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前回の衝撃のラストから一転、一番気になるタナベの様子は一切映さず、
フォン・ブラウン号の選抜クルーに選ばれても心はうわの空のハチマキを
淡々と描く手法で始まった今回のプラネテス。
「あの時タナベとハチマキに何があったのか」と気にならずにはいられない
巧い演出ですね。

今回のハチマキの異常な様子を見た時、
「やはりハキムを撃ってしまったのか?」と思ってしまったけれど、
結局銃が弾切れだったおかげで、
引き金を引いたものの殺人は犯さずに済んだハチマキ。
私はハチマキが引き金を引いたことよりも、
ハキムがあんな死に方(これはもう決定ですよね)をしたことのほうが
ショックかもしれません。
低い声が渋く切れ者の格好良いキャラクターだったので
実は好きだったんですよ。テロリストとわかるまでは。
今回の話でハチマキが人と人とのつながりを実感できたように、
ハキムにもそんな展開があればよかったのですが……
でもそんなシビアなところこそがプラネテスなんでしょうね。

上記の「そんな展開」が当てはまるのが
今回助かったクレアなのかもしれません。
愛では何も救えないという冷めた価値観を持っていた彼女も、
結局タナベの無謀ともいえる行動で助かりました。
実際は偶然通りがかったシャトルバスに助けられたわけで
タナベがクレアを担いで行かなくても助かったのかもしれない。
けれども結果としてタナベが命の危険を冒しながらも
クレアを救ったということが重要なのでしょう。

テロリストに加担し、生きる価値のない人間だと思っていた自分自身が
不思議な因果でこうして生きている。
それも所詮は恵まれている人間だと蔑み妬んでいた相手によって。
集中治療を受けるタナベをクレアはどんな気持ちで
見つめていたのでしょうね。
彼女はタナベの前回ラストの葛藤を知っているのだろうか。

いずれにしろ、誰もが自分を置き去りにしたと絶望していたクレアも
タナベをきっかけにして、ハチマキと同じように人と人とのつながりを
感じることができたのだと思いたいです。


後半は待ってましたのタナベとハチマキのエピソード。

ハチマキはこれまでずっと、とくにロックスミスと出会ってからは
「自分」を中心に考え、彼の中のもう一人の自分が言うように
「所詮人間は一人なんだ」と思っていました。
いや、思い込もうとしていた、と言ったほうが正しいかもしれません。
だから夢に向かって周りを見ずにフォン・ブラウン号だけに
のめり込むことができたし、ハキムにも躊躇せずに引き金を引いた。

だけど海に溺れたこの時になって初めて、
真っ暗で何もない、たった一人ということがどれほどの孤独かを
身を持って体験するわけです。
ここでやっとちっぽけな自分は宇宙の一部であること、
人はみんな螺旋のようにつながっていることに気づきます。

タナベや仲間に助けられるようにして海から這い上がったハチマキは
偶然、車椅子のタナベ本人に再会。
酸素欠乏症に陥り、神経が麻痺して半身不随になってしまったタナベは、
手術のために髪も切り、今はベリーショートに。
結局タナベはクレアの酸素ボンベに手を出さずに済んだということですが、
それでも自分が生き残るために彼女の信条の「愛」とは正反対の行動を
考えたことには違いなく。
彼女の葛藤の結果が何も書けなかった遺言状なんでしょうね。
(遺言状のエピソードは観ていないので詳しくはわかりませんが)

苦しんだ末に初めて「愛」を理解したハチマキと、
理想の「愛」とはかけ離れた自分に苦しんだタナベ。
惑い人の二人がようやく本当の意味でわかりあえた最後の場面は
胸に来ました。
タナベちゃん、よかったね。

                  ***

とはいうものの、総合的に見ると今回ご都合主義を感じることが
多かったのが残念。
最後のタナベとハチマキのやりとりに行き着くまで
うまくまとまっていたとはいえ、「偶然」のエピソードが多かったのは
ちょっと辟易しました。

何はともあれ、プラネテスもあと1回。
次回予告ではどんな風に終わるのかも想像できませんが、期待しています!
[エンタメ]アニメ・漫画 | 22:47:33 | コメント(0) | ▲TOP
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プラネテスとはギリシア語で惑う人と言う意味。つまり今回のサブタイトルは実は「プラネテス」そのものである。 また同時に、それはここまで惑い続けた「惑い人」ハチマキ 2005-01-22 Sat 00:00:50 | かい ものろぐ

なんとも複雑な気持ちです。正直今回に関しては微妙…というか、はっきり言えば失望した部分が大きいんですが、ただそれだけというわけでもなく、ハチマキの心の問題やタナベとのことについて一応は決着がなされたということで、ほっとしている部分もあるというか。前回ベタ. 2005-01-24 Mon 23:05:07 | 極私的アニメ雑抄

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