HOME > スポンサー広告 > 「魔性の子」 その1HOME > [エンタメ]十二国記・魔性の子 > 「魔性の子」 その1

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | --:--:-- | コメント(-) | ▲TOP
小野 不由美

アニメにもなった「十二国記」の外伝にしてシリーズすべての
原点でもあるのがこの「魔性の子」です。

十二国記シリーズを発表する前に書かれたこの作品は
十二国記「黄昏の岸 暁の天(そら)」の裏に位置する物語であり、
「黄昏~」には「魔性の子」の続きのエピソードが描かれています。

ファンタジー小説である十二国記の外伝といえどもホラー色の濃い本作。
ホラーに弱い方なら、十二国記シリーズを先に読むほうが
いいかもしれません。
逆に怖さを堪能したいのなら、最初に読むといいでしょう。
十二国記シリーズは魔性の子を含めて刊行順(↓下にあります)に
読むのが正しい読み方と言えるでしょうし。

たとえ十二国記のほうを先に読んだか
アニメで事のからくりを知ってしまったとしても、
少なくとも「黄昏の岸 暁の天」までには読むのがいいのではないかと
個人的に思っています。

「魔性の子」 あらすじ:
子供の頃に臨死体験という不思議な経験をし、
周囲との疎外感を感じていた教育実習生の広瀬は、
幼少の頃「神隠し」に遭ったという静かでおとなしい生徒、高里に
出会い、いつしか共感を抱くようになる。
しかし高里には不穏な噂が常に付きまとっていた。
彼に危害を加えると「祟られる」と生徒から恐れられているのだ。
ふとしたことから「祟り」はエスカレートしていき、次第に凄惨な事件へ。
孤立し、迫害を受ける高里を広瀬は必死に守ろうとするが……。

十二国記 刊行順リスト:
「魔性の子」 新潮文庫
「月の影 影の海」 講談社ホワイトハートX文庫・講談社文庫
「風の海 迷宮の岸」 講談社ホワイトハートX文庫・講談社文庫
「東の海神 西の滄海」 講談社ホワイトハートX文庫・講談社文庫
「風の万里 黎明の空」 講談社ホワイトハートX文庫・講談社文庫
「図南の翼」 講談社ホワイトハートX文庫・講談社文庫
「黄昏の岸 暁の天」 講談社ホワイトハートX文庫・講談社文庫
「華胥の幽夢」 講談社ホワイトハートX文庫・講談社文庫

※「魔性の子」だけは新潮社から出ています。
講談社からは、山田章博画の表紙絵&挿絵のあるホワイトハートと
イラストのない大人向けの講談社文庫がありますがお好みで。


■たぶんネタバレなしのおすすめ感想



十二国記を知らない人ならページをめくるのも恐ろしく、
知っている人なら切ない想いばかりに駆られるはず。
十二国記と変わらず、読みやすい文章でどんどん物語に
引き込まれます。

話が進むにつれ加速度的に追いつめられていく広瀬と高里。
二人を見事に対比させて人の醜さ、愚かさを徹底して描き、
最後に残るのは行き場のない哀しみ……。

この作品の主題は、じわじわと来るホラー描写でも
不思議な少年、高里の正体でもなく、
誰もが持っているありとあらゆる負の感情そのものです。

「魔性の子」にこれほど心動かされるのは、
十二国世界の滑稽さ、残酷さを現実世界(日本)側から描いたこと、
語り手広瀬の心情を、すべてをさらけ出す衝撃的なラストへ向かって
丁寧に描いたこと、そして最後の最後まで絶望感が漂う異色の作品
だからだと思います。

あのラストあってこその「魔性の子」なのでしょう。


■関連記事


[エンタメ]十二国記・魔性の子 | 00:16:00 | コメント(2) | ▲TOP
■ コメント

* 私は「月の影 影の海」~「図南の翼」→「魔性の子」→「黄昏の岸 暁の天」という順番で読みました。
十二国記の世界を知っていても怖さを満喫できました!
「黄昏の岸 暁の天」を読み終わったあと、すばらしい作品に出会っちゃったなと大感動してしまいました。

十二国記を全く知らない子に魔性の子貸したことがあるんですが、すごい面白かったという感想をもらいました
しかし、調子に乗って十二国記を貸したら、あんまり・・らしいです(笑)
「風の海 迷宮の岸」で読むのやめちゃったみたいです。
2004-11-30 火 23:58:58 | URL | アウラ [ 編集]

* >アウラさん
十二国記は私もアウラさんと同じ順番だったと思います。
十二国記は「魔性の子」も含めてすべて読むと
その壮大さに感動してしまいますよね。
続きが待ち遠しいです。来年には出るといいんですが(^^;

ご友人の件、おもしろいですね。
「魔性の子」は気に入ってくれたのに、
十二国記がだめだったとは。
ファンタジーが苦手なんでしょうかね?
それとも漢字だらけの文章が嫌だったとか…
せめて「風の万里 黎明の空」は読んでほしかったような。
2004-11-30 火 23:59:35 | URL | どんぐり [ 編集]
■ コメントの投稿
(チェックすると管理人個人への隠しメッセージになります)

          
■ トラックバック
http://donguri.blog2.fc2.com/tb.php/52-6a7b95b1

魔性の子『魔性の子』(ましょうのこ)は小野不由美作のファンタジー・ホラー小説。日本を舞台にした十二国記シリーズのサイドストーリーとなっている。刊行は新潮文庫からだが、この作品の後に刊行された十二国記シリーズの作品は講談社X文庫および講談社文庫からの刊行に 2007-02-07 Wed 19:17:10 | 日本の文学・小説集め

作品別カテゴリ

読みたいジャンルの記事だけ表示されます。

ブログ内検索

複数の語句を半角スペースで区切るとand検索になります。英単語は半角で入力してください。

コメント

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。