかったです、ハイ。


そういえば、シリウスの暖炉シーンもここら辺ですよね。ただでさえ少ない登場シーンをどうしてあんなのにしてしまったのか。監督に問いつめたい気分ですよ。ゲイリー・オールドマンもこの扱いにはショックだったんじゃなかろーか……。


【第一の課題】


その1の感想で『炎のゴブレット』はスピード感がよかったと評しましたが、それが一番出ていたのがこのドラゴン戦。やーここはほんとに面白かった。はっきりいって原作以上。少々尺を取りすぎな気もしますが、迫力あるアクションが気持ちいいシーンでした。


【クリスマス・ダンスパーティ】


マクゴナガル先生のダンスレッスン、ハリーとロンを本でぶったたくスネイプ先生、レースだらけのロンのドレスローブ、チョウ・チャンを誘うときにかんじゃうハリー、みんなが楽しく踊る中、隅でつまらなそうにしているロンとハリー……などなどとにかく笑わせていただきました。うーん青春。


印象的だったのは、ミセス・ノリスを抱っこしながらウットリと踊るフィルチのダンス(かわいすぎる…!)と、「だったら最初に私を誘いなさいよ!」と涙ぐみながらロンに言葉をぶつけるハーマイオニー。階段に座り込んでヒール靴を脱ぐ仕草も良い演出でした。


と、確かにダンパ関連は『炎のゴブレット』でも楽しいシーンになるのですが、時間を取りすぎた感はやはり拭えず。ここは良い出来だったし、端折られたら寂しく思うのは間違いないんですが、もうちょっと短くして他のシーンに回してもなーと思ってしまいました。


【金の卵と風呂場とマートル】


ここはねえ……ハリーの裸体サービスとマートルのセクハラ具合は面白かったんですが、いかんせん長すぎなのがもう。こんなしょーもないシーンを長くするならもっと他に使うところがあるでしょうに。アニメチックなステンドグラスはよかったですが。


【第二の課題】


水中の人質がいかにも人形とバレバレなのはどうかと……(笑)
それともあれは人形に変える魔法をかけていたということなんでしょうか。
ここはフラーと彼女の妹がかわいかったです。デラクール姉妹ラブ。


【クラウチとクラウチJr】


映画オリジナルでもとくに巧いと思ったのがこのシーン。思いがけず実の父親であるクラウチ氏と出会ってしまった、ムーディに扮するクラウチJr。
ムーディの異変に感づいたのか、息子のクラウチJrと気づいたのか、ムーディを凝視するクラウチ氏と、そんな父の様子に動揺を隠せないクラウチJrのやりとりが何とも言えずよかったです。ハリー視点の原作では見られない、映画だからできるシーンですね。
原作では息子を愛していたとはあまり思えなかったクラウチ氏だけれど、映画ではそうとは言い切れないのかも。姿が違っていても息子の気配を感じていたと思いたいです。


【ペンシーブ(憂いの篩)】


水色に光るペンシーブはCG映えしてとてもきれい。ここら辺はすっかり忘れていたので、サスペンス的な雰囲気の裁判シーンはドキドキしながら観ることができました。
カルカロフの「セブルス・スネイプ!」は先生のフルネーム登場でなんとなくうれしかったりして。でもここを入れるなら、セットでスネイプ先生の闇の印披露シーンも必要だと思うんだけどなぁ。
このシーンは今の校長の姿とはかけ離れた姿のカルカロフ、いかにもぼっちゃまな格好のクラウチJrが印象的でした。


【第三の課題】


迷路での障害物競走だった原作と違って、シンプルになった映画版。そのせいなのか迷路が巨大すぎです。何キロくらいあるんだあれ。あの広さじゃ一日でも辿り着けないような気が……。


【リドルの墓】


ヴォルデモート卿が復活するシーンということで、『炎のゴブレット』でもかなり期待していたこの場面。陰惨とした墓場、突然のセドリックの死、リドルの頃とは変わり果てた姿で復活したヴォルデモート……。他のシーンと比べても原作に沿ったつくりで、 窮地に追い込まれたハリーの恐ろしさが直に伝わってくるようでした。
それでもこのシーンにケチをつけるなら、ジェームズとリリーの登場シーンでしょうか。
直前呪文のCG効果はなかなかきれいでよかったのですが、殺された人たちがパッパッと出て、ハリーの両親がついに姿を見せるといった感動的な余韻がなかったのが残念です。


【ムーディの正体】


リドルの墓→ポートキーの優勝カップをアクシオの呪文で呼び寄せてホグワーツに瞬時に戻るハリー→ハリーとセドリックの帰還に一瞬喜ぶも二人の異変にどよめく観客たち→ダンブルドアがセドリックの様子を見ようとしても頑として彼を離そうとしないハリー。
この流れがすごくよかったです。とくにセドリックにしがみついて離れないハリーには心が痛くなりました。


そんな心身ボロボロのハリーを連れていくムーディ。ヴォル卿の様子がどうだったかをハリーに訊いていくうちにボロを出し、ムーディからクラウチJrとしての本性を次第に現す緊迫した展開が素晴らしかったです。足りなくなったポリジュース薬をなりふりかまわず探し始めるところも、Jrの狂気と焦燥が感じられる絶妙な演出でした。


