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原作の話(風の万里 黎明の空&微妙に乗月も)も出てくるので、
アニメのみの方はお気をつけください。
月渓という人について熱ーく語っています。


もう何度も観ているのについつい観てしまうアニメ。
原作、アニメを問わず、十二国記の中で一番好きな話が
この「風の万里 黎明の空」です。

前半はとことん暗い描写が続くこの話。
けれども主人公の3人がそれぞれの苦境にもがき苦しみながらも
ついに自分の生き方を見つけていく過程は感動的で、
ラストは鳥肌が立つほど爽快です。


十二国記シリーズはたくさんの人物が登場し様々な物語を
形成していくのですが、その中で最も好きな人物が芳国の月渓です。
アニメでは上記の「風の万里 黎明の空」一章と四章、
それと「乗月」に登場しています。

この人物、原作では「若く」「精悍な」男として描かれているのですが、
アニメではなんとゴツくて声も野太い渋ーい50代くらいのおっさんに。
この彼の扱いにあちこちのサイトでファンの嘆きが見られますが(笑)
もちろん私も例外ではないです。
これについてはもう今更なことなんでしょうけど、月渓好きとして
書かずにはいられないので。

と言ってもおじさんキャラは嫌いじゃないんですよ。
むしろ親父キャラは好きです。アニメオリジナルの黄鉄さんとか好きでしたし。
もし小説を読む前にアニメの月渓を見ていたら、たぶんあの彼を好きに
なっていたでしょうね。なんたって渋い。渋すぎですよアニメの月渓さん。
あのぴんっとはねたカワイイ睫毛はさすがにイヤですが。

だーけーど。
私は原作の月渓が一番好きなんだよーう。
別に美形とまでは言いません。そんな描写はないし。
そこまであつかましくないです。はい。
でも「若く」「精悍な」男なんですよ、月渓は。

若いというのがどの辺までを指すのかは人によって異なるだろうけれど、
原作でそう書かれていたのが
祥瓊(見た目だけでなく心もほとんど成長していないと思われる13歳)の
視点なのでせいぜい2~30代半ばくらいの外見じゃないのかな。
40まではいかないと思う。

アニメの彼は、精悍といえばまあ、精悍ではありますけど、
やっぱりイメージではないですね。
原作の月渓は、言動からガタイのよさそうな人っていうよりも、
何となくスマートなイメージのほうが強いのです。
真面目で、誠実な人となり。
弑逆する形でしか敬愛する王の暴走を食い止められなかった自分を
責め続ける複雑な心境。
とにかく葛藤の人、ですよね。

州侯ということで文官出身のようにも思いますが、王の首を一刀両断できる
くらいの腕力と剣の腕を持っているので武官出身なのかもしれませんね。
ある意味体育会系みたいなところもあるのかも。
って、うん。仲韃と月渓の関係ってちょっと体育会系入ってますよね。
そういえば。

………………。

……だからアニメの月渓はスポ根マンガみたいな顔なんでしょうか?
……そうか。
そうだったのか……。
………だからアニメスタッフはあの顔にしたんだ………_| ̄|○
でも、そんな……原作の記述を捻じ曲げてまで、
あんな熱く濃ゆい顔にする必要があったのでしょうか?
せめてせめて若くしてほしかった…………。


まあそういうわけで、あのくどい顔にばかり注目が行ってしまうアニメの
月渓ですが、性格や言動も少し原作と違う気がします。

真面目なところはアニメでも同じようですが、例えば下のやりとり
を比べると違いがはっきりとわかります。
村人たちから私刑に遭いそうになった祥瓊が、州師に助けられ
月渓と再会した場面。
祥瓊は吐き捨てた。
「己は城の奥で絹をまとい、国権を弄んで道に外れた愉しみに耽っている。
――王のふりは楽しいか?」
月渓はさらに苦笑した。
「それを言われれば、返す言葉はないな」
「王を弑して玉座を奪った簒奪者」
「――それも甘んじて聞いておこう。一面正しい」
(中略)
「昇山して天意を問うてみるがいい。殺戮者のお前が王になれるかどうか。
少なくともお前は天意合って玉座に就いた王を弑逆した。
雷に打たれぬよう、せいぜい気をつけるがいい」
「それにも返す言葉はないな」
月渓は苦笑する。
「――恭へお送り申しあげる。供王が公主の身柄をお引き受けくださるそうだ」
言って背を向けた月渓に、祥瓊は叫ぶ。
「なぜ殺さない! 王を殺したその太刀で、私の首を斬りなさい!」
それはしない、と言いおいて、月渓は房室(へや)を出ていく。

