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ワイルドテンマさん
MONSTER読み終えました。
↓↓↓以下は漫画全巻のネタバレなので、アニメのみの方はご注意を。
ちなみに「もう一つのMONSTER」は読んでいません。






******************************





最後のページをめくったあと、つい声を荒げてしまったのは
私だけじゃないはず。
頭の中がぽっかり空いてしまったような感覚に陥り、
その後はとにかくあの最後の章を自分なりにのみ込もうと
何度も読み返しました。


あの最後の章タイトルが『本当の怪物』であることから、
MONSTERはヨハンではなく双子の母親……「あの選択を
した時の母親」なんでしょうね。
あれをきっかけにしてヨハンの中に大きな闇が生まれてしまった。

子供にとって絶対的存在で二人を守ってくれるはずの母に
「選択」され、そのまま独り取り残されたヨハン。
3匹のカエルの近所の住人の証言から、アンナ(ニナ)と
母親は一緒に(目的地は違うようですが)連れて行かれ
たとみていいでしょう。

その後は誰もいない部屋の中、アンナが帰ってくるまでの
間(一体どれくらいの期間だったのか)、
彼はずっと自問自答していたんでしょう……
「なまえのないかいぶつ」を読みながら。

皮肉にも、実験の首謀者だったフランツ・ボナパルタの
思惑の外で(彼はもう怪物を作り出そうとは思っていないのに)
ヨハンが悪魔に取り付かれていったという所が悲しいですね。



真実を知ったヨハンが完全な自殺を始めるルーエンハイム。
ヨハンはテンマに「あなたには終わりの風景が見える」と言います。
これは「見える」と断定しているのではなくて、
「僕が見てきた絶望を、親同然のDr.テンマにも共有してほしい」
という悲痛なメッセージなのではないかと思いました。
自分のこの孤独をテンマだけが理解できるんだと。

指を額に当てて自分を殺してとテンマを促すヨハンは、
始めは普段のような落ち着いた冷たい表情だったけれど、
ヴィムに銃を突きつけると目を見開き、必死に何かを訴えている
ようでした。
そして、別の男に撃たれたヨハンをテンマはもう一度救うのです。
自分の信じるままに。


最後の章。
双子の母親に会ってきたこと、双子には名前があったことを
テンマは眠り続けるヨハンに告げる。

突然目を覚ましたヨハンが、フランツ・ボナパルタやチャペックらが
3匹のカエルに押しかけてきたあの時に起きた、恐るべき選択を
テンマに問い掛ける。

そしてテンマの白昼夢だったかのように、また眠り続けるヨハン。
まるで何もなかったかのようにテンマが病室を出ると、
最後のページ、シーツに皺をつけたまま誰もいない
ベッドが映る。


この辺りのシーン、あえて分かりにくく描いているんでしょうね。
ただ分かることは、ヨハンがベッドの跡をそのまま残して消えて
いること、つまりもう悪魔のような存在(byルンゲ警部)では
ないということです。

テンマに再び救われたことから彼は変わることができたんでしょう。

たぶん行き先は母親のもとでしょうね。
自分の本当の名前を知るために。



……と、私はこんな感想を持ちましたが、説明不足の感が
否めない作品なので、読んだ人によってずいぶん変わると思います。
最後の終え方もそうですが、全編にわたる伏線を消化していないので、
読者を突き放していますよね。

たとえば、アイスラー記念病院の院長殺害事件、あれはどうやって
殺したんでしょう? 実はこれが一番の謎です。
他にもルーエンハイムでニナが思い出した言葉のやりとりの
意味とか…。


色々と謎を残したMONSTERだけれど、読んでいる時のドキドキ感
は漫画では久しぶりでした。
テンマをはじめとして多くのキャラクターに過去があり、
葛藤していく姿に惹き込まれました。
主役級はもちろん、脇役まで魅力的で、赤ん坊やロベルトなどの
悪役でさえも悲しいと思えるところはこの作者の良さなんでしょうね。


■関連記事
時系列順にヨハンを考察してみる その1(誕生~Dr.テンマとの出会い)
『MONSTER』と絵本について考察してみる
MONSTER 第73話「終わりの風景」
MONSTER 最終話「本当の怪物」 その1
MONSTER 最終話「本当の怪物」 その2
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