ここだけじゃなく、ムーディ(ブレンダン・グリーソン)のシーンは、その迫真の演技に圧倒されることが多かったような気がします。大広間に初めて登場するシーン、「闇の魔術に対する防衛術」の授業、ドラコをフェレットにするシーン、そして父のクラウチ氏とのシーン。
イカレた闇祓い、マッドアイ・ムーディとしての顔と、父親を憎み闇の帝王に心酔するクラウチJrとしての顔、どちらも強烈な印象がありました。


そして真の姿を現したクラウチJr(デヴィッド・テナント)もその鬼気迫る演技に引き込まれた一人。
グリーソンとテナント、二人の優れた役者がいたからこそ、ムーディ=クラウチJrは、今までで一番魅力的な悪役になったのでしょう。


【ラスト】


結局、原作にあったファッジ(魔法省)と決別するエピソードは描かれず、黒犬シリウスも、シリウスとスネイプ先生の大人げないやりとりも、スネイプ先生の活躍もカット。
魔法省との関係は次回作で充分描けるだろうから、端折られたのも仕方がないとはいえ映画でも観たかったですね~。


お約束のハリーとダンブルドアの会話も、直前呪文について詳しく説明されなかったのが気がかり。あれじゃ映画のみの人にはわかりづらいんじゃないでしょうか。


とはいえ映画『アズカバン』のラストと比べると、比較的原作に忠実な終わり方だった今作。いくら原作・映画両方の『アズカバン』が好きといっても、あのラストだけは不可解だったので(ハリーの微妙なアップが…)今回はきれいにまとまっていたと思います。


【まとめ】


総評してみると、今回の監督はドラゴン戦のようなアクションシーンや双子のやりとりのような楽しいシーンが巧みで、原作の長いストーリーをまとめる力に長けていたように感じました。


残念だったのは『アズカバン』以上に親世代の描写が極端に少なかったこと。
『ハリー・ポッター』の魅力は、父親世代の大人たちの確執にもあると思うので、5作目ではぜひ彼らもメインキャラとして描いてほしいです。CMや予告なんかも、もっと大人キャラを強調してもいいと思うのですが。


■関連記事
映画『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』 その1(キャラクター感想)

[ハリー・ポッター]映画 | 22:14:50 | コメント(3) | ▲TOP
■ コメント

* こんばんは。どんぐりさん。
こちらにも遊びにまいりました^^
ビル兄の幻想……はい。わたしもそう思いました(苦笑)
とにかくプラス思考として、ビル兄は私の心の中にいると思うことにしてますv

クラウチ氏とクラウチJr。
そう。姿が違っても……。私も息子の気配に気づいたのだと思いました。もしかしたら、そうであって欲しいと思っただけなのかもしれませんけれども。
このシーンは本当に良かったと私は思います。

どうして、カルカロフとスネイプのやり取りカットされてしまったんでしょうね~(苦笑)
スネイプのかっこいいセリフ見たかったです。
あの辺に伏線として入れておいてくれても良かったですのに。
ペンシーブは想像していた以上にダンブルドアが記憶を入れる細い糸状のキラキラがきれいで、あ、こういうものなんだと納得しました。
想像していた通りと、思っていた以上の雰囲気で。

でも、全体的に今作のダンブルドアはいっぱいいっぱいでしたね(苦笑)
もうちょっと、余裕っぽくても……;
でも、そのぐらいで後は楽しんでいましたね。
それでは、感想の感想が長くなって申し訳ありません;;
この辺で失礼いたします~。
2005-12-22 木 19:34:48 | URL | 綾里 未優 [ 編集]

* 未優さん、こんばんは。こちらにまでコメントありがとうございます♪

>ビル兄の幻想
原作が活字な分、読者の妄想は果てしないですからね(笑)
イメージと違いすぎてがっかりするよりは、心の中で温めていたほうがいいのかもしれません。

>クラウチ氏とクラウチJr
ただ原作をなぞるだけじゃなくて、こういう独自のシーンを楽しめるのが映画化のいいところですよね。炎のゴブレットのテーマのひとつである父と子を描いた心に残るシーンでした。

スネイプ先生は3作目と4作目の印象の落差がすごいはずなのに、映画ではその描写が薄くてもったいないと思いました。先生の格好良いシーン、アラン・リックマンの演技で見たかった……。

5作目はついにルーナが登場しますね! 配役が今から楽しみです。
(こっそり感想。未優さんの本家サイト「迷い子の森」でのルーピン先生キリリク小説を読ませていただきましたが、先生とルーナのやりとりになごみました^^ この二人の組み合わせいいですね! こんなところで感想書いてすみません…!)

ハリポタ6巻の日本語版のタイトルが「ハリー・ポッターと謎のプリンス」に決まったそうですね。
いくら差別用語だからって「混血」をわざわざ「謎」に変更したのも不思議ですが、「プリンス」にチープな印象を受けるという未優さんのお言葉にも同感です。
「謎のプリンス」というタイトルのあまりのダサさは……もーちょっと違う訳にできなかったんでしょうかねえ……。
2005-12-22 木 23:38:21 | URL | どんぐり [ 編集]

* クラウチJr.がムーディーに変わってるとき舌をへびみたいにだしたりする癖でてますからね笑
すぐ気づきました
2010-02-16 火 09:20:32 | URL | かず [ 編集]
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