(講談社文庫 風の万里 黎明の空 上巻 P136~138から引用)
ここで印象的なのは、祥瓊の挑発に月渓が苦笑していること。
アニメでは彼が苦笑しているところなんて出ませんでしたよね。
祥瓊の嘲りにぐっと我慢するだけ。
そもそもアニメのこのシーンは思い切り短いので、ここまで細かく
描けないというのもあるんですが。

アニメの月渓はとにかく良くも悪くも真面目で不器用なところが
前面に押し出されているような気がします。
原作では自嘲的なところも描かれ、一筋縄では行かない人物のように
感じられます。

月渓の人物像や上記引用のシーンは断然原作派なんですが、
上記のシーンに続くアニメオリジナルの場面はかなりよかったです。
仲韃の時代をやるせなく思い返しながら、聴こえてきた祥瓊の
歌声に乗せて「私はかつて公主のこの歌が好きだった……」と呟いたくだりは
切なく心に残るシーンでした。



えーと最後はカップリング話を。
ここまで読んでくれた方ならわかると思いますが、
月渓×祥瓊、好きです。
アニメではマイナーですけど……
他のカップリングに水をあけられていますけど……
というか十二国記でカップリングと言っても読者(視聴者)の妄想でしか
ないんですけど……
略して月祥。だいすきです。以上。
(コレが一番言いたかったことなのかもしれん……)
[エンタメ]十二国記・魔性の子 | 01:31:00 | コメント(4) | ▲TOP
■ コメント

* こんにちは。わたしも月祥、推進派です!
二人の切ないサイドストーリーを読んだことがあるような覚えが・・
お互い好きあっているのに思いは遂げられず・・みたいな。
まあ、そんな想いがないにしても、機会があったら二人、直接会ってみて欲しいです。
月渓といえば「乗月」で一気に好きになりました。
仲韃と月渓の主従関係にもハマりそうでした(笑)
2004-11-27 土 22:44:30 | URL | アウラ [ 編集]

* こんにちは。アウラさんも月祥派なんですね!
私は「風の万里」でこの二人もしや…?と思い、
「乗月」で一気に好きになりました。
「乗月」の続編として二人が再会する話読んでみたいですよね。
原作では恋愛要素なんてまったくありませんけれど、
そのストイックなまでの描写が逆に想像を掻き立てるんだろうなと
思っています。
仲韃と月渓の関係もいいですよね。
個人的には仲韃もアニメだとイメージが違ったなぁ。
2004-11-27 土 22:45:06 | URL | どんぐり [ 編集]

* 月渓のイメージ、私はさほど違和感を感じなかったような覚えがあります。確かに最初アニメで見たときはビックリしたけど、わりとすんなりと受け入れたような。
何故だろう……?と自分で考えてみたところ、原作読んだだけでは、私の中で彼のイメージがまだ作られていなかったようです(^^ゞ
そんなワケで、アニメ絵が基準だと恋愛要素は……ムリがあるかもv(笑)

そうだ、イメージと言うと。全く話は変わりますが(スミマセン:;)、胎果って蓬莱とこちらでは外見が変わるはずですよね?
陽子や泰麒はあからさまに変わったけど、六太は顔は同じ(ような感じ)だし、尚隆に至ってはどこがどう変わったのかさっぱり分かりませんでした。これだったら泰麒を迎えに蓬莱に行ったときも、すぐ分かって貰えるんじゃないかと思ってしまったり……( ̄∇ ̄ゞ
2004-11-27 土 22:45:55 | URL | きりは [ 編集]

* きりはさん、こんにちは。
月渓のイメージ、すんなり受け入れられましたか~。
私の場合、原作の「風の万里」を読んで月渓のことが好きになり、
彼の少ない登場シーンを何度も読み返していたので余計に
妄想が広がったみたいです(^^;
アニメの月渓と祥瓊じゃ恋愛はありえませんねー。
まあ、それは無しにしても二人の不思議な絆には感動しています。

>胎果って蓬莱とこちらでは外見が変わるはずですよね?
そこはアニメのツッコミポイントですね(笑)
六太は髪以外は全く同じでしたよね。本当は声も変わるはずですし。
ただ尚隆はよーく見ると違うところがちゃんとあるように見えました。
髪の色が蓬莱だと真っ黒で、こちら側では少し緑がかっている気が
します。ん、反対だったかな?
あと目の形も、若時代のほうが微妙に大きかったような。
たまたまこの回の作画によるだけなのかもしれないですけどね。
2004-11-27 土 22:47:23 | URL | どんぐり [ 編集]
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